2004年4月13日
大龍●保安宮(前編)

 医療と長寿の神様を祀る保安宮は、1742年の創建。この度、約80年ぶりの大規模修繕工事を終え、ぴかぴかの姿を披露しています。しかもこの工事がユネスコから表彰されるという嬉しい出来事も。今週末からはじまるお祭りは、例年以上に盛り上がりそうです。

 台北市の北部、孔子廟に隣接する保安宮は、観光客にとっての知名度はそれなりなものの、地元の人のハートをがっちりつかんで離さないお寺です。その理由は、ご本尊が「保生大帝」という医療と長寿をつかさどる神様だから。いくらお金を持っていても、いくら素敵なダーリンがいても、病気に苦しんでいるんじゃ意味が無い、と、健康を求める善男善女が捧げる、線香の煙が絶えることはありません。毎年春に開催されるお祭りでは、奉納された巨大な豚の開きや、地平線まで続くお供え物に度肝を抜かれることでしょう(詳しくは「熱門特集:保安宮のお祭り」をご参照ください

 さて、保安宮では毎年旧暦3月15日から、保生大帝の誕生日をお祝いする大規模な祭典を開催するのですが、今年は一味違います。1995年より行われた大規模修復工事が、2003年のユネスコ亜太文化財保護賞を受賞したことを祝い、お誕生祝いも含めて「保生文化祭 BaoSheng Cultural festival 2004」を開催することになったのです。亜太文化財保護賞は現代科学と伝統的な手法をバランスよく組み合わせ、できるだけオリジナルの部分を損なわないよう歴史的な建築を修復したことを称える賞で、9カ国、22プロジェクトの中から、見事、受賞に至ったそうですよ。

 「保生文化祭」は例年のお祭り比べ、より台湾の民族文化をPRする内容になるとのことで、台湾オペラ、人形劇、民俗音楽のコンサートをはじめ、獅子舞による花火打ち上げ、神輿をかついだ男衆による火渡りなど、プログラムを見ただけで、わくわくしてくるイベントが目白押しです。また、医療や薬草の神様を祀っていることにちなみ、漢方薬に関するクイズ大会も開催されるとのこと。我こそは、と思う方はぜひ参加してみてくださいね。

 「保生文化祭」は4月17日から6月19日まで。5月2日には獅子舞による花火打ち上げ、3日には火渡りが開催されますので、ゴールデンウィークに台北旅行を計画されている方は、予定にいれてみては?

 え、お祭りの前に、保安宮についてもっと知りたい?それはまた明日・・・

【大龍●保安宮】
住所:台北市哈密街61號
電話:(02)2595-1676
交通:MRT圓山駅より徒歩約5分
HP:http://www.paoan.org.tw/
大龍●保安宮(後編)

※…●は山へんに同


[バックナンバー]