2004年3月31日
黒松世界

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 アメリカを代表するドリンクと言えばコカコーラ!では台湾を代表するドリンクといえば?その名は黒松沙士!台湾人の心の友とも呼べるそのドリンクを世に送り出した黒松公司の博物館をご紹介します。

 まずは黒松沙士を知らない人のためにちょっとご紹介。この台湾だけでなくアジアの他の国でも愛飲されているドリンク黒松沙士は、通称台湾のコーラと呼ばれています。確かに黒い炭酸飲料で見かけはコーラそのものなのですが、原料の一つに漢方も使用されているとかでその味はなんともユニーク・・・。ちょっとクセがありますが、飲むたびにどんどん虜になってしまうような味わいで、1950年の発売以来、皆の心をがっちり掴んで放さない国民的アイドルなドリンクなのです。食品のノーベル賞とも言われるモンドセレクションだって受賞済み。日本では販売されていませんが、その味の虜になったファン達によるファンサイトだってあるのです。

 さて、そんなドリンクを世に送り出した黒松公司とはどんな会社なのでしょう。黒松公司は日本統治時代の1925年に瓶ラムネを製造する会社「進馨商會」としてスタートしました。その後「黒松汽水(黒松ソーダ)」を初めとするソーダ類の販売で業績を伸ばし、1936年には「黒松」という商標を取得。1950年には黒松沙士が誕生。その後炭酸飲料だけでなくコーヒーや豆乳など数多くの商品を手がけるようになります。そんな黒松の歴史に触れることができるのが黒松世界。

 微風廣場2階にある黒松世界の館内に足を踏み入れると、まずは黒松の創立以来の歴史がタイムトンネルを模した形で紹介されています。館内中心部に抜けるとそこには黒松沙士が生れた50年代の台湾のレトロな町並みが見事に再現されています。雑貨店にに映画館、軽食堂やレコード屋など随所に黒松の看板や瓶が密かに配置されていて、台湾の日常にしっかりと密着したドリンクだということが分かるようになっています。館内には歴代の炭酸飲料の瓶や、黒松グッズ、製造に使用する道具などが展示してあるほか炭酸飲料には欠かせないアイドルが爽やかにPRする黒松飲料のポスターもありました。休憩所には黒松の全商品が購入できる自動販売機がセッティングしてあり、通常お店ではあまり見かけない黒松可樂(黒松コーラ)もありましたよ。(味は普通のコーラでした)

 台湾の人に愛飲されているドリンク黒松沙士、その魅力を知りたいと思ったらぜひこの黒松世界を訪れてみてくださいね!

※2011年9月14日にリニューアルオープンしました。

【黒松世界】
住所:台北市復興南路一段39號 微風廣場2F
電話:(02)2752-5589
開放時間:火〜日(11:00-20:00)
休館日:毎週月曜、旧正月の大晦日と元旦
入場料:無料
HP:http://www.heysong.com.tw/
交通:MRT忠孝復興駅から徒歩約7分


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