2004年3月30日
高雄 金華火腿行
 金華ハム(金華火腿)をご存知ですか?中華料理のベースとなる上湯(一番だし)の原料となる高級食材で、世界三大ハムの一つとも。この製造直売店を高雄で発見!店頭にずらりと並ぶ肉塊に、思わずよだれが・・。

 先ずはお断りを・・。フランスはシャンパーヌ地方で作られた発砲酒だけを「シャンパン」と呼ぶように、金華ハムも本来は中国浙江省の金華地方で生産されたハムを指すのです。つまり高雄で生産されたハムは「高雄ハム」・・かどうかはともあれ、厳密には「金華火腿」ではないのですが、まぁそこはお目こぼしをば・・。

 さて、この金華ハム屋さんがあるのは、高雄市西部の鹽●区。鹽●は戦前からの繁華街で、舶来モノを扱う堀江市場や、宝石専門店が集まったストリートがあるなど、こだわりの専門店が多く掘り出し物が見つかる可能性も高いエリアなのです。そこを代表するお店の一つが、今回ご紹介する「金華火腿行」。店頭には所狭しと、まるでカーテンのごとく巨大なテニスラケット型の肉、熟成中のハムがぶらさがっている、実にインパクトのある店構えです。よーく見ると、先の方には黒いヒヅメも残っていたりもしますが、ここでびびってはいけません!これぞ、本物の豚をそのまま加工しているんですよ、という品質保証の印なのです。

 このお店が開店したのは戦後まもなくのこと。当時の台湾では珍しい金華ハムや、広東式ソーセージ、白パンに挟むと絶品の蜜汁ハム、鴨や魚の干物を求めて、お客さんが途切れることがなかったのだとか。現在でも有名レストランなどに、自慢のハムを納めているそうですよ。ハムを焼いているのでしょうか、店の奥からは香ばしい匂いが漂ってきて、店頭で立ち止まらずにはいられません。金華ハムのお値段は、羊羹ほどの固まり300元ほど。これを薄くスライスして、キャベツやジャガイモ、そしてトウガラシと炒めると、上品な脂の甘みがダイレクトに味わえ、これだけでご飯3杯はいける!なのですが、残念ながら検疫の関係上、日本への持ち込みはできません。そこでオススメしたいのが、薄切りで真空パックになったハムのセット。これなら旅行中のお酒のお供にピッタリです。

 金華ハムをつまみに、台湾ビールをかたむけながら、愛河の夜景を楽しむ。こんな高雄の夜の過ごし方はいかがでしょう?

※…●は土へんに呈

【高雄 金華火腿行】
住所:高雄市鹽●区七賢三路118號
電話:(07)551-5497


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