2004年3月29日
深坑老街
 老街とは昔ながらの古い町並みのこと。台湾には各地に老街が点在していますが、ここ深坑は小さいながらもグルメに人気の街。レトロ建築好きのみならずグルメにも人気?それは深坑名物、絶品豆腐料理の数々のおかげなのです。

 深坑は台北からMRTとバスを乗り継いで約1時間半ほどのところにある小さな谷あいの町。その昔清の時代にはお茶の街として賑わい、約200メートルほどの通りには数十軒のお茶屋が軒を連ねたといわれています。戦後お茶の街としては廃れたものの、豆腐料理のバラエティーの豊かさと、豆腐そのものの美味しさのおかげで一躍豆腐の街として復活。なんでも深坑の廟口店の王さんが豆腐の製造方法を改良してから深坑の豆腐は美味しい!と評判になったのだそう。それまで豆腐作る際に使用していた石膏をにがりに変えたのが秘訣だとか。

 深坑老街の入り口には町のシンボルとなっている大きな大木が枝葉を広げてお出迎え。ここから先には台湾各地からグルメを惹きつけてやまない豆腐料理のお店、また豆腐以外の深坑名物であるチマキ、客家餅のお店、昔ながらの駄菓子屋さんが立ち並び、懐かしくもほのぼのとした老街の雰囲気が満喫できます。ほのかに漂う大豆の香りに包まれながら歩いていると、店先に紅いスープの鍋で煮込まれている豆腐がありました。むお!臭っ!臭豆腐の激辛版、麻辣臭豆腐です。実際に食べてみるとピリ辛スープのおかげで?!あまりにおいは気になりませんでした。むしろ辛いもの好きの私には、ちょっとクセのあるこの麻辣臭豆腐はお気に入りにインプットされちゃったほど。臭豆腐も食べてみるとそんなに臭いは気にならず、台湾風キムチと一緒に食べるとなかなかいけます。

 臭いのも辛いのも苦手!な人も大丈夫。なんたって豆腐の街です。臭豆腐、麻辣臭豆腐のほかにも黒豆から作った黒豆腐、醤油とごま油それと砂糖のしっかりした味付けがうまい紅焼豆腐、具沢山の豆腐スープの豆腐羮、揚げ豆腐・・・とありとあらゆる豆腐料理が揃っています。なかでも紅焼豆腐はどこのお店にもあって深坑の豆腐店の看板メニューのよう。臭豆腐が苦手な人でもこれなら大丈夫なので、ぜひ一度食べてみるべし。

 豆腐料理を満喫したら、素朴な味わいの客家餅をデザートにどうぞ。昔懐かしい駄菓子屋で棒付きアイスを食べるのもいいかも。お土産にモチモチの具沢山チマキをゲットすれば完璧なグルメの旅のできあがり!台北からちょっとした小旅行感覚で行ける深坑。あなたもグルメな旅を楽しんでみませんか?

【深坑老街】
場所:台北県深坑郷深坑街
交通:MRT木柵駅で下車して台北客運バス16番(木柵―平渓線)に乗り深坑にて下車。


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