2004年3月24日
台北市茶業鉄観音包種茶研発推廣中心

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 台北の南、木柵エリアは鉄観音茶の名産地として有名。その地に中国茶の研究と普及を目的に建設されたのが、こちらの通称「茶業研発推廣中心」です。館内には茶畑や、茶芸教室もあり、お茶好きには見逃せないスポットです。

 台北駅から車で1時間ほどの場所にある木柵ですが、ここが台湾における中国茶の発祥地だとは意外と知られていません。かつて中国大陸から移民してきた人々が、先ずは台北近くのこの地でお茶の栽培をはじめ、その後に各地へ広がって行ったのだそう。つまり、中国茶好きの皆さんは茶芸館や販売店に行く前に、聖地とも言える木柵で「ここが中国茶のふるさと・・・」と思いをはせるのがお茶に対する礼儀・・・なのかもしれません!?

 それはともあれ、この「茶業研発推廣中心」は、博物館としてもなかなか楽しいスポットです。山の中に開けた広い敷地は、屋内展示エリア、屋外展示エリア、茶芸教室エリアに大きく分けられています。屋内展示エリアでは名産の木柵鉄観音、文山包種茶を中心に、中国茶の歴史や製造方法、美味しい淹れ方や保存方法などが、実際に使用されている器具などを使い、わかりやすく説明されています。

 屋外展示エリアには、茶畑や自然生態観測用の池などを通じ、美味しい中国茶が栽培される条件についてお勉強。そして茶芸教室エリアでは、経験豊かな講師陣がじっくりと中国茶の美味しくて優雅な入れ方を教えてくれます。茶芸教室は基本的には週末、祝祭日のみの開催ですが、グループで事前に申し込めば特別に開催してくれるそうですよ。また、夏に開催される「中国茶を作ってみよう」講座では、摘まれたばかりの新鮮な茶葉を、実際に自分の手で製茶できると大人気。本来なら南投や阿里山のような、台湾中部の山まで行かないと体験できない製茶を台北で楽しめるなんて、ちょっと魅力的じゃありませんか?

 中国茶について詳しく知りたい人は、分厚い解説書を読むよりも、先ずはこの「茶業研発推廣中心」を訪れてみませんか?きっと、お茶をよりおいしく、楽しく飲むことができるようになりますよ。

【台北市茶業鉄観音包種茶研発推廣中心】
住所:台北市文山区指南路三段40巷8-2號
電話:(02)2234-0568
開館時間:9:00〜17:00
休館日:月曜日、旧正月、三大節句
入場料金:無料
交通:MRT萬芳駅よりバス236、237、611、指1、指2、指3バスで政治大学バス停下車。小10路バスに乗り換えた後に、運転手さんに「茶業研発推廣中心」で降りることを伝えてください。


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