2004年3月18日
板橋 林家花園(林本源園邸)

 名前を聞くと、どこかのお花畑?と思われるかもしれませんが、ここ林家花園はただの庭園でなく、れっきとした清の時代の大富豪が建てた歴史ある豪邸なのです。二級古跡にも指定されているという林家花園、さっそくお宅拝見と参りましょう。

 台北市内より車で約20分ほど。その豪邸は、今年「2004台湾ランタン・フェスティバル」が開催された板橋市にあり、観光スポットとしても有名です。清の乾隆49年(1784年)に中国大陸は福建●州から移民してきた林一族は、台湾で事業を成功させ巨大な富を築きあげました。2代目の1847年には板橋に豪邸が建てられ、3代目の1893年にはその豪邸の傍らに庭園が作られました。この庭園が現在の林家花園の前身です。計40年以上、銀50万両もの歳月と費用をかけて建設されたこの豪邸は、伝統的な中国建築美のエッセンスが各所に散りばめられていて、建物と庭園が一体となった美しさはまさにため息もの。

 6054坪にもおよぶ広大な敷地の中には隅々まで中国建築美を堪能できるポイントがいっぱい。書屋やお堂、楼や閣など敷地内の建築物は中国伝統の園林建築と呼ばれるスタイルで、華やかな造りの中にも文人的で雅な雰囲気が感じられるものばかり。外観の優雅さにこだわりのあるスタイルで、随所にたたずむ東屋も三角、四角、梅の花、八角とバリエーション豊か。石造りの壁に開けられた飾り窓も、蝶や花瓶の形をかたどっていたりと、すみずみまでの気配りが感じられます。また園林スタイルを構成する大事な要素が建築、庭山、池、庭木の組合せ。自然の雄大さと美しさを表す庭山と庭木、各所に作られている池とその水面に映し出される建築物の美しさ、この4つの要素が素晴らしく融合されています。

 細かな細工の施された彫刻が印象的な書屋やお堂、池にかかる中華風の橋や石造りの壁の飾り窓など昔の大富豪になったつもりで回廊を歩いてみると半日はたっぷりと楽しめてしまうこと間違いなし。記念写真を撮るスポットとしてもオススメですよ。

※●・・・はさんずいに章

【板橋 林家花園(林本源園邸)】
住所:台北縣板橋市西門街9號
電話:(02)2965-3061
開放時間:9:00〜17:00(チケット販売は16:00まで)
入場料:大人100元、子供・学生50元
定休日:清明節、旧正月(大晦日から1月2日まで)、毎年夏休み&冬休み前の15日間
HP:http://www.nocsh.tpc.edu.tw/LINFAMILY/
交通:三重客運9路、307、310番のバスに乗り「北門街」バス停にて下車。そこから徒歩約5分。


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