2004年2月16日
西洋情人節

 2月14日はヨーロッパ式のバレンタイン。台湾では旧暦7月7日の中華バレンタインと共に、年に2回のバレンタインがあるのです。そしてそれは、男性受難の日・・

 台湾では本来、旧暦7月7日がバレンタインデーでした。この日付でおわかりのように、七夕の織姫、彦星伝説にちなみ、カップルで美しい星空を眺めながら、愛をささやきあうのが基本…だったのは、昔のことで、今はもう、ブランド品のプレゼントやフランス料理の特別ディナー、高級ホテルで一泊などなど日本と同じ。しかも最近は日本や欧米の影響を受け、2月14日を「西洋情人節(=バレンタイン)」としてお祝いしよう!と、デパートやマスコミがあおった結果、ここ数年ですっかり定着してしまいました。

 これで涙を呑んだのが男性諸君。カップルの男性から女性にプレゼントを贈るのが台湾式で、女性が男性に愛を告白・・という習慣はありません。しかも基本は巨大な花束や高級アクセサリーで、最低2,000元は使って欲しいところ。日本円に換算すると6,500円ほどですが、物価水準から換算すると、2万強と言ったところ。これが年に2回。しかもホワイトデーのような習慣は無いため、女性からのお返しは期待できません。男性はひたすら、貢ぐのみ…。ちなみに新聞報道によると、今年のバレンタインプレゼントの平均予算は4314元(約14,000円)だそう。

 さて、それだけお金をかけるだけあり、人気プレゼントの花束はなかなかビューティフル。深紅のバラや大輪のユリを素敵にラッピング。リクエストに応じて、お花にゴールドパウダーを散らしたり、小さなテディベアやハート型のチョコレートをさしたりして、両手では抱えきれないほどのボリュームです。

 この花束をオフィスで働く彼女の元へ、届けてもらうのも台湾の流儀。女性達は届いた花束の豪華さを競い合い、自分がいかに彼から愛されているかを自慢しあうのだとか。女のプライドがかかっているわけですから、彼氏も花束代をケチるなんてもってのほか。隣の席の○○小姐に負けたじゃない!と責められることもあるそうで、かくして男性の身も心も財布も細くなるのが、2月14日という日なのです。


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