2004年1月16日
松山機場

 国内旅行の空の玄関といえば、台北の松山機場(飛行場)。台北市内にありビジネス街から車で10分程度という便利な立地に加え、1日のフライト数は150を越えるという、ほとんど列車か長距離バス並のスケジュール。まさに列車感覚で、気軽に利用できる国内空港です。

 松山機場の前身は、日本の空軍基地。戦後は国際空港としても使用され、ここから東京、香港、バンコク、そして中国大陸の福建省や、上海へ国際便が飛んでいたそう。1979年に桃園市に台湾桃園國際機場(旧名:中正國際機場)がオープンすると、国際線はそちらに移管され、松山機場は国内便専用の飛行場として使われるようになりました。

 台湾といえば、大きさは九州を小ぶりにした程度なのですが、空港の数はなんと12箇所。台北の松山機場にはじまり、高雄、台中、台南、花蓮といった大都市から、嘉義、屏東、恆春といったローカル都市。馬公、金門の離れ島、そして南竿、北竿という・・台湾の人でも、どこだっけ?そこ?と頭をひねるようなマイナーな街までしっかりカバーする、充実したフライト網は旅行者にとっても魅力的。九州の空港が福岡、長崎、宮崎、熊本、鹿児島の5箇所であることを考えると、台湾の空港の多さがご理解いただけるでしょうか?(ちなみに前述の南竿、北竿空港は、馬祖列島の小島にありました)。

 恆春空港は先日、2004年の1月10日にオープンしたばかり。台湾リゾートのメッカ、墾丁に隣接しており、高雄からでも車で数時間の距離にある墾丁に、全国からの直行便で、気軽に行けるようになると注目を集めています。

 このように、前途洋洋な未来が広がっているような台湾国内線事情ですが、強力な敵が近々、出現します。それは、新幹線!日本の技術を導入し、台北から高雄までを約1時間半で結ぶ新幹線が、台湾高速鉄道という名で2005年に開業予定なのです。そうなると、一番のドル箱である台北−高雄便の旅客争奪戦が勃発すること必至で、なんとか新幹線への流出を引きとめようと、松山空港も各所をリニューアル中。また数年中にはMRTが空港まで延長されるとのこと。台湾国内の旅が、ますます便利になりそうな予感です。

【松山機場】
住所:台北市敦化北路340之9號
電話:(02)8770-3456
営業時間:5:30-23:00
HP:http://www.tsa.gov.tw/


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