2004年1月7日
淡水・環河道路

 淡水駅でMRTを降りたら、まず足を向けたいのがこのストリート。「環河道路」なんていういかめしい名前とは裏腹に、カフェや雑貨店、屋台や猫スポット、船着場にコンサート会場とさまざまな顔を持つ、河岸のおしゃれな散歩道なのです。

 淡水駅のプラットフォームに降り立つと、台北市内とは空気が違うことに気づくでしょう。台湾海峡からの海風、陽明山を走り降りる風の通り道である淡水の空気は、大都会台北から電車でわずか30分ということが信じられないぐらいのすがすがしさ。その清涼な空気や、淡水河の広々とした眺めを求めて、週末の淡水は大賑わいです。

 レトロな町並みの老街、17世紀にスペイン人が建設した紅毛城、にぎやかな英専路夜市、シーフードが楽しめる漁人埠頭や、李登輝元総統も顔を見せるという淡水ゴルフ場など、みどころ満載の淡水ですが、先ず歩いてみたいのが河沿いの「環河道路」です。台湾ではまだ珍しい歩行者専用道路で、車やバイクを気にする必要が無くゆっくり散歩が楽しめると、地元の人にも大好評。似顔絵描きや大道芸人のパフォーマンスも楽しめます。

 淡水河を左手に、ゆったりと広がる河口を眺めながら歩くと、夏でも涼しい風が、さっと頬をなぜていきます。白い石畳が日の光に輝き、気分はちょっとヨーロッパ。淡水が「台湾のヴェニス」と呼ばれていることが納得できるでしょう。だけど屋台の焼きイカや、肉まんの香りがあなたの鼻をくすぐって、台湾に引き戻してくれるはず。

 対岸の八里や、漁人埠頭行きの船着場を越えると、道は次第にその幅を狭め、うっそうとした木々が影を落とします。その木の下は知る人ぞ知る猫スポット。淡水河に糸をたれる釣り人からのおすそ分けを待つ猫たちが、のんびりと河を眺めています。

 またちょっとしたカフェ街にもなっており、河を見下ろすテラスを備えたカフェはいずれも魅力的。どのお店でコーヒーを飲もうかと、楽しく悩むこともできますよ。河口に沈む夕陽が有名な淡水ですが、日没のちょっと早めに到着して、ぜひ河岸を散歩してみてくださいね。

【淡水・環河道路】
住所:台北県淡水環河道路
行き方:MRT淡水駅下車すぐ


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