2004年1月6日
萬年商業大樓

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 西門町といえば、映画館のひしめくエンターテイメントとショッピングの街。昔から繁華街として発展してきた独特のレトロ感に、最先端のトレンドを生み出す若者達の今の文化が融合してなんとも摩訶不思議な空間を堪能できます。この萬年商業大樓もその一つ。

 昔から西門町の顔として知られてきたデパート?「萬年商業大樓」は、その外観からも昔風のデパート!といった風格が感じられます。大きなネオンの看板が印象的なビルの内部に足を踏み入れると、そこにはもう今の新しい台北のショッピングモールにはなくなってしまった、混沌とした世界が広がっています。百貨店エリアとなっている1階〜4階の「百貨城」には、小さなテナントがまるで夜市の屋台のようにびっしりとひしめきあっています。しかも、そのテナントの種類が各階、いや隣のテナントともてんでバラバラ。日本から輸入したストリート系のファッションテナントのお向かいに、台湾おばちゃんご用達の玉や翡翠のアクセサリーのテナント、そしてその隣にはモデルガンがずらりと並ぶミリタリー系テナント。このバラバラ具合がきっとこの混沌とした世界を作り出している要素なのですね。

 1階は化粧品や香水、アクセサリーなどのテナントである程度統一されていたのですが、このビル、上の階になるごとにそのバラバラ要素、マニア度がさらにパワーアップ。フィギュア各種を取り扱うテナントに、鉄道模型専門のテナント、輸入物の日本雑誌のテナント、プチ変身写真館まであって、楽しさ倍増です。

 さて、この萬年商業大樓では、台北ではあまり見かけないものにもお目にかかれます。それは、6階のローラースケート場「金萬年氷宮」です。10年くらい前にはアイススケート場も併設されていたそうですよ。暗闇に色とりどりのライトがちょっとあやしい、それでいて懐かしさのただよう、昔ながらの繁華街の遊び場といった雰囲気が味わえます。ちなみに料金は、平日1時間90元から。また7階にはビリヤード場が、8〜9階には一昔前に台湾で流行ったMTVがあります。

 昔の台湾のデパートが持つ、ちょっと懐かしく、そして独特の混沌とした雰囲気を味わってみたい方は、ぜひ一度萬年商業大樓に足を運んでみてください。

【萬年商業大樓】
住所:台北市西寧南路70號
営業時間:(百貨城)午前11時〜午後9時半、月のみ:午後2時〜午後9時半
交通:MRT西門町より徒歩5分


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