2003年12月19日
烏來 トロッコ列車と烏來瀑布

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 台北駅からバスでわずか1時間半ほどの場所にある烏來。台湾先住民族のひとつであるタイヤル族の村があり、原住民文化に触れられる場所として、また温泉の街としても有名です。そんなのどかな観光地に、スリリングな乗り物があることをご存知ですか?

 烏來風景特定区に入り、南勢渓にかかる橋を渡るとすぐに目に入るのが、素朴なデザインがレトロな雰囲気を醸し出すトロッコ列車。大人が2人横に並んで坐ると、もういっぱいいっぱいのコンパクトな車両が3台牽引されています。その遊園地の乗り物を彷彿とさせる、可愛らしい見かけにだまされてはいけません。

 このトロッコ列車、ふもとの烏來駅から瀑布站までの約2.5キロを結ぶ路線を、約10分ほどかけて走るのですが、横を歩いて行くほうが速いくらいの速度で、見ている分にはとってものどかな乗りごこちに思えます。ところがどっこい!実際に乗ってみると、ガタゴトガタゴトと豪快な揺れが全身をおそい、まるでちょっとしたローラーコースターのよう。しかも、カーブ時にはスピードを落とすことなくそのまま突っ走る豪快な運転なので、ギシギシと軋む音がよりいっそうスリリングさに拍車をかけます。一車両に4人乗れるようになっていますが、なにせとってもコンパクトな座席。体格のよい人は2人並んで座るのはちょっとツライかも。

 さて、この見かけによらず力強いトロッコ列車、もとは材木運搬に使用されていた軌道を観光用に再利用したもの。昔は台車を人が押していたそうですが、いまではエンジン搭載のガソリンで動く力強い列車に様変わり。道理で力強いはずです。

 ガタゴトとスリリングな短い列車の旅の終わりには、台湾最大級の滝、「烏來瀑布(別名:白糸の滝)」が待っています。約80メートルの高さから白くほっそりと3段にたれてくる滝はとっても優雅。一見の価値ありです。桜の季節になると台湾独特の濃いピンクの桜とのコントラストがまた格別ですよ。

【烏來 トロッコ列車と烏來瀑布】
場所:台北県(現新北市)烏來郷烏來村
交通:台北駅前より「烏來」行きの新店客運バスに乗り最終バス停「烏來」で下車。所要時間約1時間半。
トロッコ列車料金:50元(片道)
※トロッコ列車は烏來風景特定区内にあるため、別途入山料50元が必要です。


[バックナンバー]