2003年11月27日
三玉宮

 台湾でよく見かけるもの。それは、屋台とコンビニと廟!といっても過言ではありません。アメリカンスクールと日本人学校があることから、インターナショナルな高級住宅地として知られている天母エリアにだって例外なく廟があります。

 今回やってきたのは、中山北路6段と天母東西路の交差する一帯、通称天母ショッピングエリアのど真中にある「三玉宮」。コンパクトな廟ながら、龍や鳳凰の極彩色の彫刻がぎっしりとほどこされていて、オリエンタルムード満載です。天母に引っ越してきた外国人は、一度はこの廟の前で記念写真を撮るのだとか。

 さてこの三玉宮、もともとは清の乾隆年間(1736-1795)に、土地の神様として祭られた福コ正神の小さな祠が始まりです。その後、日本統治時代に祀られた「天上聖母(媽祖)」が霊験あらたかな神として評判になり、多くの信者が詰めかけました。そして「天上聖母」の最初と最後の一文字をとって天母西路、天母東路という道の名前がつけられたほどでした。戦後は、反日感情も手伝って一時期廃れていた廟ですが、1947年には地元の有志達により、豪華絢爛な廟が建てられ、観音や七仙真祖(7人の神様)も一緒に祀られるようになりました。

 台湾の廟にはありがちなのですが、この三玉宮の廟内にも神様がたくさん鎮座していらっしゃり、とても賑やか。廟の真中に祀られていたのは、赤鬼!と思いきや、五穀先帝でした。その右側には、7人の神様達が押し合いへし合い並んでいらっしゃいます。廟の細かい細工同様、神様の数も盛りだくさんで、見ているだけで楽しめてしまいます。ただ、一番初めから祀られている土地の神様「福コ正神」が一番端っこに位置してるのは、どうしたものかとも思いますが、そこは台湾の神様。おおらかで気にしないのかもしれませんね。

 みなさんも、天母ショッピングエリアでお買い物のついでに、この賑やかで豪華絢爛な廟を覗いてみてはいかがですか?

【三玉宮】
住所:台北市天母東路6號
開門時間:午前10時〜午後9時
交通:バス224、279、285、606、645、646番に乗り三玉宮バス停にて下車。


[バックナンバー]