2003年10月21日 埔里 中台禪寺

 森の向こうにそびえるのは、どこかの秘密基地?いえいえ、由緒正しい禅寺なのです。しかし今にも中から巨大ロボが・・・

 なんてことを書いたら、叱られてしまいそうですが、こちらは埔里の「中台禪寺」。達磨大師を始祖とする禅宗のお寺で、2001年に竣工したばかり。200名を超える僧侶が、日々修行生活を営んでいるそうです。

 タイやチベットのお寺を連想させる本堂は高さ30m、幅16.5m、正面の巨大なガラス窓は枠組みを使用しない特別な手法を使っているそうです。
 仏教の歴史と精神が、現代的に解釈されたそのデザインは、モダンな中にも荘厳な雰囲気を漂わせており、その前に立つ人を無口に、神妙にさせるパワーを持つようです。それもそのはず、本殿から通路、塔へ昇る階段のデザインまでが、仏教の教えを象徴しているとのこと。境内を歩いているだけで、知らないうちに仏法を体感していることになるのですね。

 この中台禪寺は、台湾の建築雑誌が主宰する「2002年台湾建築賞」を受賞。その独創性が、国内外の専門家にも注目されています。しかし・・俗にまみれた身としては、どうも「秘密基地」だの、「屋根が開いて、巨大ロボが・・」なんて妄想が、頭をよぎるのを止めることができません。

 このお寺を設計した李祖原氏は、台湾最高の建築家と呼ばれるほどの、超一流の実力の持ち主。近々、完成予定の台北国際金融中心(台北101)ビルも氏の作品で、他にも台北の宏国ビルや、高雄の長谷世貿ビルなど・・作品集を見ると、あら、SFチックな作品が勢ぞろい。

 どうやら中台禪寺にセンスオブワンダーを感じるのは、あながち的外れではなかったようで、そういえば、いざという時に出動して助けに来てくれるのは、仏様も巨大ロボも同じだなぁ・・と不埒な考えにふけってしまうのでした。

【中台禪寺】
住所:南投縣埔里鎮中台路2號
TEL:049-293-0215
見学時間:午前8時半〜午後5時半まで
入場:無料
交通:台中から車で1時間半
HP: http://www.chungtai.org.tw/


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