2003年9月30日
台中 国立自然科学博物館・植物園

 ハイテク立国台湾を支えるには科学教育から、と設立された自然科学博物館。「中国科学館」や「熱帯植物園」など大人も楽しめる見どころ満載です。

 1981年に設立されたこの博物館は、台湾初の自然科学専門の博物館です。自然科学に関する展示を通じ、国民の科学への関心を刺激することにより、台湾における自然科学の長期的な発展に貢献すること。そして、台湾の自然標本および人類学の遺物の収集と研究を、博物館の2大目的としています。

 広い敷地内には 科学センター、生命科学館、中国科学館、地球環境館を中心に、シアター教室、熱帯植物園、各種庭園が配され、とても一日では周りきれないほどのボリューム。台湾政府の、科学教育にかける熱意が伝わってきます。

 この中で、特に日本人観光客が楽しめるのが「中国科学館」でしょう。中国の文化や歴史を科学的な側面から分析、解説してあり、中国医薬、薬草園の展示では、漢方薬や針灸の歴史や基礎知識を人形やイラストを使ってわかりやすく説明。漢方薬屋に行く前に、ぜひチェックしたいところ。

 また、中国の農業、科学技術に加え、古代文明や、中華民族の思想体系、人生観に関する展示も充実。中国の土木技術はヨーロッパの数百年先を進んでいたことや、中華民族が血縁関係を重視する理由など、思わず「へぇ〜」と声が出てしまうこと間違いなし。 「中国博士」を目指したい人は、先ずはこの「中国科学館」をチェックです。

 もう一つ、お薦めしたいのが熱帯植物園。一見、宇宙ステーション?と思ってしまいそうなクールな外見の温室は、建設途中、あれはいったいなんだ?と周囲住民の噂の的だったとか。

 高さ31メートル、直径56メートルの巨大温室は常に湿度が80〜90%に保たれ、南アマゾン川の周辺環境が再現されています。台湾でも山奥に入らないとお目にかかれないような、巨大な椰子の木やソテツ、パンの木、果物屋でおなじみのアボカド、ドリアン、高級家具の素材である紫檀などを間近で楽しむことができ、こちらも「へぇ〜、これがドリアンの木?」と驚きの声がでてしまうはず。

 温室周囲には、台湾の各地方ごとの植物を展示した庭園もあり、お散歩にもぴったりですよ。

【台中 國立自然科学博物館・植物園】
住所:台中市館前路一號 
電話:(04)2322-6940
開放時間:午前9時〜午後5時
休館日:月曜日
入館料:自然科学博物館:100元/熱帯植物園:20元(劇場などの施設は別料金)
交通:台中駅より車で約10分。
HP: http://www.nmns.edu.tw/


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