2003年9月9日
屏東県 東港

 マグロ!トロ!かに!えび!カラスミ!日本人の魚大好きDNAを刺激して止まない、ここは台湾最南端。屏東県は東港市場でございます。

 高雄市内より車を走らせること1時間弱。東港は人口5万人弱の小さな町。暑い昼間は外を歩く人も無く、眠ったような静かな町がここ数年、台湾中のグルメが詣でる聖地となったのです。

 四方を海で囲まれた台湾。漁業が盛んなわりには、日本ほど魚を食べることには熱心ではありません。中華民族にとってのご馳走はあくまでも「豚肉」。マグロやエビ、カニといった高級魚は、台湾で水揚げされた後にほとんどが日本へ輸出されていたそう。

 しかし、ライフスタイルの変化や日本食ブームを受け、台湾でもシーフードに注目が集まり始めました。そこで表舞台に飛び出したのが「マグロの町・東港」。フィリピン北部のバシー海峡から日本海を回遊するマグロが、ちょうど脂が乗った時期に東港沖にやってくるとのこと。文字通りとろ〜りとした新鮮なトロが、産地直送で食べられるとあり、東港は一気にその名を台湾中に広めました。

 東港に数ある魚市場の中で、一番人気なのが「華僑市場」。プロ用の卸市場なのですが、お昼以降は一般人の入場、買い物も大歓迎。「東港の三つの宝」と呼ばれる巨大な黒マグロが、桜海老が、カラスミが、見渡す限りに並ぶ風景はまさに壮観。お値段も、もちろんリーズナブルな産地価格。旅行者という身分を忘れて、ついつい買い物モードに入ってしまいます。

 しかし、ご安心ください!食在台湾。市場にはちゃーんとレストラン街が併設され、新鮮な魚介類をその場で調理。好みのシーフードを、存分に堪能することができるのです。ちょっとたじろいてしまうような、色鮮やかな熱帯魚ももちろん食用。

 東港で注文したいのは、先ずはトロの刺身。台湾のワサビは甘いので、こだわる方は日本から生ワサビを持ってくることをお勧め。もうひとつ、地元の人が必ず注文するのが「桜海老のかき揚げ」。直径30cm、高さ3cmはあろうかという巨大かき揚げを、甘酸っぱいソースにつけて口に入れると、エビの甘みと香ばしさにウットリすること間違いなし!ぜひお試しください。

 夏には「黒マグロ祭」も開催される、ここ東港。これからの発展が、ますます楽しみなエリアなのです。

【屏東県 東港】
住所:屏東県東港鎮
交通:高雄市内より車で1時間


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