2003年9月8日
國立台湾大学 正門と文学院

 古い建築物を見ていると心が落ち着くもの。歴史ある大学は、キャンパス内にもアンティーク?な建物がごろごろという、レトロ建築好きにはたまらない隠れたスポットです。

 そんな建築物を目当てに、台湾の大学の中では最も歴史の古い國立台湾大学へ。
 キャンパス内の建物の多くは、1928年に台北帝国大学として設立された当初からのもので、それらの帝国大学時代から残されている校舎は台北市政府により市定古跡に指定されています。そんなアンティーク建築物の宝庫の台湾大学ですが、なんと正門まで古跡に指定されているとか。

 さっそく正門へ。想像していたよりも、思いがけなく低くてこじんまりとした正門にちょっとあれれ?この正門は1931年に建造されたもので、建材は台湾産の褐色のレンガ◆哩岸石(◆は口に其の字:台北北投地区の良質の石)を使用してあり、台湾らしさをかもし出しているのだとか。門の中央にはレンガ造りの守衛室があり、左右両側の出入り口を監視できるようになっています。正門も守衛室も、こじんまりとしていますが要塞のような力強い形で、守衛室の上にはためく国旗がよりいっそう力強さに拍車をかけていました。そんな重厚な正門と守衛室ですが、部外者がふらふらとキャンパス内に入っても、バシバシ写真を撮っていても特におとがめはなく、なかなかオープン。さすがに車で入ってくる人へのチェックは行ってはいましたが、おおらかな台湾らしい警備です。

 両側に立ち並ぶ校舎を鑑賞しつつ、台湾大学名物の一つである椰子の並木道を歩いていると、レンガと石で造られたお洒落な洋館風の西洋建築物がありました。語学センターも併設している文学院です。エントランス前にあるちょっとしたロータリーといい、外観に施されたシンプルで繊細な石の装飾といい、昭和初期のインテリジェンスの香りが漂ってきそうな建物にうっとり・・・。きっとお手入れも万全にされて、大切に使用されているのね。と思っていると、自転車に乗ったおばさんがすいーっと文学院の中に消えて行きました。いくら暑くて、面倒だからって自転車のまま乗り入れなくても・・・。中に入ってみると、ホテルのロビー風の階段が美しく、左右にいかにもクラシックな造りの校舎風の廊下がのびていました。

 これからも、末永くこの美しい建築物を保存してもらいたいものです。みなさんもゆっくりと鑑賞してみてくださいね。

【國立台湾大学】
住所:台北市大安区羅斯福路4段1号
國立台湾大学HP:http://www.ntu.edu.tw/
國立台湾大学文学院
中国語センターHP:http://ccsun57.cc.ntu.edu.tw/%7Ecldcola/index.htm
交通:MRT公館駅で下車して3番出口を出ると台湾大学正門。


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