2003年9月1日 台北市児童交通博物館 乗り物編

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。

 8月25日に当コーナーでご紹介した台北市児童交通博物館。博物館の奥がちょっとした遊園地になっていることはすでに触れましたが、ここに鉄道界のチャンピオン、SLも展示してあったのです。

 博物館見学のあとに、ささ遊園地、遊園地♪と奥に足を進めた私の目を釘付けにしたのが、どーんと並んで鎮座するSLと路面電車でした。おお、児童交通博物館ならではの乗り物展示だ。展示してあるSLも黒のベースにシャープな赤のラインが美しく、チビッコだけでなく私の気持ちもわし掴みです。

 このSL、正式名称を「367号蒸気機関車」といい、1948年ベルギーのTUBIZE製。戦後製糖産業を行う台糖公司の専用線車両として活躍しました。といっても貨物だけではなく、旅客も載せており交通手段としても使用されていたそうです。この見るからに力強そうな車体に、サトウキビや乗客を満載して、自然の緑あふれる台湾を走っていたのですね。

 SLの隣に鎮座しているのが、見るからにヨーロッパ風の赤の路面電車。このちょっと丸みを帯びた可愛らしい感じの路面電車は、1959年にフィンランドのヘルシンキで作られたもの。フィンランドのソフトウェア会社が、2000年に台湾で開催された「國際資訊展Taipei Exp」に出展した際に持ってきたもので、展覧会のあとに台北市政府に寄付されたのだそうです。

 さきほどのSLには周りに柵が張り巡らされていて触ることも出来なかったのですが、こちらの路面電車はなんとカフェになっています。・・・というと大げさですが、近くのカフェスタンドでドリンクなどを購入した人のみ、このクーラーのついた路面電車の中で乗車気分を味わいながらお飲み物を楽しめますよというシステムです。喉も渇いていたし、クーラーの効いてる路面電車はとても魅力的だったのですが、この日は時間に余裕がなかったので断念。

 そのかわりと言ってはなんですが、このSLと路面電車からはちょっと離れたところにあるトロッコ列車を見に行きました。このトロッコ列車は「台糖五分車」と呼ばれ、名前からも分かる通り台糖公司の重要な運搬手段、交通手段として40年前くらいには台北あたりでも走っていたものだそうです。ちなみにこのトロッコ列車、週末だけ遊園地内を半周していて50ポイントで乗車できます。

【台北市児童交通博物館】
住所:台北市中正区汀州路3段2號
Tel:(02)2369-0001 Fax:(02)2365-3758
開放時間:平日(午前9時〜午後5時半)、週末、祝日:(午前9時〜午後6時半)
休館日:旧正月
入場料:100ポイントチケットNT$100、500ポイントチケットNT$450、1,000ポイントチケットNT$850
※ポイント製のチケットを購入し、各施設で必要なポイントを消費するシステムです。(例:交通教育館60ポイント、親子広場150ポイント、親子楽園の乗り物50ポイント)
交通:MRT台電大樓駅5番出口より徒歩5分。バス30、311、253番に乗り児童交通博物館バス停で下車。
HP:http://www.kidspark.com.tw


[バックナンバー]