2003年8月20日 昭和町文物市集

 古びた戦前の映画ポスターや、レコード、錆びついたキッチュな看板、朽ちかけた手押しの屋台など、ガラクタなんだかアンティークなんだか分からないような物が好きなあなたにお勧めのスポットがここ「昭和街文物市集」。

 外観は台湾でよく見受けられるビル型の生鮮市場。普通の市場と違うのはその1階に漂うレトロなムード。夕方に行ったせいか、薄暗い静かな住宅街にぼんやりと浮かぶシンプルな看板がますます古びた印象をかもし出します。暖かい色の電燈に照らし出された一昔前の雑貨店風のお店が、掘り出し物があるかも!という期待に拍車をかけます。

 建物の中に入るとコケッコケッとニワトリの声がします。ん?と思うまもなく目に飛び込んでくる檻の中のニワトリ君達。どうやら昼間の市場で売られている鶏肉予備軍のようです。彼らの安らかなる最後を祈りつつ、約10店舗ばかりあるお店へ。

 見ていておもしろいのが、結構日本の古い物があるということ。日本統治時代のあった台湾ならではですね。戦前の日本語教科書や、雑誌、小説、映画のポスターなどコレクターが見たら買わずにおれない物が見つかります。洋裁雑誌の付録の型紙にいたるまで丁寧にスクラップブックに入れられており、1枚1枚購入できるようになっています。昭和初期のレシピ本も見つけました。ちらりと内容を見てみると、チキンカレーの作り方が。どれどれ・・・。「まず鶏をゆで、毛をむしります。」・・・・・・時代を感じさせるレシピです。おもしろいので即購入。ちなみにお値段はわずか50元でした。

 またテレサテンの中国語版のレコードや、台湾のコカコーラといわれる「黒松」の販促用看板や限定品など台湾ならではの品揃えも豊富です。

 単なるガラクタか、宝物か、それは見る人次第です。あなたもここ「昭和町文物市集」で、あなただけの掘り出し物を探してみませんか?

【昭和町文物市集】
住所:台北市永康街60號
営業時間:午後2時〜午後10時
交通:MRT古亭駅から徒歩10分。バス3、15、18、74、235、237、254、278、295番に乗り師大一バス停で下車して徒歩5分。


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