2003年8月19日 国立台湾師範大学

 歴史の授業でもお馴染みの「教育勅語」。ここ台湾で今でも大事に保存されている場所があるのです。それが「国立台湾師範大学」。教職を目指す人が集まる大学です。

 和平東路に面した正門を入ってすぐ目に入るのがゴシック様式の要素を取り入れている「行政大樓」と、その前にたたずむ蒋介石の銅像です。国立台湾師範大学は、日本時代の高等学校の校舎を利用して設立されました。

 見るからに古い感じの漂う「行政大樓」ですが、実はこれは新しく立て直されたもので、昔のままの姿で残っているのは、正門を入って右手に見える「師範大學禮堂(礼拝堂)」のみ。1929年に高等学校の講堂として建築されたこの建物は、現在、台北市の市定古跡にも認定されています。取材に行ったこの日は夏休みで「禮堂」の中には入れなかったのですが、内部には、日本時代の教育勅語が保存されているそうですよ。

 歴史を感じさせる「禮堂」の横を通りぬけると、綺麗に整備された広々としたグラウンドが見えてきます。その手前には近代的な造りの天井の高い体育館があり、そのお向かいには台湾では数少ない屋内50メートルがあります。この設備の整ったプールは、学校関係者だけでなく一般の人にも開放されているのがうれしいところ。グラウンドの下が地下駐車場になっているので、通うのにも便利ということで多くの人に利用されています。一般の人が利用する場合にはもちろん料金が必要ですのであしからず。ちなみに料金は平日利用の5回チケットの場合、NT$1,000でした。

 夏休み期間中には子供向けに水泳教室や、卓球教室、バスケット、テニスなど、いろいろな教室が開講されていることもあり、取材に行った日には多くの子供連れの家族も見受けられアットホームな大学という印象を受けました。

【国立台湾師範大学】
住所:台北市和平東路1段162號
Tel:(02)2362-5105
HP:http://www.ntnu.edu.tw/
交通:MRT古亭駅より徒歩5分、またはバス3、15、18、74、235、237、254、278、907番、和平幹線に乗り師大バス停で下車。


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