2003年7月31日 紅樓劇場

 西門町といえば、若者でにぎわう流行の最先端エリアという印象を持つ人が多いはず。でも、ご存知ですか?西門町のメイン道路ともなっている成都路沿いに、レトロでアーティスティックな建物があることを。

 1階にはレストラン、特別展示エリア、ギフトショップ、2階にはオールドチャイナを彷彿とさせるホールを持つこの「紅樓劇場」は、2002年にユニークな芸術文化活動の場としてリニューアルオープンしました。

 日本人建築家、近藤十郎氏の手によりデザインされ1908年に誕生した「紅樓劇場」。建物は独特な八角形で、そのユニークな外観から当時は「八角堂」とも呼ばれました。公の市場として、劇場として、またときには映画館として「八角堂」はかつて大いに賑わいを見せたところでした。ですが、時代の変化と共に次第にさびれ、廃墟同然となっていきます。幸いなことに、政府が都市開発計画の中でこの埃に埋もれた宝石の存在に気付き、政府と民間の協力のもと「紅樓劇場」を文化継承の場として新しく蘇らせることになったのです。

 「紅樓劇場」をより楽しむには、古跡と茶館劇場の2つの角度から見てみるのはいかがでしょう。政府により3級古跡に指定されている「紅樓劇場」は、八角状のユニークな外観も特徴の一つですが、それ以外にも劇場内で使用されている赤レンガは一見の価値ありです。これらの赤レンガはすべて90数年前から現存するものだそうですよ。よく見ると壁には当時映画館の時に使用されたのか、等間隔に建築材の後が残っています。映画館時代に使用された放映器材は、今でも大切にエントランス部分に保存してあります。

 劇場としてだけでなく、今の「紅樓劇場」は茶館としてお茶を楽しみながら観劇できる場になっています。ここでは、中国茶やお茶菓子を楽しめるほか、お茶を使った料理もいただけます。レトロでしかも、熱帯魚の水槽が爽やかなインテリアの1階レストラン部分で、ゆったりとお茶を楽しむのもいいですね。現在、木〜土の夜、または週末の午後1時〜7時に限り2階のホール部分にて映画上映会や、音楽コンサートなどが行われています。これからも、より多くのイベントが予定されているとのこと、見逃せませんね!

【紅樓劇場】
住所:臺北市西門町成都路10號
電話:02-2311-9380
週末などの映画上映会、コンサートなどの入場料:500元(お茶1杯サービス)
開放時間:火〜金曜日(午後1時〜午後10時)/土日・祝日(午前10時〜午後10時)
休館日:毎週月曜日
交通:MRT西門町1番出口より徒歩1分。バス640、663、621、659、513、221、232、235、257、18番に乗り西門市場バス停で下車して徒歩2分。
HP:http://www.redplayhouse.com.tw

※紅樓劇場の詳細はこちら:
http://www.tabitabi-taipei.com/html/data/10167.html


[バックナンバー]