2003年7月22日 林語堂旧居

 台湾の文学好きの間では有名な、林語堂氏の旧居。ここを訪れれば、彼の作品を読みたくなること間違いなし。

 林語堂氏は1895年に生まれ、国際的に著名な英文学者としてだけでなく、台湾文学の師としてたくさんの文学書籍を世に送り出してきました。また辞書の作成にも力を入れ、独自の編纂による「林語堂當代漢英辭典」は、彼の傑作と名高い一冊です。

 林語堂旧居は1966年に林氏自らのデザインにより建設されました。白を巧みに取り入れたスペイン風のスタイルに東方の緻密な優雅さが加わり、訪れる人に林氏の美学と教養のある品の良さを感じさせます。展示区は、書斎、寝室、ダイニング、リビング、廊下、特別展示区に分けられています。室内は林語堂氏の生前のままに保存されており、参観していると、どこからともなく林氏の静かな息遣いが聞こえてくるようです。

 書物の山に取り巻かれた書斎は、生前林氏と友人達が集まり静かにお茶を飲み、語り合いながら過ごした部屋です。古めかしいソファ、テーブル、大きな本棚が置かれており、これらの書物や落ち着いた家具に囲まれていると、なんだか自分まで語堂氏の友人の一人になったような気さえしてきます。

 写真がたくさん飾ってある寝室はとても落ち着いた雰囲気で、林氏はこのベッドの上に寝転がって本を読むのが一番好きだったそうですよ。ライティングテーブルの上には夫人のポートレートが飾ってあり、愛妻家の一面もうかがえます。

林語堂旧居
住所:台北市仰コ大道2段141號
電話:02-2861-3003
交通:バス206、紅5、小15、小16、小17に乗り、永福(林語堂故居)駅で下車。


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