焼き物の街として古くから有名な、ここ鶯歌。台北市内から列車で約30分のこの街では、大小の工場や作家のアトリエが点在しています。個性的なお店が集まったショッピングストリートも整備され、シックな茶器や、オシャレな食器を買い求める人々で、毎日にぎわっています。
この街をもっと盛り上げようと、台北県政府の肝いりで建設されたのが、台北県立鶯歌陶瓷博物館。2000年11月にオープンしたこの博物館は、ガラスとセラミックを組み合わせた、とてもスタイリッシュな外見。
入り口には前衛的なオブジェが並び、滝が流れ、どこかの高級リゾートにでも迷い込んだような気分です。
当博物館では、ただ並べた展示品を「鑑賞」してもらうのではなく、観覧者が陶磁器に興味を持ち、理解し、親しみを持ってもらうことを目的としています。
そのため、作品の展示方法もとてもユニーク。
たとえば台湾の陶磁器の歴史を説明するコーナーでは、当時の台所や、陶器の作業場を再現して、実際にその時代に入り込んだような気分にさせられたり、陶器の未来コーナーでは、パソコンやオートバイのエンジン等の実物を展示し、意外な製品のパーツとしても陶器(セラミック)が使われているのですよ、と説明したりと、意外性と驚きの連続です。
博物館側の、観覧客を決して飽きさせないぞという意気込みが感じられるのです。
展示されている作品も、古代の土器から、最新の現代アートまで実に多様。
ここに来れば、陶磁器博士になることも夢ではないかもしれません。
また博物館周囲は、「火、土、水、香A風、光、音」をテーマにした公園になっており、ピクニックにもお勧め。
2004年は台湾初の陶磁器ビエンナーレが開催されるとのことで、これからも、ますます注目を集めそうな博物館です。
※ビエンナーレ:2年に一度開催される国際美術展
【鶯歌陶瓷博物館】
住所:台北県鶯歌鎮文化路200號
電話:02-8677-2727
時間:(平日)午前9時半〜午後5時 (土日・祝祭日)午前9時半〜午後6時
休園:毎週月曜日(ただし祝日の場合は翌日が休園)、旧暦大晦日と1月1日。選挙投票日。
料金:100元(65歳以上、身長120cm以下の児童は入場無料)
交通:列車「鶯歌」駅から徒歩15分。
HP:http://www.ceramics.tpc.gov.tw/ |