2003年6月12日 台北府城北門

 台北駅前の忠孝西路を西に向かってしばらく歩くと、車が激しく行き交う十字路の真ん中に、古びた中国式建築が孤高として建っているのが見えてきます。これが国家1級古跡に指定されている「北門」です。

 実はこの「台北府城北門」、「承恩門」という立派な正式名称があるのですが、その名を知る人はほとんど無く、北にあるから「北門」と呼ばれているのが一般的。

 清の時代には、城壁が台北の街をぐるっと囲んでおり、その北の出入り口がこの「北門」で、当時は東、西、南、小南、北と5つの門があったそう。しかし相次ぐ戦乱により破壊され、昔のままの姿で残っているのは、ここ北門だけなのです。

北門は密閉式の造りになっていて、中国大陸でもあまり見られない珍しい様式とのこと。建物の中央部分が通りぬけられるようになっており(門だからあたりまえだけど)、左右には大きな木の門が。分厚く、大きなその門は、丸い鉄釘を打ち付けた鉄板で覆われ、その昔、城壁を破ろうとする敵の攻撃に耐えぬいたそうです。

この北門と戦後に再建された東門、南門、小南門などを巡って見比べてみる、歴史建築の旅などもおもしろいかもしれませんね。

交通:MRT台北駅より徒歩10分。
バス:0東、3、9、22、49、206、220、232、502号、台北郵局バス停下車すぐ。または、12、52、238号、北門バス停下車すぐ。


[バックナンバー]