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- 台湾と台北の魅力
台湾は国際的に最も複雑な地域の一つですが、日本人観光客のリピーターが多く、いわゆる「はまる」旅行先です。ここには一体どんな魅力があるのでしょうか?
☆台北は街全体がグルメのテーマパーク
台湾の魅力の一つがグルメです。首都台北では、あらゆる中華料理が揃っており、しかも一流の店が味と技を競い合っていて、まるでグルメのテーマパークです。日本の中華料理とは全く違った本格的な中華料理は、非常にバラエティ豊富で、何回台湾に足を運んでも、その度に新しい味の発見と感動があります。
グルメの魅力はそれだけではありません。街角の屋台で売られている、ちょっとした食べ物にも、驚くほど美味なものがあります。
台北市内には非常に多くのレストランや屋台があって、日本とは全く比較になりません。数日の旅行では、まだまだ食べたりない・・・そうした心残りが、再び台湾への旅行を促すのでしょう。
台北がこのようなグルメのテーマパーク状態になったのは、中華民国の成立や、台湾人の食生活と密接な関係があります。中国の内戦で台湾に逃れた中華民国政府は、中国のあらゆる料理を台湾にもたらしました。また、台湾人の食生活は外食が中心で、一日3食が外食ということも珍しくありません。そうした環境で味や技を競い合った結果が、今日の台北の姿なのです。
☆現代感覚とレトロが混ざり合った街・・・台北
台北には現代的なビルが立ち並んでいるかと思えば、その前に小汚い屋台があって、おしゃれなOLが何か食べている、という風景は当たり前です。いろんなものがごちゃ混ぜになって、その中で活気にあふれた人々が行き交う・・・そのような光景を見ると、何故かふと懐かしい気分になります。この何十年かの間に日本が失ってしまった何かが存在するような気分にさせられるのです。
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| 写真中央部の柱の右側はビルの1階部分で左側は歩道。車道はさらに左側にある。 |
街で特徴的なのは「騎楼」と呼ばれる建築構造です。これは、建物の1階の一部を歩道として使う街路設計です。歩道は、ビルの1階部分と、車道に面した部分があって、ビルの1階部分は雨が降っても濡れません。しかし、この部分はビルごとに地面の高さが異なるので、とても歩きにくいのです。この騎楼の下にも屋台や出店があります。
このように、毎日が縁日のような台北。通りにはバイクやクルマがあふれ、排気ガスと喧騒に満ちた街なのに、 なぜか人を癒してくれる・・・そんな雰囲気が溢れる街が台北です。
☆日本人が失ってしまったホスピタリティ
電車の中で、カバンの口が少し開いていたら、それを見つけた人が「カバンの口が開いてますよ」と教えてくれます。道を聞いたら、分かるところまで一緒に付いてきてくれたりします。台湾人の親切さは、かつて日本人も持っていたもの。それが台湾では脈々と息づいています。
レストランでは不思議な光景を目にするでしょう。客と店員がメニューを見ながら5分も10分も話し込んでいるのはよくあること。本当においしいものを食べたい客と、その客が喜ぶものを食べさせたい店員。だから、料理の内容だけでなく、素材、調理法、味付けまで相談するのです。
しかし、店員同士がフロアでふざけあっていたり、乱暴に食器を上げ下げしたりするのも、どこでも見られる光景です。こうした光景は、マニュアル通りのサービスが求められる日本では、まずお目にかかることができません。
このように、人に親切にするのが常識の台湾人ですが、人に親切にされることもまた常識です。分からないことは人に聞く。できないことは人に頼む。日本ではちょっと気後れするようなことが、台湾では普通に行われています。
☆親日的な国民性
台湾は、かつて日本の植民地でした。また、国連脱退のときに、日本は中華人民共和国を選択し、中華民国(台湾)とは断交しました。日本は日中戦争で中華民国に侵略し、非人道的な行為をしました。こうした歴史を振り返ると、台湾の対日感情は良いはずはありません。
しかし、現実には台湾ほど親日的な国は、世界中を探しても他にないくらい、親日的なのです。
台湾人が親日的なのは、受けるイメージだけではありません。私は日本や日本人が好きとはっきり言う台湾人はとても多いのです。台湾人の親日性は、日本がお金持ちだとか、アジア一の先進国であるとか、芸能音楽などのサブカルチャが台湾で流行しているといった理由だけではないようです。
台湾を訪れた日本人の多くは、台湾人が好きになります。それは親切だったからというような理由だけではなく、お互いに惹かれあうものがあるのではないでしょうか。実際に、日本人と台湾人の結婚は非常に多いようです。
このような親日的な環境では、屋台のテーブルで日本語でしゃべっていると、隣のグループが片言の日本語で話しかけてきて、意気投合してカラオケに行く、といったようなことがよくあります。そうしたケースを経験すると、帰国後もメールの交換が続き、お互いに国を訪問しあうといった交流が長く続くことになります。
しかし、全ての国民が親日的とは限りません。特に日本と直接戦争を経験した外省人には、反日的な人も少なからずいますから、気配りが必要です。
☆比較的安い物価
台湾は、日本と比較してとても物価が安いというわけではありませんが、おおよその物価は日本よりも3割ほど安いと考えてよいでしょう。特に交通機関や食事などは、比較的安い物価を実感できる分野で、観光客にはありがたいところです。たとえば超高級レストランでは、一人当たり3,000元(約11,000円)のディナーがあります。台湾の物価から考えると決して安くはありませんが、それと同じものを日本で食べるといくらになるかを考えると、やはり台湾の物価は安いと実感できます。贅沢さえしなければ、1日3食外食しても300元(1,000円強)の食費で過ごすこともできます。
そのような物価事情があるので、地元の人は頻繁に行くことのできないような高級レストランでも、割と気軽に入る事ができますし、屋台のはしごも躊躇なくできます。そうして、グルメのテーマパークの奥深くまで足を踏み入れる事になって行くのです。
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