養心茶樓

ヤンシンチャロウ

養心茶樓

 養心茶樓は台湾初のベジタリアンの香港式飲茶レストラン。油を最小限におさえ、新鮮な素材本来の味を活かした、洗練された料理が楽しめます。飲茶の他にも、前菜やおつまみなど豊富なメニューを取り揃えていて、アクセスも便利。一度試してみる価値ありのお店ですよ!

日本語を話すスタッフがいます。日本語のメニューがあります。英語のメニューがあります。写真入りのメニューがあります。MRTの最寄駅から徒歩5分程度で行ける範囲。予約して行くことをお勧めします。クレジットカードが使えます。 [記号説明]

カテゴリ 飲茶・点心・小龍包
住所 台北市松江路128號2樓
アクセス MRT松江南京駅8番出口すぐ
電話 02-2542-8828
営業時間 平日:ランチ11:30-14:30 / アフタヌーンティー14:30-16:30 / ディナー17:30-21:30
休日:ランチ11:30-14:45 / アフタヌーンティー15:00-16:30 / ディナー17:30-21:30
定休日 無休
WEB http://www.ysvege.com/
標準予算 一人400~500元程度
備考 クレジットカード可(VISA、MASTER、JCB、AMEX)
席数:約200席
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奥さんへの愛から生まれた飲茶レストラン

養心茶樓の外観

 養心茶樓の誕生の背景には、心温まるエピソードがあります。創始者と奥さん(現在の社長と副社長)は大の飲茶好きでした。しかし、長年ベジタリアンの奥さんは、肉や魚をメインとするレストランでは思い切り食べることができなかったそう。また、味が濃く油っこい料理は、現代の健康ニーズにも合いません。自分たちを満足させてくれるレストランはないかといつも考えていたという二人。そして「ないなら自分たちで開こう!」と思い立ち、一年の準備期間を経てお店をオープンさせたのです。

(取材:劉禹伶)

リーダーシェフの生み出す創作ベジタリアン料理

養心茶樓の店内

 養心茶樓の料理を指揮する詹昇霖シェフは、江浙料理を基礎から学び、20年以上もシェフとして飲食業に携わってきた経歴の持ち主。10年前にベジタリアン料理の世界に入り、2度にわたりベジタリアン料理コンテストで大賞を受賞したほどの腕前です。油や加工食品をなるべく使わない料理方法が得意だというシェフは、新鮮な食材を使ったアイデア料理を愛し、農業を支えるため、小規模農家と一緒に新しい食材を探すのが大好きなのだとか。また「ひよこ豆を使う人はまだ少ないけれど、この豆の栄養価と食感はすばらしい。私はピーナッツの代わりに使っているよ」と話します。メニューはすべて創意工夫を凝らしたおしゃれな料理ばかりで、ヘルシーでおいしいのはもちろん、見た目にも楽しめますよ。

養心茶樓の店内

 キッチンだけでなく客席にもこだわりが見られます。明るく広々とした店内には、テーブルとシートがゆったりと配置されています。満席になってしまうご飯時でも、大きな窓から明るい光が差し込み、すがすがしい気分で食事が楽しめ、窮屈な感じはありません。お店のいちおしは、毎日2時間かけて煮出すプーアル茶です。スタッフの丁寧なサービスにも定評があります。

 養心茶樓には、80種を超える前菜や炒め物、40種類の香港式飲茶メニューがあります。オープンしてそれほど経っていないにもかかわらず、すっかり台北の人気レストランになりました。ご飯時は混み合うので、予約がお勧めです。

 


おすすめメニュー

豆衣餘(全素)/ もやしの湯葉巻き(ビーガン) (160元)

豆衣餘(全素)/ もやしの湯葉巻き(ビーガン) (160元)
豆衣餘(全素)/ もやしの湯葉巻き(ビーガン) 

 豆とひげ根をとったシャキシャキのもやしを自家製湯葉で包み、形を整えて少なめの油で揚げ焼きにした一品。湯葉ともやしの風味と食感が絶妙で、ゴマソースを付けていただくとさらに味が引き立ちますよ。一見シンプルですがおつまみにもピッタリです。

松子起司鮮蔬捲(蛋奶素)/ 牡松の実とチーズのベジタブルロール(ラクト・オボ・ベジタリアン) (180元)

松子起司鮮蔬捲(蛋奶素)/ 牡松の実とチーズのベジタブルロール(ラクト・オボ・ベジタリアン) (180元)
松子起司鮮蔬捲(蛋奶素)/ 牡松の実とチーズのベジタブルロール(ラクト・オボ・ベジタリアン) (180元)

 紫キャベツなどの新鮮な野菜とベジタリアンでんぶを、のりと卵で作った皮でロールした、お店で一番人気の前菜です。ブルーベリーと金柑、チーズ、マヨネーズのソースが濃厚な風味ながら爽やかな後味ですよ。ローストした松の実の食感もたまりません。お皿の下の紫蘇の葉は、シェフが飾りとして添えていましたが、一緒に捲いて食べたらおいしかったというお客の一言から、今では一緒に食べるのが人気の食べ方になっています。


咖哩燒若串(蛋奶素)/ リンギのカレー焼若串(ラクト・オボ・ベジタリアン) (280元)

咖哩燒若串(蛋奶素)/ リンギのカレー焼若串(ラクト・オボ・ベジタリアン) (280元)

 「焼若串」というのは、同じ発音の「焼肉串」をもじったもので、ユーモアセンスたっぷりなネーミングです。さっと茹でたエリンギをシェフ特製のカレーソースに2日間じっくり漬け込み、油で揚げた後、カレーパウダーをふりかけ、グリルすれば南洋風串焼きのできあがりです。食欲をそそるカレーの香りがたまりません。一見ミニトマトのような付け合わせは、大根の自家製漬物。梅の酸味がさっぱりしていて、お口直しにもピッタリですよ。

蠔油懷山香煲/ ナスと山芋のオイスターソース煮 (360元)

蠔油懷山香煲/ ナスと山芋のオイスターソース煮 (360元)蠔油懷山香煲/ ナスと山芋のオイスターソース煮 (360元)

 ひと口大に切ったナスに山芋を詰めたものを、台湾バジル、ショウガと一緒に強火で炒めています。台湾料理の三杯鶏のように、3種類を同量混ぜた調味料で味付けしていて、これだけでも十分においしいのですが、シェフが最近注目している食材、ひよこ豆をお鍋に敷き詰めてダシスープと一緒に煮込めば、更にナスと山芋の旨味が引き出だされ、ご飯が進みますよ。


薏仁絲瓜柱/ ハトムギとヘチマの蒸し物 (280元)

薏仁絲瓜柱/ ハトムギとヘチマの蒸し物 (280元)
薏仁絲瓜柱/ ハトムギとヘチマの蒸し物 (280元)

 厳選した甘くてジューシーな澎湖のヘチマに、豆腐とハトムギの餡を詰め、百合根とクコの実をのせ、ベジタリアンオイスターソースをかけて蒸し上げています。それぞれの食材の自然な甘みが引き出され、さっぱりといただけますよ。

奶油焗白菜/ ハ菜のグラタン (128元)

奶油焗白菜/ ハ菜のグラタン (128元)
 おいしいのにもたれない白菜のホワイトソースは、小麦粉を炒めるところから作られたシェフお手製です。新鮮な白菜、シイタケ、マッシュルームの入ったホワイトソースに、チーズをたっぷりのせ、じっくり焼き上げます。柔らかく味のしみこんだ白菜が濃厚で、シンプルでありながら養心茶樓の魅力を余すところなく発揮した一品です。


蘿蔔絲酥餅(中)/ 大根入り中華風パイ(中)(108元)

蘿蔔絲酥餅(中)/ 大根入り中華風パイ(中)(108元)

 ベジタリアン料理ではパイ生地に植物油を使いますが、生地が油っぽくなったり、風味を損ねてしまうので、シェフたちは試行錯誤を繰り返しました。そしてたどり着いたのが生地を一度冷凍してから餡を詰めるという、ひと手間かけた方法です。千切りした大根の餡は、一度炒めてから蒸し、とろとろの餡に仕上げます。見た目はシンプルですが、普段食べている中華風パイとは違い、ひと口食べた途端、飛び出す餡の滑らかな食感に驚くこと間違いなしですよ。

蟲草花腸粉(右)/ 蟲草花の蒸し春巻き(右)(128元)

蟲草花腸粉(右)/ 蟲草花の蒸し春巻き(右)(128元)

 腸粉とは米粉を使った蒸し春巻きで、香港ではもっともポピュラーな点心です。腸粉の白いプルプルした皮は、米粉を挽くところから手作りで薄いのに破けません。まさにプロの成せる技です。蟲草花というキノコ、エリンギ、ジャガイモでつくた餡は、パクチーのソースがさっぱりしていて、おいしいですよ。



ミニ情報

メインシェフ 詹昇霖さんからのメッセージ

 養心茶樓では、ヘルシー、おいしいをモットーに新鮮な有機食材を使用し、丹精込めて作ったベジタリアン料理を提供しています。すべてのお客様に、驚き、喜び、満足感をお届けし、また行きたいと思えるレストランを目指しています。

記者コメント

記者 養心茶樓の豊富なメニューと素材そのものの味を活かした料理の真髄を知り、改めてベジタリアン料理の魅力に気付くことができました。シェフの食に対する強いこだわりにも触れ、何度もリピートしたいレストランだなと実感しました。

(Allie Liu)