| 住所 | 台北市北投區幽雅路32號 |
|---|---|
| アクセス | MRT新北投駅からタクシー約5分 |
| 電話番号 | 02-2891-2318 |
| 参観時間 | 火曜日〜日曜日 10:00-17:30 金曜日、土曜日 10:00-21:30 |
| 定休日 | 月曜日 |
| 参観料 | 200元 12歳以下、65歳以上 150元 20人以上の団体 150元 |
| ウェブサイト | http://www.fulu.com.tw/ |
「北投文物館」は周囲を山林で囲まれ、幻想的な気持ちを抱かせます。まるで過去にタイムスリップしたような不思議な所です。多くの展示物がありますが、その陳列してある骨董が興味をそそるだけでなく、文物館自体が見るべき古跡の一つなのです。
この和風建築物は元々1920年に建てられた『佳山温泉旅館』で、日本統治時期には日本軍官倶楽部でした。言い伝えでは第二次世界大戦中には一度神風特攻隊の招待所となったそうです。その後紆余曲折があり、1998年に台北市政府により三級古蹟に指定され、当時の専門家たちは1億2千万元もの資金を投じて、5年以上に及ぶ修復工事を行いました。それは、ほとんど建物全体を取り壊して新たに復元し直すというものだったそうです。
建物は『北投文物館』と『陶然居(見学用に開放していません)』の2棟に分かれています。2008年1月17日に再オープンした『北投文化館』は2つのフロアに分かれ、1階は主に文化財の展示とギフトショップで、2階は芸術文化発表や団体の集まりに利用されています。日本、漢人、原住民の文化財を通して、文化を越えた記憶と美しさを体験できるのです。さあ、それでは最近の展示内容を見ていきましょう。
『北投文物館』が収蔵する台湾民俗文化財と原住民文化財は4000点あまりあります。収蔵品は織物、竹木器、古書、陶磁器、布袋戯人形、影絵劇人形などで、清朝末期(西暦1900年)から1940年代までをカバーしています。台湾の往時の生活における実用品から精巧な品まで多種多様の展示です。
また、文物館のリニューアルに伴い、取材時は特別にテーマ展示「花嫁のロマンス─結婚習俗芸術特設展」を行っていました(期間は2008年8月まで)。

常設展は文物館の1階南側にあり、主なものは文物館の歴史と役割の紹介です。懐かしい写真展示で『北投文物館』のストーリーを描いています。
文物館の前身は温泉旅館で、当時の浴槽を見学することができます。順路に沿って見学すると、徐々に文物館の時代の変遷とともに歩んだ歴史を理解することができます。ガイドさんの説明を聞くと、時の流れの痕跡と古蹟文化財の保護の難しさや美しさは実に大変なことなんだということが分かります。
1階の見学が終わり、2階の「大広間」へと上がりました。この和室の広さは60畳で、100人余りを収容できるそうです。当時ここで宴会を開いた客はそうとうお金がかかった豪華なものだったろうと想像してしまいます。
現在の文物館ではここでレトロな台湾映画を上映したり、演劇のショーなども行っているそうです。
また『北投文物館』では、日本の裏千家茶道の名誉正教授、関宗貴先生を招いて、毎月茶会を開いています。その課程で使用される茶道具や抹茶、和菓子はいずれも先生が特別に日本で厳選したものを台湾まで持って来ているそうです。
素晴らしい旅には記念の証が欲しいものです。
文物館を後にする前に出口にある『北投文物館』記念スタンプを押して、思い出に残る旅のエンディングとしましょう。
文物館ではまず靴をロッカーに入れ、特別に用意した滑り止めソックスに履き替えます。「北投文物館」は、ただ文化財を展示するスペースであるだけではありません。多様な民俗の濃厚な空気感と、過ぎ去った歳月の美しさをも体験していただけます。この台北という賑やかな都市にいらっしゃった時は、この静寂で美しい別天地にお越しになるのもお忘れなく!!
(取材:帥小姐)
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