(アンピングーバオ)
 安平古堡の原型は明王朝の時代、(西暦1623年)、オランダ人が安平に簡素なレンガの城を築いた事に始まります。
 日本統治時代に多くが破壊されましたが、現在補修整備され、観光地として蘇りました。


住所 台南市安平區國勝路82號
アクセス 台湾鉄道台南駅から市バスの2番に乗り換え、「安平古堡バス停」下車
電話番号 06-226-7348
参観時間 10月~3月 8:30-17:30 / 4月~9月 8:00-18:00
定休日
参観料

大人 50元 学生25元(学生証の提示が必要)
6才以下の子供は無料

ウェブサイト http://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0003119&id=147
(取材:周小姐)
※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。

「安平古堡」の盛衰の歴史

 明王朝の時代、西暦1623年にオランダ人が安平に簡素なレンガの城を築いたのが、安平古堡の原型です。西暦1624年、オランダ人が澎湖諸島から台湾に撤退してきて、もともとの旧城の上に規模が広大な「オレンジ城(奧倫治城)」を新たに建設しました(またの名をゼーランジャ城あるいは台湾城)。それには行政の中心である「内城」と防衛用の「外城」が含まれています。当時、この城はオランダ人の台湾全島の統治と対外貿易の総拠点だったのです。

 明の永暦16年(1662年)、鄭成功はオランダ人を駆逐し、三代にわたってこの城に居住したため「王城」とも称されます。清王朝へ編入後は、政治の中心は府城内へと移り、城の重要性は日ましに減り、城壁が傾き崩れても修復されませんでした。言い伝えでは、当時の住民が家屋を修築したり、清朝が「億載金城」を築いたりするのに、ここの城の石垣の石やレンガを掘り出してその材料にしたのだといわれています。

 日本統治時代は、城壁は平らに削られ、赤レンガの平台と日本式の税関宿舎に改築され、オランダ時代の建築物は一旦すべて破壊されました。台湾光復後、「安平古堡」と改名し、現在の安平古堡古蹟記念館や、展望台が観光用に建てられました。本当のオランダ時代の遺跡は、古堡の北側平台下、二段内城半円堡の残がいと、古堡前方の道路わきの外城の城壁だったレンガ壁が残るのみで、古への思いを誘います。

 国の一級古蹟に指定された今日では、台南市政府の一部のスペースを展示室に改築し、政府が所蔵している文化財のほか、奇美博物館など民間の展示機構からも多くの貴重な文化財を借り受けて、この場所で人々に鑑賞してもらっています。また敷地を復旧し、歴史的価値のある城壁や建築を保存しているため、古の建築によって、はるか当時の安平の盛況に思いを馳せることもできるのです。

みどころ紹介

◆安平古堡文物陳列館
 古堡の北側に位置する文物陳列館は1930年に日本によって改築されました。その年の10月の「台湾文化三百年記念大祭」の準備のために日本の税関宿舎を改築したものです。
 1975年、新たに整備された展示室には、古ゼーランジャ城の模型や、沿革年表、オランダの兵器や奇美博物館より贈られた文化財が展示されています。
 鄭成功とオランダの「フレデリック・コイエット」の彫像が置かれていて、その間にあるのは双方が締結した講和条約の内容です。いくつかの展示品は文化的、歴史的価値を考慮して、複製品に代えて展示していますが、これらの歴史の荒波にもまれてきた歴史的文化財を見ると、往時の鄭成功の勇ましい姿や、胸に反清復明の大志を抱いていた偉大な気持ちを偲ばずにはいられません。

◆展望台
 赤い屋根のタワー型建築で、高さは約6メートルあり、安平古堡の新しいランドマークです。てっぺんまで登ると、ゼーランジャ城の半円堡遺跡が俯瞰できるほか、遠く安平の街の風景も眺められます。当時のゼーランジャ城の出城・・・ユトレヒト支城(烏特勒支堡)、すなわち現在の安平墓地や、そばにある安平砲台などもあますところなく見ることができます。

◆古壁史跡公園

 古堡の西北側に、高さ三丈あまり(約10メートル)の高さの壁があります。主な材料はもち米、砂糖水、牡蠣殻灰などから作られた三合土レンガで、1979年に公開されました。
 比較的完全に保存されている、ゼーランジャ城の外城南側の城壁を中心に整備され、往時のゼーランジャ城の様子を偲ぶことのできる場所なのです。まだらで苔むした古い壁の上には「鉄ばさみ」、別名「壁鎖」という遺構も見ることができます。これは当初壁の梁の部分を固定し安定させ、脱落防止のために取り付けたものです。

◆古城遺跡

 安平古堡は外城北側の城壁、外城西南側の稜堡と内城北側の半円堡に分かれています。前二者の大部分は民家内に隠れていて、なかなか見ることはできません。
 北側の平台の下方には半円堡的な残がいがあり、累々とした赤レンガが重厚に積み重なってできています。円形の基礎の遺構がはっきりと見られますが、古井戸なのか、あるいはその他の建物の遺跡なのか、なお考証が待たれます。

◆安平古堡歴史レンガ彫刻壁

 古壁史跡公園の傍に、五面のレンガ壁で構成された歴史レンガ彫刻壁が見えます。記載されているのは、主に安平古堡の沿革および鄭氏による台湾開拓の歴史故事です。文字だけではなく、浮き彫り方式による彫刻画での説明もあって、この百年の歴史を擁する城について、より完全な理解をしてもらうことができます。

◆砲台

 安平古堡の外城に設置された数多くの砲台は、敵を防ぐ主要な武器でした。よく見ると上に「嘉慶十九年仲冬 勅を奉り台湾水師協標が大砲一門を鋳造す 重さ一千五百斤」といった銘文があります。
 これもまた相当に歴史的記念および文化的特色を具えたものです。

◆出土した遺構

 安平古堡の北側に今なお発掘している遺構があります。推測によると安平古堡の構造の一部分で、出土した部分はうっすらと一つの半円形の構造が見えます。
 市政府はこの遺構を発掘しながら、一方では見学に開放し、観光客も一緒に歴史的な証人となることができるのです。

◆記念品販売

 陳列館内にある記念品販売コーナーでは、安平古堡の模型や、表面に安平古堡と印が押してある木製はがきといった各種特色あるグッズを販売しています。あなたがこの歴史ストーリーあふれる古城の印象をいつまでも心に残したければ、いくつかのアクセサリーなどを買って記念にしてはいかがでしょうか。

◆城市旅行安全保健カード(このサービスはすでに終了しました)

 台南市政府は観光を促進するために、台南市内の有名な古跡、例えば赤カン楼、億載金城、安平樹屋、安平古堡など4箇所に「城市旅行安全保健カード」の製作コーナーを設置しています。
 携帯する観光客には、1週間のNT$100万元の保険が付いてきます。古跡の入場券の半券さえあれば、無料で製作してくれるんですよ。
 安平古堡の場合、基本資料に記入して、カード製作スタッフに写真を撮ってもらいさえすれば、約10分ちょっとの時間で自分専用の保険カードを手にすることができるというわけです。カードは個人の安全の保険になるだけでなく、古跡を旅したという意義ある記念品となること間違いなしです。
ミニ情報
  • 日本語ガイドは、一週間前に台南市政府文化局で予約することができます。
    電話:+886-6-299-1111(内線8163)、要料金。

記者:周小姐
 今回、安平古堡の歴史と移り変わりを完全に理解して、古城が人を引き付ける理由に気づきました。まだらになっている城壁やどっしりと屹立する鄭成功の銅像を見て、全盛期のゼーランジャ城の栄華や、戦火を経て無残な姿になった安平古堡が、どれほど多くの人々に惜しまれてきたかということに思いを馳せるこができるからなのです。
  台湾の古都を深く理解するためには、安平古堡やその他の歴史遺跡を訪れる事を是非お勧めします!
文化局ガイド 李清山 さんからのメッセージ
 台南には多くの古跡があり、歴史の変革を記録しているだけでなく、その中でたくさんの物語をゆっくり発見していくことができます。また、訪れる価値のある観光名所がたくさんあるので、各地からいらっしゃる観光客の皆様に、台湾の美味しい食事と共に、こちらの文化を目一杯体験して頂きたいと願っています。
広域マップはこちら
loading...

▲ページトップへ戻る

最終更新:2017年5月22日 copyright(C)