(ツァイファーハオロウツォン)
 国外に住んでいる華僑の人々が、台湾に帰ると食べに行く人が多いという100年続くちまきの専門店です。他にはない贅沢な具入りのちまきが特徴で、 毎年端午の節句が近づくと、1日1万個以上も売れるという有名店です。

カテゴリ 軽食・粥
住所 台南市民權路二段71號
アクセス 台湾鉄道台南駅から徒歩約7分
電話 06-222-3577
営業時間 9:00-20:30
定休日 旧暦の端午節
標準予算 一人100元程度
ウェブサイト -
日本語可日本語メニュー喫煙席なし[記号説明]
※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。

肉入りちまき100年の香り

 4世代に渡って継承されてきた再発號肉粽は、1872年創設(清朝同治11年)。清の時代から日本統治、台湾光復を経て現在に至るまで、120年以上営業を続けており、府都台南の名産の一つともなりました。店名の「再発号」は、初代店主、呉加再氏と3代目の呉金発氏の名前から1文字ずつ取ったもので、代々継承されていくという意味が込められています。

 初代の店主はもともと一家を養うため、レストラン経営と同時にちまきを売り始めたのですが、おいしい具がたっぷり詰まったちまきが大評判になり、ちまき売りに専念することに決めました。最初は最も基本的な肉ちまきだけでしたが、やがて3代目店主の呉金発氏に受け継がれた時、八宝ちまきが開発されました。

 様々な高級食材が入ったちまきは、当時としては斬新な試みでしたが、「伝統的なちまきにもこんな変り種があったのか」と感嘆し、たくさんのお客さんに支持されました。そればかりか、贈答用に見栄えがするような、更に高級なちまきを作って欲しいと店主に申し出る人が出てきたのです。そこで店主は、アワビなどの最高食材を使った特製海鮮八宝肉ちまきを開発しました。

 現在は国外に住んでいる華僑の人々が、台湾に帰ると必ず再発号でちまきを1つ食べて行くという人も多いのだとか。また、ここの味は多くの外国人も虜にしています。再発号のちまきの作り方はとても手が込んでいて、製作には5時間もかかっています。また、毎年端午の節句の1週間前になると、ちまきが毎日1万個以上も売れるそうです。

素朴な内装

 お店の内装はとても素朴で、凝ったデザインが施されているわけではありませんが、昔ながらのテイストが残っています。壁には一面、国内外のマスコミによる報道の切り抜きが飾られていて、再発号の人気のほどを裏付けています。木製のテーブルと椅子にはレトロなムードが漂い、ちまきを巻く葉の香りが店内に充満して、古風で格別な雰囲気を味わいながら食欲も全開です。高く掲げられたちまきの飾りは、道の向かい側からでもすぐ目に付き、今や再発号の特色の一つです。

(取材:陳先生)

八宝肉ちまき製造行程

1. 麻竹の葉1枚と桂竹の葉2枚で円錐形にして、もち米、肉そぼろと豚肉の赤身、卵黄、干しエビ、栗、アワビなどを順番に入れていきます。
2. 型崩れのないしっかりしたちまきになるよう、ちまき用の綿糸でしっかり縛り、鍋に入れて3〜4時間茹でます。
3. テーブルに運ぶ前に特製のタレをかければ出来上がりです。
おすすめメニュー

肉粽(肉ちまき) 50元

 最も基本的なこのちまきは、凝ったものが色々入っているわけではなく、シンプルな具がちまき本来の美味しさを引き立てています。じっくり煮て味のしみ込んだ椎茸や甘い栗、塩漬けの卵黄、豚肉の赤身、それに毎日手作りしている門外不出の肉そぼろを、長粒のもち米でぎゅっと包み込んで茹でれば、忘れられない味の肉ちまきが完成です。
 各具材独特の香りを全て吸い込んだ、もっちりした食感のもち米を一口噛めば、具材全ての香りが口の中で融合していくのが分かります。ちまきに肉そぼろとは一味違う塩漬けの卵黄のしょっぱさがアクセントになり、小さい頃に食べた懐かしいちまきの味を思い出してしまいました。

八寶肉粽(八宝肉ちまき) 100元

 八宝肉ちまきは、お店の一番人気です。大きさも普通のちまきよりずっと大きく、豚肉の赤身、上等な椎茸、塩漬け卵黄、貝柱、金勾蝦(干しエビ)、扁魚酥(魚のすり身を揚げたもの)、栗、肉そぼろが入っています。八宝肉そぼろには肉ちまきにはないシーフードが入っていて、特に扁魚酥は最後の仕上げの役目を果たし、他にはない甘みが食べれば食べるほど癖になります。ちまきの茹で汁で作ったタレをかけると、ほんのりとした葉っぱの香りが八宝肉ちまきの美味しさを更に引き立てます。

特製海鮮八寶肉粽(特製海鮮八宝肉ちまき) 150元

 特製海鮮八宝肉ちまきの大きさは、肉ちまきのたっぷり2倍。チリアワビに日本の貝柱、アルゼンチンのイカ、イタリアの栗、韓国の花どんこといった豪華な輸入食材に、台湾の金勾蝦という干しエビや大きな豚肉や肉そぼろも入っています。海の香りと香ばしさがたっぷり堪能できますよ。
  チリアワビの歯応え、栗の甘み、普通の干しエビより香りの良い金勾蝦の香り、それに肉厚の花どんこの食感がちまきの美味しさを更にアップさせています。どうして正月や節句に、たくさんの人がこの特選海鮮八宝ちまきを贈答品の第一候補に挙げるのか、その理由が良く理解できました。

心尽くしのサービス

 台湾限定ですが、宅急便サービスもあるので、ホテルなどに送ってもらうこともできます。また、長期旅行中の方のために、真空パックも用意されていますが、価格は同じです。きれいな贈答用の箱もあり、中身は自分で自由に組み合わせることができます。贈答用の箱もお金はかかりません。
※日本への持ち込みはできませんのでご注意ください。

記者:陳先生
 ちまきは元々、台湾では普通の軽食メニューですが、再発号は改良を重ねて、台南を代表する美味しさを作り上げました。一口食べるたびにお店の心遣いが伝わって来て、台南に来たときには絶対忘れられない味です。
おかみさん 張英美さんからのメッセージ
 再発號肉粽は営業を始めてからすでに100年を超えました。私たちはお店に来てくださるお客様に最高の食べ物とサービスを提供できるよう、昔ながらのやり方を守り続けています。旅行で台南を訪れる日本の皆様も、機会があれば、美味しいちまきを味わいに来てください。
クレジットカード不可 席数:40席  広域マップはこちら
最終更新:2009年01月06日 copyright(C)