黄金博物園區

ファンチンボーウーユエンチュー

黄金博物園區

 黄金博物館は、19世紀に金の採掘で栄えた金瓜石金鉱山の記念館です。台湾の金鉱がどのように台湾人の生活の一部となったのかを知ることができ、更には海や入り江、山の風景を楽しむことができます。

(取材:周小姐)


日本語を話すスタッフがいます。写真入りのメニューがあります。 [記号説明]

住所 新北市(旧台北縣)瑞芳區金瓜石金光路8號
アクセス 台湾鉄道瑞芳駅からバス約20分
※MRT忠孝復興駅1番出口近くの基隆客運バス停から、瑞芳、九分経由金瓜石行きの乗車し、金瓜石園區で下車。または、台湾鉄道瑞芳駅前から金瓜石行きのバスに乗車し、金瓜石園區で下車。
電話 02-2496-2800
営業時間 月-金 9:30-17:00(チケット販売16:30まで)
土日 9:30-18:00(チケット販売17:30まで)
定休日 每月第一月曜(祝日の場合は翌日に振替)、旧暦の大晦日と1/1
料金 80元(12歳以下の子供は無料)
(黃金館、四連棟、環境館、煉金樓、金水特展室の4館共通券)
体験チケット:坑道見学50元、砂金採り100元
WEB http://www.gep.ntpc.gov.tw/
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黄金の年代は永遠に

黄金博物園區 黄金博物園區

 金瓜石はかつては台湾で最も光り輝いていた場所でした。それはなによりここの固い岩盤の下に、黄金が眠っていたからです。日本の明治天皇はかつて「ひらかずばいかで光のあらはれむこがね花さく山はありとも」と鉱山のことを詠まれたそうです。19世紀から砂金採りや政府主導の大型の採掘が、台湾の人々に富みと夢を与えていたのです。かつては東アジア一の金山の代名詞だった金瓜石ですが、1世紀近くの輝きの後は採掘量もなくなり、山あいはまた元の静寂に戻りました。

 1987年、台湾金属鉱業会社は長期にわたる損失から閉鎖を余儀なくされました。時は流れて21世紀の初め、人々はこの台湾で最も大規模な金属鉱業遺跡をどうやって残そうかと心を砕き始め、そして永続的な経営を前提に、黄金博物館の雛型を作り上げていったのです。

黄金博物園區

 復旧、復元作業を経て、当時の採鉱の最盛期の光景が再現されました。博物館エリアは山に寄り添う形で建てられています。エリア内を散策する時には、ここの美しさと静かさに驚かされるでしょう。従来の鉱山の汚さはなく、黄金博物館エリアは整備された建築物や完全な資料によって、このかつてが台湾北端で最も過密な集落だった時の雰囲気を再現させたのです。

 黄金博物館エリアに入ると、さながら大きな歴史公園に踏み込んだかのようです。そして気軽に台湾の金鉱がどのように台湾人の生活の一部となったのか知ることができ、更にはこのエリアの高みから下を見下ろし、海や入り江、山の風景をその目に収めることができます。

 ここ何年かの政府や博物館の熱心な経営とPRによって、台湾人以外に、外国人観光客も次第に訪れるようになりました。かつて黄金色に光り輝いた金瓜石の山が再度目を奪われる光芒を放つことに成功したのです。


みどころ

温故知新、黄金の里

温故知新、黄金の里

 この敷地5ヘクタールのエリアは、黄金博物館、本山五鉱、錬金楼、環境館、太子賓館、生活美学体験坊などに分かれています。金瓜石の自然、鉱業、建築そして文化資産などは、統合整理し直され新たな命を吹き込まれました。ここに来ると、坑道に入って採鉱の過程を学べるほか、砂金採りも楽しめ、日本式旧建築も見学できます。値段がつけられない黄金の創作アートを鑑賞する他、ギネス世界記録の世界最大の金塊220.3キログラムにも触れることができるんですよ。


生活美学体験坊

生活美学体験坊 生活美学体験坊

 生活美学体験坊は4棟が連なる日本式建築の宿舎だったもので、1930年代に建てられました。戦後は、台湾金属鉱業会社の上級職員の社宅となっていたのを、整備し開放しました。博物館は金瓜石ご当地の特色と独特の建築物を保存するため、逐次建物内部のスペースも開放して見学できる場所にしていくそうです。

 この古びた日本式旧建築を特色ある見学スポットとして整備するために、旧式のベッド、ソファー、椅子とテーブル、本と雑誌など、当時の物を集めています。訪れる人を過去にタイムスリップしたように感じさせ、当時の生活様式を十分理解し、想像をかきたてられます。この旧式の日本建物の中には、建物ごとに独立した風呂場と台所が備えられているのが見られ、設備の完全さはきっと想像を超えていますよ。


環境館を見学 金瓜石を知る

環境館を見学 金瓜石を知る

環境館を見学 金瓜石を知る

 環境館は昔、台湾金属鉱業会社や台湾電力会社の事務所でした。現在、館内は主に金瓜石の生態、文化環境および地質鉱物の特色といった内容を紹介しています。ここにもたくさんの金瓜石の鉱石が展示され、金瓜石地質の特殊性も詳細に解説され、金瓜石が金山の代名詞となった理由が理解できますよ。


太子賓館 日本の趣を体験

太子賓館 日本の趣を体験

 日本統治時代に建てられた「太子賓館」は2棟あり、1棟は平渓郷の菁桐にあり、もう1棟はここ金瓜石にあります。これは当時、来台視察にいらっしゃる皇太子(昭和天皇)を接待するために、日本鉱業株式会社によって建てられました。金瓜石の太子賓館が建てられたのは大正11年(1922年)で、「黄金博物館エリア」開園にあわせて、今回開放された庭園です。

太子賓館 日本の趣を体験

 北側は造形の優美な日本庭園になっていて、南側はミニゴルフ場と弓道場が設けられています。こだわりぬかれた部屋、寝室、書斎、応接間、さらには賓客用の客間、侍従の部屋、どれを取っても細やかに設計されています。この台湾に現存する屈指の日本式木造建築は、変わらず人々を引き付けてやみません。


黄金博物館

黄金博物館

 黄金博物館は昔の台湾金属鉱業会社の事務所を建て直したもので、1階は金瓜石の鉱業の歴史と文化を紹介しています。2階は黄金がテーマで、黄金の特徴、金と生命との関連や精巧な黄金のアートを展示しています。
 見学客にさまざまな芸術品を楽しんでもらうために、黄金以外にも特色ある展示を行っています。 なかでも最も有名な220.3キログラムの大金塊はギネスブックに「世界最大の金塊」として評され、また同時に黄金博物館の礎石とでもいうべき宝でもあります。

黄金博物館

 また、以前金瓜石で採鉱をしていたある老夫婦が、黄金博物館に見学に来た後、館側の心遣いに感激し、ずっと大事にしてきた金の延べ棒を博物館に寄付してくれたこともあるそうです。苦労して守ってきた文化にささやかながら力になりたいということでした。かつてここで働いていた老夫婦をも感激させた博物館エリアは、忘れられないものとなることでしょう。


本山五鉱 鉱山の坑道を訪れる

本山五鉱 鉱山の坑道を訪れる

 金瓜石が採鉱をしていた全盛期、全部で9本もの金、銅を採鉱する坑道を切り開きました。「本山五坑」はその中でも保存状態の完全な鉱山坑道口です。入口の70メートルを整備し、新たに110メートルの新坑道を掘り、見学客が中に入って、鉱夫の当時の作業の様子を実際に体験してもらえるようにしたのです。

本山五鉱 鉱山の坑道を訪れる

 ヘルメットをかぶり、安全の宣言書に記入したら、当時の鉱石運搬軌道に沿って、赤レンガの坑道に入っていきます。大型の通風機械が見られる他に、鉱夫の蝋人形、トロッコの模型、本物の金鉱脈など、音声解説を組合わせて、鉱夫の採鉱の流れと坑内の生活を知ることができ、鉱夫の1日を理解させてくれます。台湾がユネスコの世界文化遺産に推薦を希望するこの風景を鮮明に印象付けてくれます。
※保険費用など50元が必要。
※見学時間:平日9:30~16:30 祝日9:30~17:30


砂金採り体験

砂金採り体験

 館内施設を見学し終わったら、ここで砂金採りの楽しさを体験してみることをお勧めします。3階に上がると、入口にたくさんの金属皿とガラスの小ビンがあるのが目に入ります。2本の長い砂金採り用の水槽があります。係員の指導の通りに少しずつ少しずつやっていくだけで、きっと存分に砂金採りの面白さが満喫できること請け合いです!
 まず、係員に使用するガラス瓶と蓋が完全か確認してもらって、早速挑戦です。

砂金採り体験

 最初に持っている金属皿を思い切って水の中に入れて水で満たしてください。それから米を研ぐ要領で、金属皿の水と泥をよく混ぜて、比重の原理を利用して、泥の中の金粉を一番下まで沈めるのです。この時、皿の中の大きめな石や砂利は先にどけてください。次のステップに進むのが楽になります。次に皿を水の中で大きく回します。これは遠心力を利用して、余計な泥と砂を水で洗い流しているのです。皿の上の細かい砂のサイズが50元硬貨くらいになった時、回すスピードを落としてください。底に沈んでいるものこそ、私たちが探している金なのです!
皿をわずかに傾けると、きっと皿の底のほうに黄金色に輝く粉末が見えるでしょう。

砂金採り体験

 最後に慎重に皿に残った細かい砂をガラス瓶に移すと、家に持って帰れる記念品になります。小瓶を光に当てて少し傾けると、細かな金色の粉が細かい砂と一緒に金色の光を放って輝いています。実際にすくえる砂金の量は多くはないのですが、大事なのは往時の人々が基隆河のほとりで砂金採りをしていた頃の、あの希望を抱いていた気持ちを体験することなのです。砂金採りの楽しさと難しさという貴重な経験は台湾旅行の美しい思い出になることでしょう。

※体験時間:毎日10:30、11:30、13:30、14:30、15:30
※体験チケットの販売時間は9:30~15:30、毎回50人まで。


鉱夫食堂 鉱夫弁当を味わう

鉱夫食堂 鉱夫弁当を味わう

 「鉱夫食堂」は、日本式木造建築を模した建物で、意趣あふれる空間です。こだわりの陶磁器を組合わせて、室内席でも野外席でも、最高の食事の気分が楽しめます。ここでは看板商品の「鉱夫弁当」の販売以外に、各種セットメニューが選べます。歩きつかれたらおいしいものを食べて、スタミナを補充してから、元気いっぱいで次の行程へ進みましょう!

鉱夫食堂 鉱夫弁当を味わう

 右の写真の「鉱夫弁当」(190元)は、中に1枚の厚くて大きな排骨(パイコー)のフライが入っています。それに煮込みタマゴ半分と、たくあん、高菜漬け、スモーク豆腐など何種類かのおかずも入っています。平凡な家庭料理ですが当時の鉱夫の一日で最も楽しみだったひとときを体験させてくれます。おいしくいただいたら、「黄金博物館エリア」のイラストが描かれた弁当箱と、竹の箸、弁当を包んでいたランチョンクロスなど、全部持って帰ってOKです。いい記念になりますね。

鉱夫食堂 鉱夫弁当を味わう

 鉱夫弁当以外に、ここにはたくさんセットメニューがあります。例えばこの左の写真「ルソンサーロインセット(280元)」は、サーロインと、ルソンスープの創意的なセットメニュー。それに漬物や炒めたスモーク豆腐を組合わせ、栄養とおいしさを兼ね備えています。食後はまた別にコーヒーやデザートを注文してもいいですし、ゆったり満ち足りたランチタイムをお過ごしください。


お土産 お土産

お土産

 黄金博物館3階にある「鉱夫売店」では記念Tシャツ、キーホルダー、黄金あめ、黄金せっけん、トロッコの模型など各種商品を扱っています。ここでいくつか「黄金」の記念品を選んで、あなたの家族や友達にプレゼントしてはいかがでしょうか!


ミニ情報

  • 砂金採り体験は人数制限があるため、できれば体験予定日の45日から7日前までにご予約ください。
施設からのメッセージ

 もしあなたが歴史の中の、日本国外に残された黄金で華やいだ町並みを探したいと思ったなら、それこそが黄金博物館エリアを訪れなければならない理由です。もしあなたが台湾島で最も美しい木陰の風景を見てみたいと思ったら、黄金博物館エリアに足を運ばなければならない理由ともなります。「黄金の印象、麗しき山の風景、文化の薫る集落」。黄金博物館エリアへのお越しをお待ちしております!

記者コメント

記者 はるばる金瓜石に来たのに、ただ古い町並みをぶらぶらして、芋圓を食べるだけではホントにもったいないですよ!黄金博物館にも行かれることをぜひお勧めします。当時のゴールドラッシュの頃に遡ったような、金瓜石の山上都市の雰囲気を感じ取ることができます。その他に、館内ではびっくり楽しい砂金採りまで体験できますよ。もしお腹が空いたら、館内では「鉱夫弁当」も販売しています。きっとあなたも知的で充実した旅ができると確信してます。

(周小姐)