(シャオナンジェンジーワングォ)
 MRT龍山寺駅近くにあるこのお店のメニューは、米の甘辛いプディングと魚のとろみスープの2つだけ。元々は龍山寺市場にあった人気屋台ですが、今も当時の味へのこだわりを保っています。

カテゴリ 軽食・粥 | 台湾料理
住所 台北市西園路一段216號
アクセス MRT龍山寺駅から徒歩約2分
電話 02-2306-0935
営業時間 10:00 - 23:00
定休日 旧正月
標準予算 70元
ウェブサイト
日本語メニューMRT 5分予約不可喫煙席なし [記号説明]


※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。
発祥は龍山寺市場の屋台

 元々この店は、今はもう撤去された龍山寺市場の中にあって、「北港米粥」や「懐念愛玉」などの有名屋台とともに人気を競っていました。当時は道端にある小さな屋台でしたが、客が長蛇の列をなしているのをよく見かけ、狭いスペースの腰掛で食べている客が、歩道にもあふれていました。

 龍山寺市場が取り壊された後、小南鄭記碗は近くに店を探し、営業を再開しました。それが今のお店です。

 MRT龍山寺駅を出て、右へ曲がるとすぐにこのお店の赤い看板がが見えます。大きな赤い看板は道行く人の目をひきつけています。店先を通り過ぎる子供たちも、お客さんで賑わう店の中を覗き込んで、入りたがっているようでした。

(取材:羅先生・游先生)


人気の秘密はオーナーの笑顔

 萬華を訪れた多くの人は、このお店で一杯の碗(米のプディング)と虱目魚羹(サバヒーのとろみスープ)を一緒に食べています。蒸し方、煮方、味の調合、さらには二代目オーナーの優しい笑顔。あらゆるところに人気店の秘密が感じられます。

○これであなたも碗通!

 以前、台湾の宜蘭地区には「白碗」があり、さらに新竹地区の「客家甜碗」、最後にこのお店で出している台南の「黒碗」が現れました。
 「白碗」はうるち米だけで作り、少量の肉そぼろと大根の漬物やしいたけを刻んだものを入れます。調味料はたくさん加えず、食べた感じはきめ細かく、味も比較的薄いですが、米の香りは純粋で、台湾では多くの人がこの種の碗を好んで食べます。
 「客家甜碗」はうるち米に黒砂糖を加えて作る甘い碗で、台湾の客家人の味です。当初客家人は一般の碗に必要な具材を買うお金がなく、黒砂糖の甘みをもって一般の具材に代えていました。それが意外にも大好評で、現在まで続いています。しかし、台湾の店ではこの種の甘い碗はとても珍しく、客家料理店でもなかなかお目にかかれません。
 
 いずれにせよ大切なのは、できたて、いい香り、プリプリ感、口に入れるととろける食感。今は碗をフォークで食べますが、昔は竹べらで食べていました。どちらも使い方は同じです。慌ててほじくって食べるのではなく、まず、フォークでお碗の回りをくるりと回してお椀から離します。それをケーキを切るようにいくつかに切り分けて食べるのです。これであなたも立派な碗通です!
メニューは2つだけ
 40元
 このお店の碗は台南風味です。開業当時、台南風味の碗は台北では唯一無二の味だったので、大変な評判を呼びました。それでオーナーは使命感に燃え、一杯一杯の味に集中してチェックするため、碗と虱目魚羹のみを売ることにこだわってきたのです。

 「黒碗」と呼ばれるのは、うるち米ペーストを蒸す時に肉そぼろの汁を加えると、碗の色が褐色になるから。蒸したての碗は、米のペーストがきめ細かく純粋なので、食感はよくしまっていて粉っぽくなく、噛んでもくずれません。

 中の具は、アヒルの卵の黄身、豚肉の赤身、エビと実に豊富です。豚肉は柔らかくよい香りで、口に入れると甘みがあってあっさりしています。

 一番肝心なのは米ペーストで、碗を作るのに一番適しているのはうるち米の古米だそうです。古米は食べた時、ややねっとり感がありますが、もち米を選ぶと粘りすぎるのです。このうるち米を30分間水に浸してすりつぶし、熱湯を加えて「米漿(米から作った豆乳状の飲物)」状にします。そしてエビや豚赤身などを碗の底に敷き、続いて米漿をいっぱいまで注ぎます。約20分間蒸して、水蒸気を碗から飛ばします。

 付け合せの骨と赤身でとったダシと醤油、少量の砂糖を調合して作った「醤油だれ」は絶妙です。この碗は台湾南部の風味なので、醤油だれは甘辛く、素朴で芳醇な滋味があります。しかし、その配合は秘密だとか。

 35元
 虱目魚(サバヒー:ミルクフィッシュ)の身の味は新鮮でおいしく、しかも栄養価がとても高いので、台湾では虱目魚を使ってテーブルいっぱいの料理が作られます。

 虱目魚にはおもに虱目魚の背の部分、小骨を抜いたものを使います。まずは少量のニンニク、ショウガを加え、生臭さを取ります。そして骨を取り、角切りにし、つみれ状に仕上げます。それからタケノコの細切りなどの具も加えてとろみをつけます。魚のとろみスープが新鮮かつ食感がよくなります。

 このお店のの虱目魚はおいしくて新鮮で、甘みがあり、碗との味の組み合わせはぴったりです。スープは、見た目はあっさりで味がなさそうですが、意外にも千切りショウガと調味料を混ぜいれると、口に入れてすぐに舌の先で魚の甘みが味わえます。砂糖も化学調味料も加えていないので、飲んだときの甘さはすべて虱目魚自身の新鮮な味からきているのだそうです。
 店内はとても整然としていて、オーナーが心を込めて経営しているのが見てとれます。MRT駅から出るとすぐにお店が目に入り、なんか「見〜つけた!」といった感じです。付近の萬華ショッピングエリアにもたくさんの一度は食べる価値のあるお店があります。ここ萬華は、掘り出し物あり、グルメありで、まさに観光客必見のスポットです!本場台灣の味の碗を味わいたければ、ぜひここに食べに来てくださいね!
記者:羅先生
店長  姚穩薇 さんからのメッセージ
 私達はリーズナブル路線で、他の国から来たお客様にも本場の台灣の味を味わっていただきたいと願っております。こちらは交通が便利ですので、皆様にはMRTでお越し願いたいと存じます。

クレジットカード不可 座席数 60 支店数 6 広域マップはこちら




最終更新:2008年12月11日 copyright(C)