MRT5分カードOK [記号説明]
(ワンインゴンファン)

 ハンドメイドならではの深い味わいが評判の、玩銀工房の作品。自然に生きる動物たちや、花や木の葉、また、自身のルーツである中華文化をモチーフにしたシルバーアクセサリーは世界中にファンが多く、ヨーロッパやアメリカからもオファーが来るそうです。
カテゴリ ショッピング
住所 台北市永康街31巷14號
アクセス MRT中正紀念堂駅より徒歩約15分
電話 02-2394-6420
営業時間 12:00-21:00
定休日 年中無休
ウエブサイト http://www.chungsteam.com/

(取材:宮原小姐 渡辺小姐)

クーポン お買い物をされた方にオリジナルノート1冊プレゼント
※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。
玩銀工房の店鋪一覧
玩銀工房(永康店) 玩銀工房(戲院店)

独創性で勝負

 玩銀工房を率いる鍾維文氏は、アパレル、広告業界のデザイナーとして活躍していましたが、自分の独創性で勝負したいと工房を開いたのは2000年のこと。最初の1年は工房にこもり、独学で彫金や鋳造の腕をひたすらに磨いたそうです。玩銀工房という自分のブランドを成功させた今も、デザイナーよりも職人と呼んでもらったほうが、自分の気分にはぴったり合うそうですよ。

 鍾氏の工房があるのは、国立故宮博物院裏手の深い山の中。鳥のさえずりと虫の鳴き声をBGMに、日々、作品に向き合っています。工房のスタッフは鍾氏と2人のお弟子さん、広報を担当する奥様に、時にはモデルにもなるシャム猫のテキーラ。制作は3人だけ、しかもすべての工程を手作業で行うため、海外からの注文に応えられるような大量生産はできないのだとか。毎月10点前後の新作を発表するのですが、デザインのインスピレーションは自然から得ることが多いのだそう。

 工房のベランダからは森へ通じる小道が伸びており、気分転換に散歩に出ることも。子供の落書きや、生活のふとした瞬間に、作品のモチーフ思いつくこともあるそうで、いつも持ち歩いているというメモ帳には、アイディアのラフがぎっしりと描きとめられていました。

永康街に移転

 2008年2月9日に玩銀工房は誠品デパート敦南店からたくさんの個性的なお店が集まる永康街に移転しました。当初のオープン時にも、最初に候補に上がったのが永康街でしたが、当時は条件に合う店舗がなく、誠品デパート内に敦南店としてオープンしたそうです。店長の劉さんによると、デパートのお店は内装する上で制約があったのだそうです。永康店では、そのような制約もなく、玩銀工房らしさにこだわった店が作りあげられました。

  永康店では、劉さんは自ら苗栗県の三義まで行って木材を選び、設計士にスチールラックの設計を頼み、永康店をモダンチャイニーズ感覚の開放的なディスプレースペースとし、玩銀工房ならではの小さな店を作り上げたのです。

  劉さんはお客さんが玩銀工房の前を通る時、お店の中を覗いただけで面白そうと感じてもらい、店内に入ってシルバーアクセサリーを見て、玩銀工房の作品のコンセプトを理解し、できればお気に入りの一品を見つけていただければ嬉しいとのことです。

制作プロセス

 シルバーアクセサリーの制作は、銀板を切り出す「彫金」と、ロウなどで型を作り銀を流し込む「鋳造」の二つに大きく分けられます。今回は「彫金」を簡単にご説明しましょう。モチーフとなるのは、鍾氏が東京へ旅行した時に上野公園で拾ったイチョウの葉。台湾にはイチョウは生息していないので、はじめてこの葉を見た時には、なんてユニークな形をしているのだろうと、創作意欲を刺激されたそうですよ。

1. 寸法取り・切り出し
銀板の上にイチョウの葉を置き、寸法をとります。ハサミで大まかに形を切った後に、糸ノコで形を整えます。葉の微妙なカーブを切り出すのが難しいそうです。
2.整形
バナーで熱しながらノミなどで叩き、立体感をつけていきます。微妙な力加減が必要で、作家の力量が試されるのがここだとか。水で冷やしながら、丁寧に形を作って行きます。
3.彫刻
イチョウの葉の特徴である、細かい筋を彫っていきます。ここで登場するのが、歯医者にありそうなハンドモーターの数々。髪の毛のように細い筋が彫られていくに従い、銀板が次第に葉っぱとしての生命力を宿しはじめます。枝部分のパーツもこの時点で接着します。
4.腐食・研磨
硫黄などの薬液につけ、銀を腐食させます。ここで玩銀工房独特のいぶしが入り、アンティークのような落ち着いた雰囲気が出てきます。次にヤスリや専用モーターで磨くのですが、研磨のさじ加減が作品の風合いの決め手となるため、かなり神経を使う作業だそう。ある程度磨いては様子を見、また磨いての繰り返しが続きます。薬品で輝きを出すこともできるのですが、光の反射を確認しつつ手で磨いた方が、作品に深みが出るそうですよ。
 
5.仕上げ
筆で細部を仕上げ、チェーンなどのパーツをつけて完成です。玩銀工房では、パーツも手作りが基本。市販品ですと輝きや風合いなどのバランスがとれないため、手間とコストがかかるとしても、自作パーツを使うと決めているそうです。
以上のように工程は全て手作業なので、手がけた人によって違う味わいが出てくるそう。同じ作品でも全て一点もの、というわけなのです。

商品ご紹介

【大龍】 ネックレス (12,800元)

中華モチーフの代表である、龍。皇帝の象徴でもある龍が、天を自由に飛び回る姿を表しています。勇壮なデザインと優雅さを備えた作品です。
【大荷葉】指輪 (4,880元)

玩銀工房の代表的なモチーフである、蓮の葉の指輪です。かなり大ぶりですが、夏の朝を連想させるさわやかなデザインでシンプルな洋服のアクセントに。ぜひ試着してみることをお勧めします。
【花鈴】ブレスレット (5,480元) / ネックレス (3,680元)
※販売終了

春の訪れを告げる、小さなお花をモチーフにしました。中には小さな鈴が入っており、人の動きにあわせてチリンチリンとかわいらしい音が響きます。
【塔猫】ネックレス (4,680元)

愛猫のテキーラをモチーフにした作品のひとつ。子猫が無心にボールにじゃれつく様子が、見事に再現されています。猫シリーズはテキーラの成長と共に微妙に変化し、最近の作品は猫のおなかがちょっと出ているのだとか。
【青蛙】ネックレス (2,680元)

お客さんのリクエストに応えて制作されたカエル。カエルの特徴をリアルにとらえながら、どこかユーモラスな表情に仕上がっています。カエルが蓮の葉に乗ったバージョンなどもあります。
No.284 ネックレス (12,000元)

シルバーと石をあわせたシリーズで、二匹の猫と植物の蔓、小さなお花が組み合わさり、独特の優雅さを演出しています。フォーマルなドレスから、ジーンズにTシャツまで、どんな服にもフィットしますよ。

No.423 ネックレス (3,980元)
※販売終了

七宝と組み合わせた新シリーズで、玩銀工房の新しい試みです。丸く編みこまれたブドウの蔓とブドウの実、そこに添えられた七宝の葉の緑は、秋のひとコマを切り取ったよう。

ショップご案内

永康店(下の地図参照)
住所:台北市永康街31巷14號
敦南店02-2394-6420
営業時間:12:00-21:00
定休日:年中無休

戲院店(中正紀念堂前のオペラハウス内)
住所:台北市中山南路21號 國家戲劇院1F
電話:(02)3393-9898
営業時間:12:00-20:00
定休日:年中無休
オーナー&デザイナー 鍾維文さんからのメッセージ
 大好きな日本の皆様に、玩銀工房の作品をご覧いただくことはとても光栄です。自然をテーマにした玩銀工房の作品は、きっと気に入っていただけることでしょう。お店にお寄りの際には、気軽に試着をしてみてください。見るだけはわからない、作品の魅力を感じていただけると思います。

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最終更新:2008年03月31日 copyright(C)