(ロンロンユエン)
 大通りから一本入った路地に面する榮榮園は、外観こそ華やかではありませんが、女将さんがタイミング良くアツアツのお料理を運んでくれるのも嬉しい、人をホッとさせるアットホームな雰囲気で、ゆったりと食事を楽むことができます。

カテゴリ 江浙(上海)料理
住所 台北市安和路一段102巷9號1樓
アクセス MRT忠孝敦化駅から徒歩約15分
電話 02-2703-8822
営業時間 11:30-14:00 / 17:00-21:00
定休日 年中無休
標準予算 300元程度
ウェブサイト
英語メニューカードOK喫煙席あり [記号説明]


※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。

路地裏で見つけたアットホームなキッチン

 大通りから一本入った路地裏にひっそりと佇む榮榮園。店内に足を一歩踏み入れると、壁には清明上河図がかかっており、落ち着いたレイアウトがゆったりと食事を楽しめる雰囲気をかもし出しています。女将さんがタイミング良く、アツアツのお料理を運んでくれる榮榮園は仲間内で楽しく会食するのにぴったりレストランです。この店の女将、李桂榮さんの愛称は小山東(山東さん)。朗らかで人懐っこい性格が、榮榮園繁盛の秘訣のようです。また、榮榮園という店名も女将さんの名前を取って命名されており、彼女がお店の看板であることは言うまでもありません。通常の営業時間には女将さん自らの手料理がテーブルに並びます。常連客なら、注文をする必要もありません。お得意さんのお気に入り料理なら、女将さんがすべて了解済み。このレストランにとって、彼女は店内を照らす明るい電球のような存在なんですよ。

 女将さんの小山東を筆頭に、明るく、鍛え抜かれた女性陣が榮榮園のフロアサービスを担当しています。また、シェフでもあるご主人の黄さんは、抜群の腕を持つ数名の料理人たちとともに、グルメファンの舌を唸らせる絶品料理を作り上げます。協力し合い、店を切り盛りする夫婦と従業員の歩調がぴったりとマッチしていることも、榮榮園の知名度が知れ渡っている理由のひとつでしょう。

 榮榮園の知名度は、開業から十数年経った今でも変わらず、常連客も増え続けています。2002年に現在地に転居し、便利な路面店(1階)となりました。榮榮園にとっては新たなスタートとなったのですが、これを機に榮榮園はいろいろなメディアで紹介され、多くの有名人も榮榮園の味に魅了されて常連客となったそうです。以前からの古株常連客たちがここに通い続ける理由は、全てのメニューにそれぞれのサポーターがいることだそうです。常連客とともに進化し続けているお店なんですね。

(取材:蔡小姐・游先生)


温かい雰囲気で食事を楽しむ

 常連客が多いお店だと、イチゲンの観光客は居心地が悪い・・・というようなことはありません。一度訪れるただけで、もう常連客になったような気分にさせてくれますよ。つまり、榮榮園では一般家庭のような温かい雰囲気で食事を楽しむことができるのです。

 女将さんの人情が訪れる人々のハートをつかみ、そして忘れがたい料理の味が人々の胃袋をつかみます。すべての料理は考えつくされ、苦労の末に作り出されたものばかり。だから初めてのお客でも「もう一度来たい」という気持ちにさせてくれるのです。ただし、超人気店榮榮園は時間帯によっては満席のこともしばしば。できれば電話予約をしてくださいね。

排骨 (スペアリブのホイル焼き) 400元
 美しく、そして完璧なスペアリブ。脂と肉の絶妙なバランスを見れば、榮榮園は食材の選び方からこだわりを持っていることがすぐに分かります。肉は醤油、オイスターソース、氷砂糖などを加え、肉がちょうど良い柔らかさになるまで鍋で8〜10時間煮込みます。次にオニオンフライなどを加えた特製ソースを肉にかけ、アルミホイルでつつんで弱火でしっかりと焼きます。ソースが流れ出さないよう断熱ペーパーで包み込むことも忘れません。アルミホイルを開いたその瞬間、長時間かけて調理されたおいしさが漂い、香りだけでもうっとりとしてしまうほど。口に入れれば、言葉を失うほどの至福を味わうことができますよ。

光餅 1個15元
 江浙料理の味付けはどれも濃い目が特徴。では、光餅などのシンプルな主食はいかがですか。ご飯という手もありますが、光餅もオススメのオプションですよ。光餅はその昔、内戦が多かった時代に、人々が小麦粉を丸めて塩とゴマをふりかけ、これを鍋の内壁で焼いたものが原型となっています。兵士はこのパンのような食べ物を首からぶら下げ、空腹を凌いでいました。榮榮園の光餅は見た目が繊細で、外側には香りの良いゴマが満遍なく散りばめられています。中に餡は入っていません。小麦粉とゴマの香りが口の中で調和し、かめばかむほど味がでる、そんな食べ物です。こうして、口の中のこってりとした魚や肉の味を中和させてくれます。キツネ色に焼きあがった光餅は、小麦の自然な香りが漂う絶品です。

鹹肉魚雙 (塩漬け肉とゲンゴロウブナの盛り合わせ) 328元
 榮榮園の選ぶ塩漬け燻製肉は赤みがあり、なんとなくおめでたい雰囲気があります。普通の肉と比べて脂分が少ないのですが、香りは絶妙です。ゲンゴロウブナもまた、本場を知り尽くしていなければ出せない絶品の味です。まず醤油、砂糖、酢を鍋に入れて温め、味がしみたら、最後にもう一度揚げるのですが、これには技が必要。揚げる時間が長すぎると苦味が出てしまいます。骨のパリパリとした食感が残るよう、ほどよく揚げなければなりません。食べるときは、骨も一緒に食べることができます。骨が苦手で魚が食べられない方でも安心して魚本来の味を満喫することができます。ゲンゴロウブナの酸味と甘味を帯びた口当たりに燻製肉の塩味の効いた組み合わせが絶妙で、人気料理のひとつです。

爆蟹加年 (蟹と餅の炒め物) 700元
 女将さんが特にオススメの看板メニューで、このお店で一番高い一品です。この料理に使われている蟹は一般の紅蟹ではなく、中華料理で比較的頻繁に使用される青蟹(上海蟹)を使っています。赤蟹は見た目あまり良くない上に、中華料理には適さないところがあります。赤蟹は焼くと卵が硬くなり、乾いた粉のようになります。これも榮榮園がコストを惜しまず青蟹を使う理由です。また、青蟹の味噌を調理前にソースと合わせて回しかければ、蟹だけをいただくよりもずっと深みのある味になります。蟹は、まず蟹肉の部分の裏に少し小麦粉をまぶし、豆板醤とお酒少々を入れ、最後に小口切りの餅を加えて強火で10分ほど蒸し焼きにします。こうすると、食べたときの噛みごたえがあり、調理時間も短いのだそうです。
 路地に面した小さなレストランですが、女将さんの情熱とエネルギッシュなサービスはまさに磁石のように遠方のファンまでも引き寄せてしまいます。私たちも彼女の魅力にはかないません。アットホームな雰囲気で、訪れる人すべてに面倒見良く対応してくれるほか、コストを惜しまない様々な手料理がグルメファンたちを魅了してやみません。東区においでの際は、少しだけ足を伸ばし、榮榮園の人情味溢れる江浙料理をお楽しみください。
記者:蔡小姐
総経理  李桂榮さんからのメッセージ
 行き届いたサービスと本場の江浙料理、そして台湾の人情味溢れる文化を体験したい皆様、どうぞ私たちの榮榮園へお越しください。

クレジットカード可(VISA、MASTER、JCB、AMEX) 座席数 150 広域マップはこちら




最終更新:2006年10月23日 copyright(C)