(アーシュイシージュージャオダーワン)
 このお店は、創業から35年という長い歳月を経ても、台湾屋台料理の代表的なお店で、その料理は、国内外のトップスターやVIPに振舞われています。ずっと守り続けている味が、お客さんに愛され続けている理由のひとつなのでしょう。
カテゴリ 台湾料理
住所 台北市忠孝東路四段235-1號
アクセス MRT忠孝敦化駅2番出口から徒歩約3分
電話 02-2752-1997
営業時間 10:00-21:00
定休日 旧暦の大晦日〜1月3日
標準予算 一人100元程度
ウェブサイト
MRT 5分喫煙席あり [記号説明]


※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。
台湾屋台料理の代表
 台湾の屋台料理といえば、仔煎(カキ入りオムレツ)、臭豆腐(発酵させた豆腐)、滷肉飯(豚煮込みご飯)などいろいろなものがありますが、「豚足料理」も忘れてはならない料理のひとつです。その「豚足料理」で有名なのが、ここ「阿水獅豬大王」です。ここの料理は、国内外のトップスターやVIPに振舞われており、多くのファンがいる人気店です。
 このお店は、屋台から始まり、現在は台湾に5つの支店を持つほどに成長しました。創業から35年、長い歳月を経ても、台湾屋台料理の代表的なお店であり続けているのは、なぜでしょう?早速、その秘密を探るべく、お店をご紹介しましょう!
(取材:陳先生)

受け継がれてきたタレ

 1970年、国民の平均所得が向上し、経済が豊かになり始めた頃、「阿水獅豬大王」は台中公園の正面に、最初の店を開設しました。初め屋台だったのですが、たちまち人気が高くなり、しだいにオーナー達は店舗を持ちたいと思うようになりました。そこで、親戚などで資金を出し合い、店舗をオープンさせたのです。そのお店を現在まで守り続け、さらにお店は大きくなり支店を増やし、台北にも広がっていきました。全ての店舗は家族で経営しており、安定した品質を保っています。オーナーは、「事業を大きくするだけなら簡単ですが、経営をずっと続けていくことは容易ではありません。大切なのは、ブランドイメージを維持し、事業を長く続け、お客さまにずっと愛されることなのです」と言います。このことをモットーに、創業以来、「阿水獅豬大王」は守られてきたのです。

 店内に入ると、まず目に飛び込んできたのは、煮込み鍋。中は、創業以来注ぎ足して受け継がれてきた歴史あるタレで、お鍋にも年季が入っています。この守り続けてきたタレが、豚足の味を引き立てているのです。

 忠孝店の内装は、蘇さんがデザインしたのだそうです。室内設計を学んだ蘇さんは、「ノスタルジー」をコンセプトとし、本店と同じく台湾スタイルを強調した店舗を造りました。花梨の建材をたくさん使用し、赤レンガの壁に赤い漆の家具をあしらい、どこか懐かしい雰囲気が漂います。壁には、ここで食事をしたお客さん達のサインがビッシリ。みなさんも、ここで食事をされたとき、感想とサインを書いてみてはいかがでしょうか?
おすすめメニュー


麺線 ジュージャオミエンセン(100元)

 この料理は、そうめんに豚足の煮込みが添えられているものです。豚足は、このお店の看板料理。豚足の素材からこだわり、寸法や重さを規定し、厳選しています。豚足には、コラーゲンがたっぷり含まれていて、脂身と赤身それぞれのおいしさががバランスよく詰まっています。煮込みに使うのは、創業から受け継がれているタレをベースに、醤油、黒砂糖、葱などを基本としたオリジナルソースを加えたもの。これで余分な油を除きながら、まず強火で4時間、それから弱火でぐつぐつと煮込みます。こうして長時間煮込むため、お肉は箸で簡単に切れますし、口に入れると溶けていくようです。また、黒砂糖が深みのある味わいにしています。
  麺は、お店のある地域にあわせ、台中本店では赤そうめん、永和と忠孝支店では彰化産の手作りそうめんを使用しています。彰化産のそうめんは、食感がよいだけでなく、冷めてもコシがあるのが特徴です。味付けはシンプルで、エシャロットと黒ゴマ油、豚足の煮汁を使っています。このエシャロットと黒ゴマ油が料理の隠し味にもなっていて、入れる割合が難しいのだそうです。しこしことした麺に、豚足の煮汁が浸み込み、香ばしいゴマ油とエシャロットが組み合わさって、口の中で完璧なハーモニーを奏でます。

滷肉飯 ルーロウファン(30元)

 これは、ご飯に豚煮込みをかけたものです。豚煮込みには、モモ肉の脂身と赤身をバランスよく混ぜて作っています。赤身が多いとパサパサしていまい、脂身が多いとしつこくなってしまいます。肉のバランスをよく研究していて、ご飯との相性もバッチリですよ。

大腸頭 ダーチャントウ(120元)

 大腸は、台中本店でまとめて仕入れ、各支店へ送られます。送られてきた大腸を丁寧に洗い、余分な油や汚れを取り除き、受け継がれてきたタレで煮込みます。大腸は斜めにカットされているので、味がよく染み込んでいて、全く臭みが感じられず、脂の甘みと柔らかい食感が楽しめる料理です。

蹄筋 チージン(120元)

 大腸と同じく、蹄筋は台中本店から送られてきます。蹄筋は、アキレス腱の塊で、歯ではじけるような食感が楽しめ、コラーゲンを豊富に含んでいます。蹄筋も、しっかり味が染み込むまで煮込まれていて、その味わいと香ばしさはお酒にも合いますよ。

魯白菜 ルーパイツァイ(大:60元・小:40元)

 この料理は、白菜やヒラメ、干しエビを一緒に炒めてから、醤油などで白菜が柔らかくなるまで煮込んだものです。白菜の甘みが引き出されていて、サクサクとした食感も失われていないので、味も食感も楽しめます。

清燉豬腦 チンドンジューナオ(40元)

 膜や血管を取り除いた豚の脳を、センキュウやクコ、生薬などと一緒に煮込んだスープです。生薬が脳の生臭さを消し去っていて、クコの自然な甘みが味に深みを出しています。また、余分な味付けをしていないので、とてもサッパリとしています。食感は、非常に柔らかく、綿のように口の中で溶けてしまいます。この料理で使用する材料、センキュウやクコ、脳、生薬など、どれも様々な栄養価が豊富に含まれており、健康や美容、さらには長寿の作用もあると言われているそうです。しかし、脳はコレステロールも多いので、食べすぎには注意してくださいね。
 さすがは35年という歴史あるお店で、料理には強いこだわりがあると感じました。特に、創業以来注ぎ足しで受け継いでいるという、豚足のタレは印象的でした。お店は、人情味が溢れていて、地元の人だけでなく、観光客の方にも、おいしい食事を楽しめる雰囲気となっていますよ。
記者:陳先生
会計 さんからのメッセージ
 本場、台湾屋台料理はいかがですか?ぜひ「阿水獅豬大王」へお越しください。他では味わえない、新しいグルメに出会えると思いますよ!
クレジットカード不可 座席数 80 支店数 5 広域マップはこちら



最終更新:2006年10月23日 copyright(C)