(ホンロウ)
「紅樓」は、淡水の旧英国領事館官邸に似たコロニアル様式の歴史的洋館です。館内だけでなく、庭園やバルコニーなどにも席が配され、ゆっくりと食事やティータイムを楽しむことができます。

カテゴリ 台湾料理
住所 台北縣淡水鎮三民街2巷6號
アクセス MRT淡水駅から徒歩約10分
電話 02-8631-1168
営業時間 11:00-22:00 / カフェは24:00(休日、休前日は27:00)まで
定休日 年中無休
標準予算 500元程度
ウェブサイト
日本語メニュー英語メニューMRT 10分予約推奨日本語スタッフカードOKクーポン喫煙席あり [記号説明]


クーポン 中華料理レストランでお食事をされた方に野菜料理(種類はお店にお任せ)もしくはデザート一皿サービス
※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。

植民地の歴史建築

 淡水の古い街並みの歴史ある路地の中を、くねくねと、106段の素朴な石段を一段一段登っていくと、この世から隔絶された桃花源─紅楼があります。息を切らしながら見上げると、古い建築が目に飛び込んで来て、まるで昔のイギリスにタイムスリップしたかのようです。

 1858年、英仏連合軍とのアロー戦争の結果、天津条約により淡水港が通商港となって以来、このあたりにはコロニアル様式の建物が建つようになりました。紅楼の建物は、1895年に淡水の商人、李怡和が一流の職人を雇い、上質の清水煉瓦と堅固で耐性のある北投キリガン石を厳選し、4年以上の時間をかけて完成させ、「達観楼」と名づけたものです。しかし10数年で李怡和がここを離れたため、次第に荒れ果ててきたのです。第二次大戦の間、この庭園は、日本軍に徴用されたこともありました。戦後は学生寮として使われたりもしましたが、いにしえの華麗な建物は十分に手入れされないまま荒廃していったのです。

  1966年になるとこの建物は、魚団子店の社長、淡水人の洪良艦の手に渡り、何度も修理、改装、再設計が行われた結果、昔の回廊建築の風格が蘇ったのです。洪さんは、すでに60歳を過ぎていますが、グルメを愛し、紅楼の古い建築を愛しています。より多くの人が風景の美しい旧跡の中で各種のグルメを楽しむことができるように、出費を惜しまず、紅楼を手入れし続けているのです。

(取材:陳小姐)

高貴で優雅なレストラン

 夜の紅楼は、天空の輝く星々のように、眩い光に美しく照らされます。立派な大理石の庭園から入ると、伝統的な中国風の赤い木造の扉が私たちを迎え入れてくれます。イギリスのビクトリア式の回廊に建物の周囲を囲まれ、中国の伝統な木造のテーブルや椅子が並べられた中での食事は、タイムマシンでイギリスと中国の間を行き来しているかのようです。

  1階のロビーに入ると、眼の前に2つの密教画が目に留まります。紅楼の洪オーナーは、密教の信者だそうですよ。店内に掛けられた黒いランプシェードも、歴史ある骨董品。古城の中にさまよい込んだようで、古色蒼然とした中国風の伝統的なテーブルや椅子によって、神秘的で古典的な雰囲気が作り出されています。

  落ち着いたキリガン石の壁面に、白いソファーような椅子が組み合わさった、優雅でロマンチックな雰囲気に囲まれた1階は約100人を収納することができます。

 2階はちょっとおしゃれな宴会スペースが広がります。テーブルを金色の幕で仕切り、空間を巧妙に運用するだけでなく、高貴で華麗な雰囲気を演出することができます。

 3階のオープンエアの喫茶店では、おいしいコーヒーを味わいながら、向い側の観音山、八里の美しい景色を楽しむことができます。夜になると、台北の賑やかな夜景が星の光のように輝き、絵葉書のような光景が眼の前に広がります。紅楼を出て、傍の庭園には小さな茶館があります。ガラスの壁で囲まれ、天井もガラスで造られていて、淡水の美しい景色を思う存分満喫することができます。茶館では各種の飲み物が提供され、豊富な地元の屋台料理もあり、ゆったりとした午後のひと時を楽しむことができますよ。

  さらに茶館の脇には、大規模な宴会にぴったりの場所─「紅楼二館」があります。華やかな内装に、現代的な幾何学模様のデザインがあしらわれ、そのシンプルなおしゃれさには、「紅楼」のノスタルジックな落ち着きとは違ったものがあります。
  オススメメニュー

梅林椒牛柳/ 牛ヒレ肉のピリ辛ソース炒め(小280元/大360元)
 この料理は、紅楼の看板料理です。牛肉はオーストラリアから輸入された、柔らかいヒレ肉を細切りにし、先に揚げてから、唐辛子、タマネギ、ウスターソースと一緒にさっと炒め、最後にセロリで色を添えます,牛ヒレ肉は、外側は歯ごたえがあり中は柔らかく、味は濃くてちょっと辛味があります。牛肉の柔らかさにウスターソースの甘い風味が加わり、やめられなくなります。広報担当の呉さんによると、紅楼に来たら絶対に注文してほしいメニューですよ、とのこと。
紫玉炒鮮貝/ ホタテと山芋の炒め物(小280元/大360元)
 とてもカラフルなこの料理は、紫山芋と白山芋と新鮮なホタテが主役です。ホタテの単調な色を生き生きとさせるため、ピーマン、パプリカ、銀杏、生姜などが組み合わされています。銀杏と山芋は健康によく、健康志向の方には特にお奨めです。ホタテを口にすると、さっぱりとしたスープが滑らかなホタテとマッチし、最高のおいしさです。ほっこりとした山芋と、ほんのり甘いピーマンと、新鮮なホタテ・・・さっぱりした食感が楽しめます。
碧緑銀魚湯/ 海苔とシラスのスープ(小260元/大330元)
 このお店イチオシの料理です。紅楼に来たら絶対にこのスープはお見逃しなく。このスープの魅力は、天然の海苔と厳選された新鮮なシラスにあります。最後に生姜の細切りを少々加えるだけで、他のスパイスは何も使っていないのに、ここまでのおいしさが創り出せるとは。このスープがグルメに愛される理由がよく分かります。海苔の柔らかい食感にシラスの新鮮なおいしさが加わり、とっても懐かしい気持ちにさせてくれる料理です。
地瓜葉/ サツマイモの葉の炒め物(180元)
 この台湾の伝統的な家庭料理は、台湾本場の味を体験したい人にとって、基本メニューの一つです。ニンニクを強火で炒め、新鮮なサツマイモの葉を入れると完成・・・とても簡単です。素朴な食材と簡単な作り方は、台湾の昔の純朴な民族スタイルを象徴しているよう。サツマイモの葉を一口食べると、ニンニクの香りとサツマイモの葉のさっぱりした甘さが一つになって、自然へ回帰したような感覚に包まれます。
茶點・北埔擂茶 (160元)
 この「北埔擂茶」は、紅楼の看板ドリンクです。擂茶は、客家人が客をもてなすときの一種のお茶菓子で、「擂」にはすりつぶすという意味があります。擂茶の作り方は、お茶の葉、ピーナッツ、ゴマなどの穀物をすりつぶし後、沸騰させたお湯を入れてかき混ぜ、さらに「玄米」〈浸してから、蒸して日に晒し、炒めたもの〉を加えた後でいただきます。擂茶は、喉の渇きを癒すだけでなく、健康的な飲み物です。紅楼特製の「北埔擂茶」は、香り高い牛乳と抹茶も加え、食感をより濃厚に、しかも飲みやすくしています。紅楼に来たら、是非飲んでみてください。

記者:陳小姐
 淡水の紅楼は、夏場の照りつける日差しから逃げるには絶好の場所です。100年の歴史をもつ古い建築、広々とした淡水の美しい景色、ノスタルジックなレイアウトに、シェフが心を込めて作った料理とくれば、おいしいものに目のない私はとても感動させられました。おいしい食べ物は、忙しい仕事のことなど、忘れさせてくれます。自然の美しい景色を遠く眺め、涼しいそよ風に吹かれていると、心が休まります。
広報主任 呉嘉豪さんからのメッセージ
 紅楼の親しみやすいサービス、古さと新しさ、東洋と西洋を融合した内装レイアウト、心を込めて作られた料理。絶好の地理的位置にあり、淡水河や観音山などの自然の景観によって、都会の喧騒を離れて心を癒し、豊富で多様な料理によって、グルメなお客様の要求を満たします。紅楼では皆様のお越しを心からお待ちしています。
クレジットカード可(VISA、MASTER、JCB、AMEX) 座席数 100(宴会場、カフェ併設)
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最終更新:2008年03月06日 copyright(C)