家常館は大変身 Personは別天地の趣 信義計画区は台北市の指標地区で、近年多くのラウンジバーなど夜間営業の店が進出し、夜の信義商圏をいっそうきらびやかにして、さながら不夜城のようです。 NEO19に入り、いくつかの角を曲がって見えてくる一面の鮮やかな赤い壁に彩られたお店がPersonです。ここの前身は「家常館」でしたが、2007年11月にリフォームし、「人」を中心としつつ、贅沢さを抑えた風格と神祕的なデザイン感で、店に来る客が皆プライベートスペースを持てる雰囲気を作り出しました。 また各種アルコール類を取り扱い、飲食をミックスさせバラエティー豊かなバーとなりました。親しい仲間をたくさん誘ってはめを外して楽しんだり、美味しい料理に舌鼓を打つもよし、または一人カウンターで何種類もあるフレーバーのカクテルを味わうもよし。Personのグルメ料理と豪華さを抑えた雰囲気があなたを迎えることでしょう。
(取材:周小姐)
Personの内装はテーブルと椅子の流線と灯りが、視覚上無限に延伸する広さを作り出していますが、この一見広く見える場所にも自分だけのプライベートスペースが生み出されています。 企画担当の陳さんたちはここを台北の蘭桂坊(ランカイフォン:香港の有名レストラン)にすべく、店内の内装設計をすべてオーナー自らの手で行いました。 「Person」は人が主役、そこで店内の設計はいずれも「人」からスタートしているのです。彼女はナイトライフで最も大切なのは自分だけのプライベート感だと考え、これをPersonを創造する際の基本としていきたいのだそうです。 またPersonには中型と大型の個室もあります。本来、10数人以上のお客さんに提供するVIPルーム(大個室)ですが、実は誰でも使うことができるのだそうです。まるで「家」でくつろいでいるように快適で気ままな空間「」VIPルームの中には多くの書籍や雑誌が置かれ、お客さんはどれでも自由に読むことができます。 L字型のカウンターには全部で12席あり、それぞれの席の間にはいずれも一つのオレンジレッドの小さなランプで区切られていて、一人で飲みに来たお客さんにも孤独を感じさせることはありません。 今回のリフォームでは屋外の部分も大きくリニューアルされ、多くのお客様に愛される屋外席ができあがりました。この屋外空間は非常に広々していて、夜になれば信義区の夜景が見えることから、ここでの食事はすばらしい雰囲気です。周囲にたくさんの観葉植物が植えられているため、外からその神秘性を帯びた内部をうかがい見ることはできません。
Personの内装の基調は赤と紫色を中心とし、その他金色、ピンク、オレンジなどの色がミックスされてお客さんを視覚的な遊び心で楽しませます。そのどれもが鮮やかな色なのですが、全体の設計はかえって控えめでシンプルにまとめているため、贅沢な華麗、高貴でありながらも落ち着いた雰囲気を醸し出しているのです。
もし顔をあげて周囲を見回さなかったら、Personのもう一つの心配りの場所に気づかないでしょう。天井板のペイントはほとんど蓮根色をメインにしていますが、中央の一区画だけは赤い壁紙で、その上には控えめだけれども華麗な金色の牡丹が描かれています。またオーナーは骨董をコレクション好きなのでPersonにはさながらショールームのように各種珍品が展示されています。例えば濃厚な中国テイストを持った暖炉は、彫刻の細工が細かい骨董ですが、下の赤い部分にはオーナー自身が赤い紙や電灯を付けて作り出した視覚効果となっています。また天井板には水晶の吊り下げ灯や、華麗な燭台、果ては鳥かごなど、さまざまなものが展示物として吊り下げられています。 Personのオーナーはもともとデザイナーだったため、壁の何枚かの絵とスクリーンは、その内容はどれも彼が実践大学の研究所も掛け持っていた頃の作品です!絵の中の女の子は隣の店─in-houseの以前の店員で、背景に賑やかに咲き誇る草花とPersonが伝えたい「賑わい」がぴったりマッチしています。 店内の環境を眺め終わったら、見逃せないのが人を興奮させるここの美食です!「家常館」がリフォームされた後、Bar n restaurantを融合した「Person」に変身したので、シェフはすでに前任の荘宝国氏ではありませんが、料理の味は昔のままです。従来の中華料理の他に、新たに売り出した炒め物類と各種アルコール類を自由に選ぶことができます。
「炒め物」はずっと台湾のとても特別な屋台料理文化ですが、炒め物とラウンジバーとの融合はかなり新鮮な手法でしょう。Personは従来の「夜店の酒の肴はアメリカ料理であるべき」などという固定観念を一掃し、炒め物とカクテルを結び付けるという、お客さんに全く新しいラウンジバーをもたらしたのです。
烏龍炒蝦 / ウーロン茶エビ炒め オレンジ色を帯びた赤いエビと深緑色の揚げてパリパリになったウーロン茶葉と鮮かに赤い唐辛子、そこに清々しい緑色のネギとニンニクが加わって、見ただけでも多くの人の心を鷲掴みです。ウーロン茶の香気がプリプリのエビの新鮮さとマッチし、さらに口に入れて噛みしめると香りが広がります。
お店一押しはクランベリーテイストを加えたディタです。このディタは口に含むとまず舌先にクランベリーのかすかに甘みを帯びた酸味が広がり、そのあとライチの芳しい甘さが加わります。味はパーフェクトジョンよりもややきつめですが、それでも非常にさっぱり系のカクテルです。