台湾伝統の「小吃」の名店 台北は林森北路。昼間はごく普通の町並みですが、夜になるとネオンがこうこうと輝き、カラオケボックスやパブ、マッサージ店などが営業をを開始します。 この大勢の人と車が行きかう眠らない町では、周りの洋服店や飲食店、その他の店も真夜中まで営業しています。今回ご紹介する、真っ赤で大きな看板が見印の「高家荘」は、台湾伝統の「小吃(軽食、夜食の意味)」、特に「米苔目」の名店として有名です。
(取材:蔡小姐)
「米苔目」って? 中国の食文化の中心は、何と言ってもやはりお米です。そのお米を原料にして、中国人は数々の料理を生み出してきました。「碗」「麻薯」「状元」(いずれも米と豆、芋、ゴマなどを組み合わせた食べ物)などがそれですが、その中でも「米苔目」は米食文化の代表作ともいえる料理なんですよ。 この日本のうどんによく似た 「米苔目」は、元々中国大陸は雲南省に起源を持つ食べ物ですが、客家族に受け継がれ、何代もの間に海を渡り、台湾にやってきました。 「米苔目」の主な材料はお米とサツマイモの粉ですが、この原料の微妙な混合率が味のすべてを決定するそうです。安くあげようとサツマイモの粉や、別の材料を多めに入れると、腰のある「米苔目」はできません。十分な米を使用してはじめて、歯ごたえ十分でつるつるした「米苔目」が出来上がるそうですよ。
日本語メニューで安心 「高家荘」は25年(2004年現在)の歴史を持つ老舗で、かつて一日に1,000杯の「米苔目」を売り上げた記録を持っている名店です。店長によると、よく日本からのお客さんが来るため、日本語のメニューを準備しているそうですよ。 屋台だった時代から、大きな店を持つようになった現在に至るまで、店長のこうした親切なサービス精神が、「高家荘」の成長の力となっているのでしょうね。
米苔目 / 米苔目(20元) 「米苔目」の材料はお米とサツマイモの粉です。もちろん店長が厳選した物が使われています。それを店長独自の混合比で練り上げた麺は、当然混ぜ物なんて使ってはいません。 とんこつスープに、ネギや具を入れて出来上がった「米苔目」を一口頂けば、歯ごたえのあるこの口当たり、のど越しの良さにさすが名店!と思うはずですよ!
魚蛋沙拉 / 魚卵マヨネーズあえ(100元) 新鮮なセスジボラの卵巣を蒸して、綺麗な黄金色になるまで油で揚げます。それをスライスしたのものにマヨネーズをかけた料理です。ボラの卵巣といっても、カラスミとはまた違った美味しさがありますよ。カラスミ好きな人に、ぜひ試してほしい一品ですね。