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TABITABI Select度小月擔仔麺(台北忠孝店)
カテゴリ | 麺 |
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住所 | 台北市忠孝東路四段216巷8弄12號 |
アクセス | MRT忠孝敦化駅3番出口から徒歩約2分 |
電話 | 02-2773-1244 |
定休日 | 無休 |
営業時間 | 月-土11:30-23:00 / 日曜日11:30-21:30 |
WEB | http://www.iddi.com.tw/ |
カード |
四代に渡る味の伝承
今回ご紹介する「度小月擔仔麺」は、台南で最も有名な擔仔麺のお店として知られている、百年の歴史を持つ老舗です。初代、洪芋頭は普段は漁師でしたが、台風などで漁に出られない時期には、天秤棒(中国語で「擔仔」)を担ぎ、台南の水仙廟の前で、「度小月」と書かれた提灯を掲げ、麺を売って生計を立てていました。
「度小月」と書かれた提灯を掲げ、天秤棒を担いで麺を売っていた当時のスタイルが、そのままお店の名前になっています その麺の新鮮なエビをベースにしたスープと、こだわりの肉ソースは評判となり、天秤棒を担いで麺を売っていたことから、この麺は「擔仔麺」と呼ばれ、瞬く間に有名になったそうです。
インテリアに初心あり!?
台北支店のインテリアは、台南の本店に似せて作ってあります。あまり大きくない店のつくりは、あの天秤棒を担いで麺を売っていたスタイルを意識しているのだとか。そのためお客さんの座席には、これまた屋台を意識した低いテーブルと椅子が用いられているのですよ。
多くの有名人の推薦も受け、台湾全土で知られる「小吃」(軽食、夜食)の一つに数えられるようになった今でも、その初心を忘れることはないのです。
元祖 擔仔麺
百年の伝統を持つこの擔仔麺。コシのある麺に、新鮮なエビから作ったスープ、秘伝の肉ソース・・・この3つが作り出す味の世界は、さすが「度小月擔仔麺」!としか言いようがありません。
ちなみに「度小月」とは「稼ぎの少ない月を過ごす」という意味です。「度小月擔仔麺」は現在、横浜にも支店を持つ、お客の絶えることのない超人気店です。「稼ぎの少ない月を過ごす」と言う事とはまったく無縁になってしまった今でもこだわりの製法と味は、四代に渡って変わることなく受け継がれているのです。
【擔仔麺ができるまで】
1.
適量の麺をつかみ出します。
2.
熱湯に少しくぐらせて、モヤシを入れさらに茹でます。
3.
コリアンダーを入れて、秘伝の肉ソースをかけます。
4.
最後にエビスープを入れ、ウスターソースを少し入れます。また皮をむいて頭を取ったエビをのせて出来上がり。
【百年鍋】
「度小月擔仔麺」と言えば、その肉ソース!と言われるほど、肉ソースは絶品なのですよ。このソースはまず上質な豚の後ろ足の肉に、塩と醤油などを加え、5時間炒めています。それがさらに秘伝の製法を経て、味わいの深い、それでいてあっさりしたソースになります。 このソースはいつも同じ鍋に保存され、鍋のソースがなくなりそうになると、それを洗わないで、新しいソースを作って入れます。こうして古いソースと新しいソースがミックスされ、落ち着いた味が出るそうですよ。そういったことから、この鍋には「百年鍋」という名誉な名前が付きました。
おすすめメニュー
安平蝦捲/安平エビロール (200元)
こんがり黄金色に揚げたエビロールは、「度小月擔仔麺」の中でも1、2を争う人気料理。黄金色の皮にかぶりつくと、そのぱりぱりした歯ざわりと、新鮮なエビのプリプリした食感に、あなたもきっと満足するはずですよ。
烤虱目魚肚/サバヒーの塩焼き (180元)
柔らかいと評判のサバヒー(ミルクフィッシュ)は、台南から輸送されたものです。塩だけで焼き上げたサバヒーは、素材本来の味わいを堪能できる逸品です。またレモンをかけていただくと、違った味が楽しめますよ。
冷筍/タケノコサラダ (220元)※夏季限定メニュー
台南の関廟から台北に送られたタケノコは、柔らかくジューシーで、噛むと旨味が口いっぱいに広がります。特製のマヨネーズを用意してくれてますが、素材が新鮮なのでマヨネーズがなくても、美味しくいただけますよ。
肉燥罐頭/肉ソースの缶詰 (150元)
家庭でもこの味を!という観光客のために、百年鍋の肉ソースの味が缶詰になりました。肉製品を持ち帰ることの出来ない国外からの観光客のために、「肉ソース」「ニンニク」「ネギ」の三種類のパッケージが用意されています。
※「日本」への持ち込みが可能かは不明ですので、各人の責任の上でご購入ください。
お店からのメッセージ
記者コメント
最終更新:2013年12月04日