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邀月茶坊

邀月茶坊

 台北市郊外の木柵観光茶園には、数多くの茶藝館がありますが、その中でも特に人気なのがこの「邀月茶坊」です。あなたも自然に身を任せ、お茶の道を探求してみてはいかが?
 ちなみに24時間営業なので、自分の好きな時間にゆっくりお茶を楽しむことができますよ。

カテゴリ カフェ・茶藝
住所 台北市文山區指南路三段40巷6號
アクセス MRT萬芳社區駅からバス小10系、またはMRT動物園駅からバス棕15系。タクシーはMRT木柵駅付近から約20分。
電話 02-2939-2025 / 02-2937-8771
定休日 年中無休
営業時間 24時間営業
WEB http://www.yytea.com.tw/
カード

クーポン [記号説明]

自然の中の有名茶藝館

 このお店は台北南部の郊外「猫空」にあります。猫空がある木柵エリアは、鉄観音茶の名産地としてよく知られており、また観光茶園の発祥地でもあります。

 鉄観音茶は赤みを帯びた濃い黄色のお茶で、味は濃く、ほんのりとした渋みの中に甘みがあり、すっきりした弱い酸味をも備えています。口に入れると甘さがのど元に残り、いつまでも香りを楽しむことができます。ホットでもアイスでも楽しめるお茶です。

 都会の喧騒をすっかり忘れさせてくれる、自然豊かな木柵観光茶園には、数多くの茶藝館がありますが、今回ご紹介するのは、そんな茶藝館の中でも特に若者に人気のある「邀月茶坊」です。このお店は1989年のオープン。当時は質素な建物で、「壷穴」という珍しい地形の撮影に訪れた先生方の労をねぎらうため、お茶をサービスをすることから スタートしました。

猫空って?

 このあたりは「壷穴」と呼ばれる特別な地形で、猫空山渓谷の石の、水の流れにより穴が開いた様子が、猫がひっかいた痕のように見えたため、日本統治時代に「猫の穴」の名前がつけられたそうです。「邀月茶坊」はこの猫空の中でも、最も自然の地形に近い所にあります。お茶を楽しんだ後、このあたりの地形探査なんていいかもしれませんね。

自然を楽しむ

 雰囲気のある門をくぐると、そこには手入れの行き届いた、美しい歩道が。まるで別の世界に来たかのようで、期待に胸が膨らみます。木々に囲まれた歩道をゆっくり歩くと、悩みやイライラがすべて洗い流されるようです。ふうーっと深く深呼吸をしてみます。空気もおいしいですね。普通の茶店では、すぐに店員さんが出てきて、席まで案内されるのですが、ここではまずお客が山の中を散歩し、心の汚れを落とした後、ゆったりとした気分でお茶を楽しめるようにとの工夫だそうです。なんとも心憎い演出ですよね!

 ここは「壷穴」に最も近い場所なのですが、山の窪みにあるため、他の茶店のように町の夜景を眺めることはできません。ここの目的は山林の中で、静かに虫や鳥の鳴き声に耳を傾け、お茶を飲みながら静かに談笑する空間を提供することなのです。

 「邀月茶坊」の「邀月」とは、「月を招く」という意味があります。このあたりは、月が美しく見えることでも有名なのです。頭上から降り注ぐ、月の光に照らされながら飲むお茶も、また格別ですよ。季節ごとにその表情を変える月を楽しみにやってくるお客さんも多いそうですよ。つまり、このお店は朝でも夜でも、夏でも冬でも、その時々の自然があなたを出迎えてくれるのです。都会では味わえないこの贅沢、あなたも味わってみたくはないですか?

自然を味わう

 「邀月茶坊」では、自然の中でお茶を楽しめるように、お客が快適に過ごせるように様々な工夫がしてあります。その中で、代表的なエリアをいくつかご紹介します。

茶園エリア

 このエリアは台湾で唯一、茶園の中に座ってお茶が飲める場所です。また月の眺めも最高です。ここは人気の場所なので、事前予約をおすすめします。ところでお茶の葉は、そのまま食べたり、お湯に入れて、その渋い味を楽しむこともできるんですよ。

貴州エリア

 中国の貴州は竹の景観で知られる土地です。それにちなんでこのエリアは竹林の中に造られました。そよ風に揺られる竹の葉が奏でる音は、大自然の音楽と言えるでしょう。この静かな音楽を聴いていると、自然と心が落ち着きますね。

西蔵(チベット)エリア

 静かな音を立てて流れる渓流を見下ろすと、底が見えるほど水が澄んでいます。魚やエビの姿もちらほら見えます。チベットは谷と渓流が多いので、それにちなんでこの名がつけられました。

雲南大理エリア

 ここは主に団体客を対象としたエリアです。中国の古い庭園をイメージし、天井を支える柱の上には中国の詩が刻まれています。夜に灯りをともすと、柱の詩がふわっと浮き上がり、雰囲気も一層盛り上がります。

室内エリア

 「邀月茶坊」は自然の中でお茶を楽しむところですが、雨の日や猛暑の日のために、室内エリアもきちんとありますよ。木造の室内は壁の設計から配置まで、すべて店長が考えた工夫があるのだとか。ちなみに座席数に限りがあるので、予約をオススメします。

美味しいお茶を淹れましょう

 ところで皆さん、中国茶の正しい、美味しい飲み方ってご存知ですか?今回、店長自らに、お茶の入れ方を教えて頂く事ができたので、皆さんにもご紹介します。これさえ知っておけば、旅行に来たとき一目置かれること、間違いなし!?

1.)

 まず茶器にお湯を入れて暖めます。

2.)

 使用するお茶の葉の量はそれぞれ好みに合わせて調整できます。お茶の葉を少なめにする場合は比較的長く淹れ、お茶の葉を多く使う場合は淹れる時間を短くします。

3.)

 水温に注意すること。お茶によってそれぞれ適温があります。ウーロン茶、鉄観音、プーアル茶、金萱など硬いお茶の葉には熱湯(80-95℃)が、緑茶、ジャスミン茶、碧螺春龍井などやわらかいお茶の葉には70-80℃のお湯が最適です。これによりそれぞれの持ち味が引き出せます。

4.)

 急須にふたをして、残りのお湯を急須の外から掛けます。こうして内と外の両側から熱を加えます。

5.)

 15-30秒淹れて、出来上がったお茶を別の器に入れます。

6.)

 お茶を茶碗に注ぎます。(長い器は香りをかぐためのもの、丸い器は飲むためのもの)こうして香り高いお茶の完成です。

 飲む前にまず、茶の香りを胸いっぱい吸い込んで数秒間息を止めます。こうしてお茶の香りを十分記憶し、次にほんの少し口に含んで下の先で転がします。そうすることで、お茶の本来の味がよくわかります。

おすすめメニュー

高山金萱/高山金萱 (40g 330元)

 これはウーロン茶の一種ですが、よくあるウーロン茶にはない、ほんのりミルクの香りと花の香りがします。飲むとほのかな甘さが喉に残るお茶です。ここで売られている金萱の茶葉は、店長自ら台湾中南部の茶園に足を運び、何度も厳選した結果採用が決まったお茶なのです。その農家が軽く乾燥させたものを、当店でもう一度しっかり乾燥させて、より深い味を出しているそうですよ。この金萱はいわゆる「生茶」に属します。

生茶 乾燥時間が短い。味は爽やかで軽い。あまり熱いお湯は避ける。
熟茶 乾燥時間が長く重厚な味がする。淹れる時には熱いお湯が適しており、熱ければ熱いほど濃い味が出る。

 急須に一回お湯を入れるたびに、淹れる時間を10秒ずつ延長しましょう。こうすることで、美味しさが長続きしますよ。

杏仁薄片/アーモンドクッキー (100元)

 このクッキーをいただくと、パリパリと小気味の良い音と、アーモンドの香りが口いっぱいに広がります。アーモンド本来の味が良く出た、香ばしいお菓子ですよ。これがまた、爽やかな金萱茶とよくマッチします。

緑豆糕/緑豆のお菓子 (75元)

 きめの細かい緑豆のお菓子は、豆の香りが高く、ほんのりとした甘みが舌にやさしく広がります。金萱茶を口に含むと、お茶の甘さとお菓子の甘さがほどよく調和します。このお店の金萱茶だからこそ味わえる、この組み合わせ、皆さんもぜひ試してくださいね。

ミニ情報

  • このお店は日本アジア航空の雑誌などで紹介されました。
  • バスで行くときは、この付近は下車自由ですので「邀月門口」と運転手に告げてください。
  • 帰りにタクシーを利用するときは店員まで。その場合、呼び出し料金として50元が運賃に加算されます。
  • 各種料理も豊富に揃っています。食事は午前11:00から深夜2:00までですが、 蒸し料理は24時間楽しめます。地元の人は夕方から多く訪れます。
  • 茶水代として以下の料金が必要です。

9:00〜18:00 18:00〜24:00 24:00〜9:00
一人70元 一人90元 一人120元

最終更新:2013年12月16日

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