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(ヨウジーミンツァー)

 百年もの歴史を誇る老舗茶屋「有記名茶」。伝統的製法を頑固なまでに守り続ける、このお店のお茶は、一味も二味も違います!製茶過程を見学し、出来立てのお茶を、その場で買うこともできます。お茶好きの方はぜひ、どうぞ!

カテゴリ ショッピング
住所 台北市重慶北路二段64巷26號
アクセス

MRT雙連駅から徒歩約10分

電話 02-2555-9164
営業時間 9:00-20:30
定休日 毎週日曜日、旧正月(農暦の1/1〜1/6)
ウェブサイト http://www.wangtea.com.tw/
(取材:蔡小姐)


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※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。

百年以上の歴史を誇る老舗茶屋

 農業が国家の経済を支える中心であった時代、大稻区の茶葉の輸出額は全国総輸出額の50%を占め、台北の経済発展の中心地でした。 時代の変遷に伴い、大稻区も徐々に歴史の1ページとなりつつある今、百年もの歴史をお茶と共に歩んできた、老舗茶屋「有記名茶」を訪ねてみました。

 レトロな雰囲気漂う店内


 素朴な赤レンガ作りの店舗は台北の重慶街にあります。重厚な深褐色の木製扉を押して店内に入ると、お茶の爽やかないい香りが、すっと流れてきます。上質な茶葉の生産販売から事業を始めた「有記名茶」は既に百年の歴史があり、店内のインテリアは、何とも言えないレトロな風格が漂っています。

 私たちが到着した時には、店内に大きな麻袋に入った茶葉の袋がいくつも置いてありました。それは今朝出来上がったばかりの茶葉だと、オーナーが教えてくれました。なるほど、先ほどからの、あのさわやかな香りはこういうわけだったんですね。

 展示棚には、色々なギフトセットや、関連商品が展示されています。その側の品茶区でオーナーの親切なおもてなしを受けながら、茶葉や「有記名茶」の歴史について、お話を伺いました。

  「有記名茶」の前身は福建安溪にて、代々お茶を作り続けていたお茶農家だそうで、オーナーの父親の代に台湾で製茶工場を設立しました。精製茶葉の取り扱いに関しては、百年以上の経験があり、台湾における数少ない製茶の専門家の歴史は、そこからスタートしたのです。壁に飾られた製茶に関わる数々のモノクロ写真を指さしながら、これらは全て私たちの歩みを示す貴重なものだと、しみじみ語っていたオーナーがとても印象的でした。



 守り続ける伝統的製法

 オーナーは私たちを茶葉の製造場所に案内してくれました。店の後ろのにある竹製の扉を開けると、やわらかな太陽の光が目に飛び込んできました。茶葉を自然乾燥させるため、製茶区の天井には、大きな窓が付いているのです。コンクリートの壁は飾り気はまったくありませんが、歴史ある素朴な佇まいを感じさせてくれます。

 さらに、製茶区には精製茶業に必要な機械があり、各装置には小さな札が掛けられ、それぞれの名称や機能がはっきりと示されています。オーナーの話によれば、これはお客様が見学できるように工夫したものだそうです。あなたもここを見学すれば、お茶博士になれるかも!?


 茶菁(摘みたての茶葉)は初期製法を経た後、基本的な特質がほとんど定着します。しかし、茶葉の生産地や採集時期の気候の違いなどにより、品質に大きな差が生まれるのです。そのため、精製をして品質の安定化を図ると同時に、製品価値を高め、保存期限を長くする必要があるのです。

 製茶は最も細心の注意を必要とするもので、どの段階も決して気を緩めることができないそうです。職人さんによる茶葉選別は、製茶の初段階で行われ、品質を選別した毛茶(原産地で一次加工されたお茶、「粗製茶」とも呼ばれる)を統一した手法で処理します。

 精製の過程は主に茶葉選別、茎取り、ふるい分け、あぶり、風選、混合に分けられます。製品の品質は業者の技術によって異なるため、職人と経験と、その技術の伝承が大事だとされます。


(1)斗篩揀梗

 機械の振動を利用して枝などを取き、品質のいい茶葉を選別します。
(2)炭火培茶

 茶葉の特性によって、温度や時間が異なりますが、炭火であぶりを行うと、様々な風味が生まれるほか、茶葉の水分を減らし、安定した品質で長期間の保存が可能になります。
(3)風鼓選茶

 炭火であぶりを入れた茶葉を、風選機に入れて、風力を利用して重さで茶葉を振り分けると同時に、さらに余分なものを取り除きます。
(4)乾燥機

 茶葉を乾燥機に入れ、熱風を送り、茶葉を乾燥させることで、茶葉に色艶が生まれ、余分な苦味が除去されて香りが十分に引出されます。
(5)混合

 同種の茶葉と混ぜ合わせることで、茶葉の品質を均一にします。
(6)茶葉密封機

 茶葉を機械に入れて、振動させながら容器の中に密封します。これで出来上がり!


 おすすめの茶葉

奇種烏龍茶
 奇種ウーロンは俗にいう小種ウーロン茶で、有記茶荘の看板メニューです。伝統手法に基づき、上質な包種茶を炭焙煎で精製したもので、 お湯を注ぐとやや赤褐色がかったお茶が抽出されます。繰り返し淹れても風味の劣化が少ない茶種です。まろやかにして甘く、ほんのりとしたハチミツのような香りが特徴です。(300g/400〜1200元)

凍頂烏龍茶
 主な産地は台湾中部の山間で、形は半球状に曲がっており、喉越しが極めて素晴らしいお茶です。お湯を注ぐと透明感のあるお茶が抽出されます。果物のような甘い、芳醇な味わいが特徴です。(300g/300〜1200元)

東方美人茶(白毫烏龍茶 香檳烏龍茶)
 主な産地は新竹苗栗の一帯で、白毫は大きく太い形をしており、葉は赤、黄、緑が入り混じった鮮やかな色あいです。お湯を注ぐとクリアな橙色のお茶が抽出され、濃厚なハチミツと果実のような香りが漂う、非常にまろやかで奥深い味です。(300g/400〜800元)


 オーナーの話によれば、お茶にはカテキン、β-カロチン、ビタミンC、E等の栄養素が含まれており、抗酸化、ガン予防、体内のコレステロールを減らす、免疫力強化等、様々な健康促進効果があるそうです。健康維持のため、食事の後または休憩時にお茶を飲んでみては?

オーナー 王連源さんからのメッセージ
 伝統的な製茶技術や、価格の透明化を堅持する経営方式により、最高品質のお茶を適正価格で提供させて頂いております。また、百年にわたる製茶文化を是非見学してみてください。
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最終更新:2008年01月31日 copyright(C)