| カテゴリ | カフェ・茶藝 |
|---|---|
| 住所 | 台北市光復南路180巷4號 |
| アクセス | MRT國父紀念館駅5番出口から徒歩約3分 |
| 電話 | 02-8773-4501 |
| 営業時間 | 8:30-24:00 |
| 定休日 | 旧暦の大晦日の夜 |
| 標準予算 | 一人150元程度 |
| ウェブサイト | http://www.icetea.com.tw/ |
今や、台湾を代表する美味しい飲み物として、多くの人に愛飲されている「珍珠奶茶(タピオカミルクティー)」。その開発と発展を支えた、珍珠奶茶の本家本元が、ここ「春水堂」です。
珍珠奶茶の誕生のきっかけとなったのは、店長である劉漢介さんが、国外視察旅行で見た何気ない風景。シェーカーを使ってコーヒーを作っている様子に、これなら中国茶でも同じ作り方ができるはずだ!そう思いついた劉店長は、早速新しいお茶の開発に取り組みます。こうして誕生したのが、珍珠奶茶と並ぶ、「春水堂」の人気メニュー「泡沫紅茶(シェイクミルクティー)」です。
1983年に、台中に最初の喫茶店を開いた劉店長は、さらに、真珠と同じくらいの大きさにしたタピオカと泡沫紅茶を合体させた、新しいお茶「珍珠奶茶」を誕生させます。タピオカのモチモチした食感と、甘いミルクティーという新しい味覚は、台湾で大当たり!「春水堂」の名は、珍珠奶茶と共に、瞬く間に台湾中に広まることとなりました。
古くから伝わるお茶文化を、「春のせせらぎのように、細くとも絶えぬよう」伝えていきたい。そんな願いから、その名が付けられた「春水堂」は、確かに、新たなお茶文化を後世へと繋げたのです。
(取材:游先生)
車が行き交う、賑やかな光復南路に面した「春水堂」ですが、一歩店内に入ると、そこは外の喧騒から切り離された、居心地の良い空間。ゆったりとお茶や食事を楽しめるようにという「春水堂」の心配りが、ちりばめられているのです。
ゆったりと流れる心地よい音楽と、アンティーク調の木製家具が創り出すレトロな雰囲気は、どこか別世界に入り込んでしまったかような気分に・・・。耳を澄ますと、音楽に混じって鳥のさえずりが聞こえてきます。店内を見回すと、鳥かごの中に始彦鳥を発見。音楽に合わせてさえずる小鳥の姿は、古い時代の趣ある喫茶店を彷彿とさせます。
店先には3テーブル分のオープンテラス席があります。夏の夕方などに、涼しい風に吹かれながら、水のように流れ行く車のヘッドライトをぼんやりと眺めつつ、甘い珍珠奶茶を味わう・・・というのも、なかなかステキでしょう?
街の至る所で、珍珠奶茶を売る露天のティーショップを見かけるようになった現在でも、「春水堂」の珍珠奶茶は、相変わらず大人気。
毎年、台湾各地の大型茶園に赴き、その時期の最高のお茶を選定して一括購入を行っているという「春水堂」。購入したタピオカと紅茶には、すべて出荷と購入期日が記録されており、一定期間内に使い終わるようになっています。もちろん、美味しい珍珠奶茶を作るには、材料だけでなく、調理方法も重要。「春水堂」では、タピオカの煮出し時間や、紅茶を淹れる時間も、すべて計算されているんですよ。
「春水堂では絶対に次の日まで持ち越すことをしません。すべてその場で調理することがモットーなのです」。そう話してくれた店員さんの言葉からも、高品質を保つ心遣いと、熱意がヒシヒシと伝わってきました。厳選した材料と品質、そして丁寧なサービス。これらのこだわりこそが、業界No.1の地位を守り続けている、成功の秘訣であると言えるでしょう。
記者:游先生