永康牛肉麺
永康牛肉麺イメージ
(ヨンカンニュウロウメン)
 その昔、牛を使い農業によって生計を立てていた台湾の多くの人は、牛肉を一切食べませんでした。しかし、中国からやってきた人々やヨーロッパの飲食習慣が交わり、食卓に牛肉料理が並ぶようになったのです。そして現在、台湾は美味しい牛肉を世界各地へ輸出するまでになりました。
 「永康牛肉麺」が使う牛肉は、地元台湾の黄牛。オーナーの羅さんは「美味しい牛肉麺には、必ず黄牛を使っていますよ!」と話してくれました。

カテゴリ 四川料理
住所 台北市金山南路二段31巷17號
アクセス MRT東門駅から徒歩3分
電話 02-2351-1051
営業時間 11:00-15:00 / 16:30-21:00
定休日 旧正月の大晦日~1/4
標準予算 一人300元程度
ウェブサイト http://www.beefnoodle-master.com/

※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。

黄牛とは

永康牛肉麺は台湾産の「黄牛」と呼ばれる牛のお肉を使っています  永康牛肉麺では輸入牛肉は一切使わず、台湾産の黄牛と呼ばれる種類のものを使用しています。この黄牛は農業に使われていた牛ですが、近年、台湾の農業技術の進歩と機械化に伴い、農業では使われなくなったため、食用牛となったのです。輸入牛肉と比較しても、黄牛の方が甘く、煮ても焼いても美味しいのだそう。


(取材:陳先生)


永康牛肉麺の歴史

永康牛肉麺は永康街に広がる牛肉麺屋の元祖です  永康牛肉麺のはじまりは、永康公園のそばにあった小さな屋台。戦後、中国大陸からやってきた兵隊さんが開いた、簡単な麺料理の店でした。人手不足のため、当時としては珍しいセルフサービス方式をとっていたのですが、これが大変な評判に。たちまち人気の店になったのです。
 そして時は流れ、永康街の近くには続々と多くの牛肉麺の店ができました。屋台からはじまった元祖・永康牛肉麺も、現在の場所にお店をかまえて20年以上が過ぎましたが、その人気は衰えることがありません。それは、この競合店がひしめくエリアで長年美食家たちを惹きつけていることが、何よりの証拠でしょう!

シンプルな内装の店内
 店内のインテリアは、書画がいくつか壁に掛かっているだけで、いたってシンプル。お客さんが行ったり来たりと、とても賑やかです。 

 朝の11時には1階席は満席になってしまう永康牛肉麺。中に入るとスタッフが来て注文を取ります。そしてすぐ熱々の料理を持ってきてくれますよ。


 
塩味の牛肉麺 清燉半筋半肉麺 ピリ辛味の牛肉麺 紅燒半筋半肉麺
清燉半筋半肉麺/塩味の牛肉麺 (小240元・大270元)
紅燒半筋半肉麺/ピリ辛味の牛肉麺 (小240元・大270元)

 ここの牛肉麺は他の店と比べると、サイズは少し小さめです。しかし小さいからといって侮ってはいけません。使われている食材はどれも高級品ばかり。さらに値段もとてもリーズナブルです。美味しい上に安いだなんて最高ですね!

 麺はお店の特製。細麺で弾力があり、長時間煮ても溶けません。
 まずはさっぱり塩味スープと絡めて食べてみましょう。麺は柔らかすぎず、麺本来の弾力も失っていません。次にピリ辛スープ。麺が辛みスープを吸収して、口に運ぶたびに刺激的な味が楽しめます。

 永康牛肉麺のスープは牛骨を煮込んだものです。煮込みに必要な時間は10時間以上。完成しても次から次へと注文がくるので、休む暇もないのだとか。
 さっぱり塩味スープでは、牛のうまみそのものを味わってもらえるように、わざとあっさりした味付けにしています。一口だけだと物足りないような気がするかもしれませんが、次第にコクのあるうまみがじわりと伝わってきますよ。
 ピリ辛味スープは、トウバンジャンを入れて煮込んでいます。しかし、火を吹くような辛さではなく、後味はとてもスッキリ。辛いものが大好きな人には、オススメです。

 そしてメインの牛肉です。一口では食べきれない大きな肉を使っているのは、なかなかお目に掛かれませんよ!ボリュームたっぷりの牛肉のうまみが、口の中に広がります。牛筋もとても柔らかくて食べやすいです。大満足間違いなしの一品です。


スペアリブともち米を蒸したもの 粉蒸排骨 豚の大腸ともち米を蒸したもの 粉蒸肥腸
粉蒸排骨/スペアリブともち米を蒸したもの (120元)
粉蒸肥腸/豚の大腸ともち米を蒸したもの (120元)

 スペアリブや豚の大腸に、蒸肉粉(食用の肉を取る過程でできる、肉片や肉屑を粉末にしたもの)とトウバンジャンを加えて、1時間半蒸したものです。スペアリブはとても柔らかく、口に入れた瞬間にとろけていくよう。豚の大腸も、噛むごとにそのうまみが口いっぱいに広がります。

 スペアリブと豚の大腸の下には、甘いサツマイモがあります。上等のスペアリブと豚の大腸の味が染み込んだサツマイモは、柔らかくて最高!辛いものを食べた後は、こういう甘いものがいいですね。サツマイモとスペアリブ、豚の大腸の肉汁の組み合わせは、まさしく絶品です!


 

 永康牛肉麺は四川料理のお店。小菜の中にもトウガラシが入ってますよ。食欲増進効果もあるし、彩りも鮮やかです。今回紹介するのは、さっぱり味の小菜3品です。

タケノコ
筍子/タケノコ (60元)
 このじっくり煮込まれたタケノコは、美しい黄金色。あっさりした調理が一般的なタケノコに慣れた目には、ちょっと不思議な感じがします。しかし漂ってくるのは、香ばしい香り。見ているだけでよだれが出てきます。噛みしめると、大地の恵みそのものともいえるタケノコのうまみが、口いっぱいに広がります。

キムチ
泡菜/キムチ (60元)
台湾式のキムチは漬け込む時間が短いため、歯ごたえがよくあっさりとした味です  漬け込む時間はたった1日という台湾式のキムチは、韓国のキムチと比べると味はあっさりとして、辛みも少ないです。
 上に大きなトウガラシが乗っていますが全然辛くなく、むしろ甘酸っぱいです。
 韓国キムチより歯ごたえもよく、食べるとカリカリといい音がします。

ナス
茄子/ナス (60元)
 とても柔らかいナスの小菜です。甘めの味付けなので、ナスが苦手な人でも大丈夫!一口食べると、また一口、と止まらなくなってしまいます!

記者記者:陳先生
自家製干し牛肉 自家製干し牛肉
  永康牛肉麺は本当に美味しいですよ!写真を見ているだけで、よだれが・・・。また食べに行きたいと心の底から思える店です。また、ここは自家製の干し牛肉も販売しています。これも黄牛から作ったもの。塩味とピリ辛味など、種類も豊富です。
オーナー
オーナー 羅勝清さんからのメッセージ
 40年以上の歴史を誇る老舗です。美食への信念を貫き、常に一番の味をお客様に提供しています。本場四川の麺料理、小菜などなど、美食の数々を堪能するなら、永康牛肉麺へどうぞお越しください!