
| 住所 | 台北市民權東路二段109號 |
|---|---|
| アクセス | MRT民権西路駅からタクシーで約5分。 バスは5、26、33、41、49、63、72、105、109、113、203、214、222、225、226、285、279、280、290、505、527、612、617、642、801番「民權松江路口」下車。 |
| 参観時間 | 4:00-22:30 |
| 休館日 | 年中無休 |
| 参観料 | 無料 |
| ウェブサイト | http://www.ht.org.tw/index.html |
高層ビルが連なり、スーツ姿の人々が忙しげに行きかう松江路エリア。そこに線香の煙と祈りの声が絶えない一角があります。屋根の上には極彩色の龍や鳳凰が体をくねらせ、前殿の真っ赤な扉の前では、コマイヌが牙をむき出しにして威嚇。東京で言えば大手町にあたるようなビジネス街に、こんな大きなお寺があるとはちょっと不思議な感じがします。
行天宮は1967年に落成した比較的新しいお寺ですが、その人気は台湾一といっても過言ではないほど。毎朝早いうちから境内はお線香の煙に包まれ、週末ともなればお祈り待ちの行列ができるほど。星の数ほどあるお寺の中で、どうして行天宮はこんなに人をひきつけるのでしょうか?
人気の最大の理由として、ご本尊が商売の神様である「關聖帝君」であることが挙げられるでしょう。關聖帝君とは、三国志でおなじみの関羽雲張のこと。真っ赤な顔と、黒くて長いヒゲが特徴です。関羽雲張は劉備玄徳に仕える武将でしたが、主君への忠誠心が尊ばれ、死後、神として祀られるようになりました。武将である関羽がなぜ商売の神様となったのかは諸説ありますが、そろばんや簿記の発明者と考えられていることが有力な説である模様。商売熱心な人が多い台湾で、このお寺が人気というのも納得です。
行天宮の本堂は上から見るとロの字型をしています。本堂、山門、そして左右の過水廊に囲まれた境内はかなりの面積なのですが、いつも祈りを捧げる善男善女でごったがえしているので、その広さはあまり実感できないかもしれません。石の柱には龍がびっしりと彫られ、見上げると屋根には極彩色の鳳凰が羽ばたいています。日本の落ち着いたお寺に慣れた目には、この華やかさがとても新鮮で、思わず驚きの声を上げてしまうかもしれませんが、あくまでもここは祈りの場。ご注意くださいね。
行天宮の参拝方法ですが、先ずは前殿左右の扉から入場。正面の大扉は特別な行事を除き、普段は堅く閉ざされているのです。入場したら、青い法衣を着たボランティアの女性からお線香を一束いただきましょう。お線香に火をつけ、先ずは境内後方の香炉に線香をお供え。 女性は右手、男性は左手でお線香を供える のがマナーです。次に 正面中央の「關聖帝君」を含む5人の神様「五聖恩主」、右側の「關聖太子平」、最後に左側の「周恩師倉」の順番でお線香を供え、お参りします。 この順番を間違えないように、ご注意を!
◆おみくじをひいてみよう次はお好みでおみくじを。境内のテーブルに置いてある三日月形の赤い木片(聖)を両手に乗せ、関聖帝君に自分の氏名、生年月日、住所を告げます。そして願い事を一つだけ心で念じながら、聖を投げます。
これで聖の表と裏が出たらOK。表と表が出たときは、NO。裏と裏が出てしまった時は、神様に是非をうかがうような案件ではない、というご神託だそう。気をつけたいのは、この聖投げは、おみくじを引いて良いかどうかを神様に確認する手続きだということ。Yesは、本日その案件に関しておみくじを引いても良いという意味で、願い事がかなうという意味ではないのですよ。
さて聖投げでYesが出たら、次はおみくじです。たくさんの木の棒が刺さった缶を手に、祈りを捧げながらシャカシャカ降ると、番号が書かれた棒が一本出てきます。その棒をもって正面左の事務所へ行き、その番号に対応したおみくじを受け取りこれで終了。
しかし・・・このおみくじは中国語で書かれ、台湾人でも解読が難しいという代物。事務所の方に頼んで、解読していただくのが無難でしょう。かくして手間隙かかる、このおみくじですが、その分、効験あらたかという気がしませんか?
◆収驚って・・?
青い法衣を着た女性が、参拝客や、参拝客が捧げ持った衣服などにお線香の煙をかけているのを目にするかもしれません。これは「収驚」というお払いの一種。人は何かに驚いたり、強いショックを受けると、魂が抜けてしまうことがあるとのこと。魂が抜けたことに気がつかないまま生活をしていると、徐々に体が衰弱してしまうので、この「収驚」を受けて魂を戻す必要があるそうです。どうも最近、ぼーっとするなぁなんて方、試してみてはいかがでしょう?
本人がお寺に来る代わりに、その人がよく着ている服にお払いをしてもらっても効果があるそうですよ。