(タイペイシーポン)

 台北戲棚の目標は、世界中の人に台湾の伝統文化を知ってもらうこと。オープン以来のさまざまな困難を克服し、今日も劇場ではすばらしいパフォーマンスが上演されています。
 台湾や中国の伝統芸能を心行くまで体感したいという方にオススメのスポットです。


住所 【士敏廳】台北市中山北路二段113號(台灣水泥ビル3F)
電話番号 02-2568-2677
アクセス MRT民権西路駅または雙連駅から徒歩約5分
営業時間 (金、土)20:00〜21:30
定休日 士敏廳は年中無休
ウェブサイト http://www.taipeieye.com
(取材:周小姐)
カードOK喫煙席なしMRT5分クーポン [記号説明]

クーポン 当日入場券10%割引サービス(1回につき1枚利用可)
※団体チケットなどの他の優待との併用不可
※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。

困難を乗り越え、新たな出発

 2003年上半期、世界を震撼させたものがありました。それはSARSです。台湾もこの影響を受け、旅行、観光、ホテル、レストランなどの業界は大きなダメージを被りました。人気観光スポットである台北戯棚も、その内のひとつです。
 このとき台北戯棚は、利用客たちの健康面などを考慮し、半年の間公演を休止しました。そしてその間、台北戯棚のこれからの在り方について、計画を一から練り直したのです。

 69公演を休止した後、台北戯棚は2003年9月22日に記者会見を開き、毎週木曜から土曜の夜8時に士敏廳での公演を9月25日から開始すること、そして以前からあった伝統演劇だけの上演でなく、古きよき台湾の文化を、訪れる人々に体験してもらう計画を発表したのです。
昔懐かしい風景を再現

 今よりもちょっと昔、台湾では高架下に簡易劇場の姿をよく見かけました。そこには簡易ながらも大きな舞台があり、それを取り囲むように座って観賞していました。また、辺り一帯には小麦粉人形や手作りのおもちゃなどを売る屋台が立ち並び、とても賑やかだったんですよ。

 今ではそういう風景が見られなくなってしまいました。そこで台北戯棚では、この昔懐かしい風景を再現したのです。体験したことのある人なら、きっと懐かしい気分にひたれるはず。そうでない子どもたちや、世界各地からの観光客もここ台北戯棚へ来れば、中国の劇場文化を体感できるというわけです。


●上演前のパフォーマンス

 上演前や幕間の休憩時間に、士敏廳の外で中国の伝統楽器の演奏や伝統舞踊などがあります。

●伝統の小麦粉人形
 これは、小麦粉と煮たもち米を混ぜ合わせ、バナナ油と着色料を加えて自然乾燥させたもので作った人形です。材料も売っているので、家で作ることもできますよ。



伝統楽器の演奏

小麦粉人形の販売

 身近にある生活用品を使って、可愛らしいミニチュアアートも作ってくれます。今回はティッシュペーパーを利用して、毛虫を作ってもらいました。
 気になる料金の方はというと、なんと材料費も指導料も無料!さらに完成したミニチュアや材料のテイクアウトもOKなのです。

 そのほか、草の編み物、編み物、中国結びなども無料で教えてくれますよ。(※材料費が必要です。)

 楽屋の外ではメイクをしている役者さんを見ることもできますよ。主役と脇役の座席などもきっちりと分けられています。これは昔からのしきたりなのだそう。役者さんたちも大変だと分かる一面ですね。


伝統芸能をじっくり堪能

●人形劇「西遊記」
 まず最初に上演されるのは、台湾で一番人気の「小西園掌中劇団」による人形劇です。80年以上の歴史のある劇団で、ダイナミックな動きとドラマティックな台詞などで、多くのファンの支持を得ています。

 今晩上演されたのは、世界的にも有名な中国の神話「西遊記」です。孫悟空と紅孫兒の戦いの幕では、観客がより見やすいようにと、会場の真中に空間を作り、そこに舞台を移動させ、舞台を観客がグルリと囲む形に演出。幕前幕後問わず、どこからでも舞台がよく見えます。まるで孫悟空たちのいる世界にトリップしたような感覚になること間違いなしです。

 また、劇団員の熟練された技とタイミングには思わず感嘆の声が漏れてしまうことでしょう。劇の合間には、中国の川劇で有名な特殊パフォーマンス「変臉」が披露され、会場の人々も大興奮。日本やヨーロッパからの観光客も多いため、舞台の両側には中国語、英語、日本語の字幕サービスも用意されています。気兼ねなく観劇の世界を楽しめますよ。

※・・・中国の地方的戯曲の中でも最古のもの。

●中国京劇「金翅大鵬」
 
次は、国際的に有名な京劇俳優である李寶春さん率いる「台北新劇団」の舞台です。欧米での巡回公演を成功させたばかりで、台湾に戻るやいなや、台北戲棚の復活公演活動に力を入れています。「台北新劇団」は、1998年に結成された劇団で、団員はすべて台灣戲曲專科學校で厳しいプロの訓練を受け、国内外での公演経験のある人ばかり。今後も国際的な活躍が期待されている劇団です。

 今回上演された劇は、天上の一組のカップル大鵬鳥と鹿仙の恋が天上の法律に触れたため、天帝の軍隊に追われるというロマンチックなお話。
 李寶春さんとヒロインの場面は表現豊かでとてもいきいきしていました。劇団員たちの20回連続宙返りも目が離せませんよ。

 最後のカーテンコールでは、観客の拍手が鳴り止まないほど。一度観ると、絶対に忘れられない感動のステージです。

●主な出演劇団
小西園掌中劇團 台北新劇團 花蓮原舞團
國立台灣戲曲學院附設綜藝團 國立台灣戲曲學院附設國劇團  
ミニ情報
  • 士敏廳で台北戯棚の公演があるのは、金曜日、土曜日です。
  • チケットは1人880元です。
  • 団体優待チケットは、10枚から30枚までのチケットを買うと1割引、31枚から100枚までのチケットを買うと2割引、101枚以上のチケットを買うと3割引のサービスがあります。
  • チケットはタイペイ・アイのサイト(http://www.taipeieye.com)もしくは、年代のチケット販売サイト(http://www.ticket.com.tw/)にて購入できます。また電話(02-2568-2677)での受け付けもしています。こちらの電話番号では、だいたい午前10時〜午後7時まで、日本語を話せるスタッフが待機していますので、日本語でチケット予約ができます。
  総支配人 辜懷群さんからのメッセージ
 台北戯棚は、台湾人だけでなく世界各地の人々に台湾の伝統文化を新しい形でご紹介する貴重な場です。後世へ伝えられるべきこの大切な伝統文化を、どうぞ体感しにいらしてください。
カード可(VISA、MASTER、JCB) 劇場座席数 314  広域マップはこちら



最終更新:2007年12月19日 copyright(C)