旅々セレクト
TABITABI Select西門紅樓
カテゴリ | みどころ |
---|---|
住所 | 台北市萬華區成都路10號 |
アクセス | MRT西門駅から徒歩約1分 |
電話 | 02-2311-9380 |
定休日 | 月曜日 |
営業時間 | "1F「16工坊」 (日~木曜日) 11:00-21:30 (金・土・祝祭日)11:00-22:00 1F「八角樓」、レストラン (月~木曜日)11:00-21:30 (金・土・祝祭日)11:00-22:00 河岸留言と2Fの劇場は演目による" |
WEB | http://www.redhouse.org.tw/ |
カード |
生まれ変わった西門紅樓
MRT西門駅のすぐ隣にある西門紅樓には、1世紀以上の歴史があります。台湾を象徴する公営市場としてその歴史をスタートさせ、戦後は劇場として使われ、演劇、映画などエンターテイメントの中心として栄えました。しかし1970年代になると人々の足は遠のき、次第に忘れ去られた存在となっていました。
その後、何度かの改築を重ね、100周年をむかえた2008年にかつての“市場”のコンセプトを導入することを決定しました。週末には屋外で創意市集(デザインフェスタ)を開催すると同時に、若手デザイナーたちの工房「創意16工房」を新設し、デザインマーケットとしての役割を兼ね備えることになりました。若者に人気の繁華街にある歴史建築物として、過去を振り返るだけではなく、新たな情報の発信基地としての活躍が期待されています。
西門紅樓の歴史
西門紅樓は赤レンガ造り、八角形をした2階建て洋風建築で、日本統治時代の初期(1908年)に近藤十郎の設計によって建てられました。屋根には傘のような放射状の鉄骨が入っており、その外観と共に非常に特徴的な建物となっています。
戦前は「市場八角堂」と呼ばれ、館内では花、書籍、薬品、日本食、台湾の特産品などが販売されていました。年末年始にはさまざまな品物が並べられ、人々でごったがえす様子は、お年寄りには思い出深い風景として記憶されています。
館内ガイド
八角樓 レトロ文化とデザインの殿堂
西門紅樓が建てられた時代の台湾には、中国、日本、西洋の歴史がいりまじった多元的でモダンな文化がありました。
八角樓1階の文化展示エリアには、シーズンごとのテーマにそった庶民文化に関する展示が行われています。その一角には映画館のチケット売り場を再現した展示もあり、レトロな絵柄の古いポスターが、映画館として使われていた時代をほうふつとさせてくれます。
またカフェ「町西茶喫」では、台湾産のお茶が人気メニューです。店内は60年代をイメージしたレトロな雰囲気で、セピア色の写真や、古めかしいデザインの食器などがタイムスリップ気分を演出してくれます。
選び抜かれた上質のお茶や、「南洋奶酪」をはじめとするオリジナルデザートが人気です。
八角樓の2階は劇場やライブ会場として貸し出されています。古い木の床に赤レンガの壁、梁がむき出しの天井は、1世紀の歴史を体感させる独特の雰囲気がありますよ。
南廣場 オープンカフェ
本館右手には2階建ての店舗が新築され、その前の広場(南廣場)にはオープンカフェが登場しました。カフェは西門の憩いの場となり、毎日夜遅くまでおしゃべりを楽しむ人々で賑わっています。
北廣場 イベント会場
本館左手の広場(北廣場)はイベント会場として、ライブ、コンサート、サイン会、フードフェスティバルなどに利用されています。 また毎週土、日曜日の午後には「創意市集(デザインフェスタ)」やフリーマーケットが開催され、若手デザイナーたちが手作り作品を販売しています。
十字樓 デザイン工房、ショップ
十字樓の1階は若手デザイナーの工房およびショップが16件並ぶ「十六工房」があり、台湾の新たなカルチャーの発信地として注目されています。
営業時間は14時21時半です(金、土曜日は22時まで)。 2階はガラス張りの明るいレンタルギャラリーとなっており、さまざまな展示会に利用されています。
名門ライブハウス「河岸留言」
数多くの有名アーティストが舞台を踏んだ老舗ライブハウス「河岸留言」が、2008年8月に西門紅樓に引っ越しを敢行、西門で新しい歴史を刻みはじめました。
台湾のインディーズ音楽の聖地、ミュージシャン志望の若者の夢の守護者として、これからも台湾のミュージックシーンを引っ張っていってくれることでしょう。プログラムやチケットの購入は八角樓の販売コーナーでご確認ください。
ミニ情報
- レストランの最低消費額は100元です。
お店からのメッセージ
記者コメント
紅樓はその歴史的に文化や芸術のエッセンスが加わり、とても魅力的なスポットに生まれ変わりました。昔と今の台北が楽しめる紅樓に足を運んでみてください。(記者:詹先生)
最終更新:2013年12月25日