袖珍博物館
(ショージェンボーウーグァン)  
 世界有数のミニチュアコレクションを誇る「袖珍博物館」。小さいながらも、本物と同じ作りのミニチュアを見ていると、自分も小人になったような気分になります。
 膨大なコレクションの中には、大変価値のあるものも多く含まれています。
住所 台北市建國北路一段96號B1
電話番号 (02)2515-0583
アクセス MRT松江南京駅から徒歩約10分
参観時間 10:00-18:00
(チケット購入は17時まで)
定休日 月曜日
(月曜が休日の場合は、翌日休館)
旧暦の大晦日と小年夜
(旧暦の12/29、12/30)
ウェブサイト http://www.mmot.com.tw/
(取材:王小姐)

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※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。

小人の王国

館内の様子

 このミニチュア博物館は世界屈指のミニチュアアートコレクションを誇る博物館であり、アジアで唯一のミニチュアアートばかりを集めた専門博物館として知られています。
 館内には200余りのコレクションが展示されており、世界中のミニチュアアート評論家たちが、この四半世紀で十大傑作の一つと称する「ローズハウス」や、世界最小のミニチュアアートと言われる「木の上の鉱坑」、世界最小のテレビを収めた「ゲストハウスでテレビを」、制作費が1千万元以上の貴重な作品「バッキンガム宮殿」など、数々のレベルの高いミニチュアアートを見ることができます。



ミニチュア豆知識
 ミニチュア博物館のコレクションには大きく分けて2種類の展示品があります。
 1つは家を丸ごと縮小したような「ドールハウス」、もう1つは部屋に焦点を当てた「ルームハウス」と呼ばれるものです。
 ミニチュアアート作品の世界標準縮尺は1:12。実物を12分の1に縮小したものになります。
 もちろん、縮尺が小さいほど精密度が上がり、作成は難しくなります。
ミニチュアアートの起源
 ミニチュアアートの起源は16世紀のドイツに遡ります。
 一人の王子が娘の子供部屋の整理整頓を教育するためにミニチュアの模型ハウスを造りました。あまり手の込んだものではありませんでしたが、部屋の中には本物と同じものが置かれていました。このドールハウスの噂は、瞬く間に皇室中に広がりました。さらに通婚や貿易などを通してドールハウスはオランダ、イギリス、アメリカへと伝わり、ミニチュアアートが世界で注目を浴びるようになったのです。その後、標準縮尺は1:12と統一され、ミニチュアアート作品の軸が出来上がりました。
 ミニチュアアートは見かけこそ小さいものの、すべての作品は本物に使われている材料を用いた縮小版であり、壁紙、椅子や机、照明、テレビ、ワインボトル等、一切ごまかしのない世界です。壁紙、椅子や机は小さいながらも精巧であり、照明の電球は米粒くらいの大きさしかありません。そんな米粒大の電球でも、本当に光を発することができるのだから驚きですよね!また、テレビの大きさは親指ほどの大きさですが、価値も品質も本物と変わらず、画面に実際に映像を映すことだってできるのです。爪ほどの大きさしかないワインボトルにだって、中には本当のお酒が入っています。製作者の熱心な細工や技には本当に溜息が漏れてしまいます。

 部屋の中には美しい西洋人形、精巧な造りのドールハウスや可愛らしいぬいぐるみ…。ミニ機関車が部屋の中をぐるぐると走り回る様子を見ながら、おもちゃ箱をひっくり返して遊び、疲れたら人形を抱いて眠りに就く…。こんな光景が小さな男の子や女の子の夢なのではないでしょうか。

 10年以上前、林文仁さんと林楊錦梅さんという、娘をこよなく愛する両親がありました。子供たちが贈り物を目にしたときの笑顔が見たいばかりに、出張で世界各地を回る傍ら、精巧な人形、ドールハウス、模型、小さなおもちゃなどを集め続け、いつしかこのコレクションが夫婦の趣味となりました。
 コレクションの途中に、2人はひょんなことからオランダで繊細な造りの可愛らしい「ミニチュアアート」に触れることになります。この後、彼等は様々なドールハウス、ミニチュア家具、ミニチュア装飾品などを集め始め、家族と共に夢の国を造り上げることに夢中になりました。

袖珍博物館はアジア最大の、世界では2番目の規模を持つミニチュア博物館です 繊細で愛らしい作品の数々 精巧な作りのドール

 さらにその後、国際ミニチュアアート協会に加入し、様々な国際展示販売会やオークションなどに参加し、ミニチュアアートコレクションを一層深めていきました。

 台湾の人々に精巧で溜息の出るようなミニチュアアート作品を鑑賞してもらうために、彼等は1993年より台湾独自の「ミニチュア博物館」の開設に向けて準備を進め、2人でミニチュアアーティストを訪ねて回り、世界各地のミニチュア博物館やコレクターたちの協力を得て、ついに200品以上に上る多様なミニチュアアート作品を集めることができました。
 そうして、1997年、待望のミニチュア博物館がオープンしました。台湾初の「ミニチュア博物館」はアジアで最大の規模を誇ると同時に、世界で2番目の規模を持つミニチュア博物館となったのです。


 ローズハウスは、ミニチュア博物館が初めて海外から取り寄せた大作です。
 作者はReginald Twigg氏。建築を専攻する博士学生で、ローズハウスは彼の博士論文作品でもありました。
 100年前、丘の上に建てられた豪華なローズハウスは、当時のアメリカの繁栄振りを代表する建築物でした。しかし、都市計画により山が崩され、ローズハウスも人々の思い出の中にのみ残る建物となってしまいました。
 Twigg博士はこの話に心を打たれ、当時のローズハウスの豪華な風格を再現しようと決心し、データを収集し始めました。そして、ミニチュア博物館の創始者である林文仁さんと林楊錦梅さんによる経済的サポートにより、4年の歳月をかけて完成させた作品なのです。

ローズハウス ローズハウス 当時の高貴なアメリカの雰囲気をうかがい知ることができます

 ローズハウスには合計20の部屋があり、各室の壁紙、床板、内装はそれぞれ異なります。この作品当時のアメリカの高貴な雰囲気を十分知ることができる作品であり、その精巧さ、緻密さゆえに、ローズハウスはミニチュアアート雑誌Nutshell Newsで25年来の十大傑作の一つであるとして評価されました。


バッキンガム宮殿 バッキンガム宮殿 内部
玉座の間 食堂

 バッキンガム宮殿はイギリス女王の住居、宴会の場です。外観は高級タイルが敷き詰められた、壮大な中にも素朴さがある建築物ですが、室内は外観とはうってかわって、豪華絢爛な装飾が施されています。

 バッキンガム宮殿は敷地面積がとても広大なため、12分の1に縮小してもテニスコート1つ分の広さが、必要になってしまいます。このため、ミニチュア博物館では「バッキンガム宮殿」の中でも著名で、特色のある部屋だけに焦点を当て、展示しています。

 豪華絢爛な「バッキンガム宮殿」の中で最もよく知られているのが「玉座の間」であり、中央に位置する赤絨毯で造られた2つの布製椅子は、女王の席となっています。

 「広間」はバッキンガム宮殿の2階に位置し、ロビー全体は白と赤をテーマとして、天井には金箔の彫刻が浮き彫りにされています。さすがは女王の広間と言うだけあり、豪華で質感に満ちた様子は一見の価値ありです。

 1階にある食堂は赤を基調に内装が施され、壁上には歴代の女王、王子の肖像画が掛けられています。これら肖像画も特別に画家に頼んで作成してもらったものだとか。食卓の上には豪華なシャンデリアが輝きを放ち、卓上に並ぶおいしそうな料理を照らしています。うーん、中に入って味見してみたいですね(笑)。

 このほかにも、ミニチュア版の「バッキンガム宮殿」の中には「警備室」、「ロビー」、「画廊」、「舞踏室」、エレガントな螺旋階段などが収められており、この大作の制作費の総額はなんと1千万元以上にも及びます。まさにミニチュア博物館の最も貴重な作品です。これは絶対に見逃せません。


英国宮殿と兵士の大典

 「英国宮殿と兵士の大典」この作品は1:30の縮尺に基づき製作されたもので、中にはなんと680以上ものの兵隊が収められています。
 博物館のオーナーはミニチュア兵士のコレクションから始め、知らず知らずのうちに600もの兵士を集めるに至りました。それらの集めた兵士たちの壮烈な姿を表現するためにミニチュアアーティストにこの気迫ある宮殿の製作を依頼し、兵隊の居場所を確保したとか。
 宮殿前に整列する兵士たちの様子、なんとも気勢に溢れているとは思いませんか?



木の上の鉱坑 炭鉱での生活を完全に再現しています

 「木の上の鉱坑」は1:120比で造られたもので、現在世界最小のミニチュアアートとして知られています。
 なぜ木の上に鉱坑があるんでしょう?
 それは、この作品の土台となっているのが本物の朽木だからです。朽木の上に様々な木材やその他の材料を利用して鉱坑の様子を造り上げており、鉱石を運ぶ小さなトロッコ、レール、貯水塔、給水タンク、クレーン、鉱山小屋、休憩場所など、こと細かな設計がなされています。
 この作品は、大変小さいものですが、鉱坑での生活を完全に再現したものであり、主役となっているのはもちろん「鉱山の男」。2cmにも満たない人形たちは、皆それぞれ違った表情をしています。よく見てみると、筋肉のついた逞しい体つきなども表現されているのには驚きです。


この作品の目玉は世界最小のテレビ ミニチュアでありながらちゃんと映ります ゲストハウスを再現した作品

 この作品は、お客様をもてなす、「ゲストハウス」を再現した作品で、小さな部屋の中にソファ、暖炉、照明、絨毯などが置かれています。床にはテニスラケットが無造作に置かれていています。ここのご主人はテニス好きなのかな?

 さて、このミニチュアの一番の見所は、なんと言っても、「ゲストハウスでテレビを」という作品名の通り、壁際で光を放っている世界最小のテレビでしょう!
 こんな小さなテレビでもちゃんと映るなんて・・作者のこだわりに感心してしまいます。


お洒落でかわいいお部屋

 「お洒落でかわいいお部屋」は作者の子供の頃の憧れを再現して造られました。
 室内は白を基調とし、レースがかかったお姫様のベッド、テーブルの上にはかわいらしい人形とキリンのロックチェア、大好きなメリーゴーランドの木馬まで部屋の中に置かれています。ベッドの下には女の子が夢見るコレクションボックスも備えられた、まさに憧れの部屋。女の子はずっと小さな頃からミニチュアに対する特別な思い入れがあるみたい。
 こんな部屋、欲しいなあ!


おもちゃいっぱい、元気な部屋

 ミニチュア博物館にはもともと女の子の「お洒落でかわいいお部屋」しかありませんでしたが、男の子だって「自分だけの部屋が欲しい」と思ってますよね。
 そこで、オーナーが男の子の夢を叶えるべく、外国人アーティスト「お洒落でかわいいお部屋」の作者に特別に依頼し、男の子の「おもちゃいっぱい、元気な部屋」を製作しました。
 ちょっと散らかった部屋の中には大小様々なおもちゃがあふれ、サーカスの動物やピエロ、そして兵隊のおもちゃや様々な人形が所狭しと並んでいます。ほしいおもちゃすべてを部屋に集めたような、欲張りな男の子ならではの部屋ですね。

 お母さんの「お部屋を片付けなさい!」なんて声が飛んできそうですよね。


ギフトショップとコーヒーショップ

 ミニチュア博物館のギフトショップとコーヒーショップは一体化しており、ギフトショップにはジオラマハウス、動く機関車、人形、ぬいぐるみだけでなく、ミニチュアアート製作用の道具や材料なども購入できます。虫眼鏡を使ってやっと見ることができる小さな豆辞典は人気の商品ですよ。一冊コレクションにいかが?

 コーヒーショップは博物館見学後の足を休め、コーヒーを楽しむには最適の場所。購入した戦利品(?)を取り出して眺めてみるのもいいかも…。
 ここでは紅茶、ジュースなどの飲み物やケーキ、ワッフルなどを楽しむことができます。アフタヌーンティーセットなら飲み物とワッフルまたはトーストのセットが120~150元で気軽に楽しめます。
 ミニチュアアートを眺めながらお茶を飲むのんびりとした午後も悪くないのでは?

 ※メニュー/中国語 英語 日本語有


チケット料金

大人チケット・・・ 200元
優待チケット・・・ 160元
(学生、65歳以上の老人、障害者など)
子供チケット・・・ 120元
(6歳~12歳のお子様。身長110cm未満のお子様は無料)
団体チケット・・・ 20人以上なら、1割引の優待があります。ただし、110cm未満のお子様は50元のクリーニング代が必要。
※VISA・MASTER・JCB使用可

ミニ情報

林克真さん
林克真さんからのメッセージ
 ミニチュアアートは、生活に密着したアートで、これらの作品は人々の心を和ませる何かを持っています。ミニチュア博物館は、動きのあるミニチュア人物や可愛らしい作品を集めた博物館であり、大人も子供も一緒に楽しむことができます。
 あなたもミニチュア博物館を訪れ、一緒に夢を追いかけてみませんか?


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