(フーイェン)
 「馥園」は飲食業界のリーダー的存在。楊淑貞オーナーの方針で、あまり宣伝・広告を行っていません。また、彼女はマスコミに出たりと、あまり目立つことが好きではないのですが、たくさんのお客様にいつまでも愛されるお店です。
 馥園に初めて来ると、明朝時代の風格ある建物に足がすくむかもしれませんね。建物自体が評価に値するレストランに入るのは、私も初めてです。

カテゴリ 江浙(上海)料理 | 広東料理
住所 台北市臨沂街17號
アクセス MRT忠孝新生駅から徒歩約3分
電話 02-2321-0279
営業時間 11:30-14:30 / 17:30-22:00
定休日 年中無休
標準予算 一人3000元程度
ウェブサイト http://www.fuyuan.com.tw/
日本語メニュー英語メニューMRT 5分予約推奨日本語スタッフ高級店カードOKクーポン喫煙席あり [記号説明]


クーポン 前菜を一皿無料サービス
※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。

目を見張る蘇州の建築物

 「馥園」のような明朝の建築様式は中国を代表する様式です。その昔、蘇州のお金持ちが、お客様を招待するための屋敷を明朝のスタイルで建てました。それが「馥園」の起源になっています。この建物は、八角楼、四方閣、そしてこの2軒を繋ぐ芸品楼の3軒の建物で構成されています。

 四方閣は地下4階、地上5階で、地上の5階は中国古来の哲理である五行(金、木、水、火、土)をモチーフとしたインテリアに、2軒を繋ぐ芸品楼は「琴(音楽)、棋(囲碁)、書(書道)、画(絵画)」をモチーフにしたインテリアにまとめられています。芸品楼の地上階はアンティークや芸術品などを展示し、一般に開放しています。その点数は数え切れないほどありますが、決して商売目的に利用するつもりはないとのこと。建物は5階建てになっていますが、外観がうるさくなりすぎるのを防ぐために、外装は3階建てに見えるように建築されています。建物の内部構成は2階と5階が宴会場、3階と4階がキッチン、1階がロビーとなっています。

 外観や店内のインテリアは、隅から隅まできめ細かい心配りに満ちています。マネージャーの楊さんは、自らの全てを、美味しいレストランを作りたいという夢に捧げて、ひたすらがんばってこられました。ここはただのレストランではありません。偉大な芸術品である建築美学を堪能する場であり、楊さんの夢が実現した場所なのです。

 この椅子(右の写真)は、中国末代の皇帝「溥儀」の書斎で使われていたという大変貴重なもの。楊さんは、この珍しい宝物を運良く手に入れることができたそうです。せっかく手に入れたこの椅子を、楊さんは惜しげもなく、1階ロビーに展示し、誰もが鑑賞できるようにしています。皇帝になった気分で悠然と腰をかけてみてはいかがでしょう?

(取材:周小姐)

みなさん大切な賓客です

 馥園は飛檐(高い軒)、が格調高く、昔懐かしい蘇州の雰囲気いっぱいです。建物全て、楊さんとデザイナーが各地を周り、それぞれの長所を取り入れたものです。さらに、自分達の意見も取り入れ、実に4年の歳月をかけ、3億元もの資金を投じ、熱い情熱をかけてやっと馥園が完成しました。

 臨沂街に静かにたたずむ馥園。ちょっと、日ごろの喧騒から避難したくなったらこの店にどうぞ。おしゃべりに夢中な台湾の物書きや、共通の志を持つ優れた学者達が、おいしい料理に舌鼓をうちながら、互いに情報交換をしたり、琵琶の生演奏を楽しんでいます。明朝時代の大富豪のお宅に招かれたような優雅な気分に浸れます。店から出る頃には、すっかり心が和らいでいますよ。
フランス料理のようなテーブルマナーで、中華料理を!

 馥園を設立する時、楊さんは「中華料理は世界でも知名度の高い美味しい料理だが、大皿に盛ったお料理を複数の人で取り分けるスタイルはお客様にちょっと失礼だし、主催者が招待されたお客様にまで手を煩わせることになる」と考えました。そのため、お料理を1人分づつ食器に盛り付け、ナイフやフォークを使っていただくスタイルを採用。当時の台湾ではこのようなアイデアはとても先進的で、後に多くのレストランがこれに習いましたが、その動機となった思いやりの心までは真似できませんでした。

 馥園の料理は上海料理をベースに、フランス料理の技法をふんだんに取り入れています。これは、中華料理にフランス料理のような気品をもたせるためでもあり、中華料理の可能性を広げるためでもあるんですよ。
お勧め料理

冰清玉露翅(単品 600元)
 ビンチンユイルーチー
翡翠官燕(単品 1,500元)
 フェイツイグァンイエン
 こちらは、なんとフカヒレをメインにした前菜。大きなフカヒレに透明な鶏肉の煮凝りをからめており、つややかです。

 口にすると、鶏スープのコクとフカヒレの新鮮で濃厚な味わいがからみ、南イタリアから輸入したロマンレタスと一緒に食べると益々食欲が出てきます。
 鮮やかな草色をしたスープは甜豆(スナックエンドウ)から作られています。

 燕窩(燕の巣)はマレーシアなどから輸入しています。こんな珍しくて、健康に良い料理なんてめったに食べれません。感動が味わえますよ。

法式鮮鵝肝(700元)
 ファーシーシェンイェーガン
金盞海鮮(200元)
 ジンジャンハイシェン
 フランス料理の定番素材フォアグラと中華料理の代表格「百頁豆腐」を組み合わせた料理。

 フランスのフォアグラが大きいのは、ガチョウの飼育方法が違うため。フォワグラ用に飼育されたガチョウの肝臓は通常よりとても大きく、焼くと新鮮な肉汁が溢れます。

 熱々のフォワグラをソースをつけて、百頁豆腐を一緒に口に入れて味わってみてください。中華料理と西洋料理が融合し、絶妙な美味しさです。
 春巻きの皮は高温で揚げた後、花のように盛り付け、中央に、甜豆(スナックエンドウ)、草(ふくろたけ)、エビ、貝柱に少しXO醤を加えて炒めたものをのせています、あっさりした味わいですよ。

富貴鶏(単品 300元)
 フーグィジー
香芒酪(単品 100元)
 シャンマンナイラオ
 この料理は、前日までに予約が必要です。

 馥園の鶏肉の肉質は柔らかで、弾力もあります。鶏肉の中に、椎茸、タケノコなどを入れ、白菜漬けで包み、さらにラップで覆って土窯に入れてとろ火でじわじわ煮ていきます。

 フォークとナイフで鶏肉を切り分けていると、タケノコと椎茸の香りが勢い良く立ち上がり、食欲をそそります。
 「口に入れたら、すぐにとろけてしまいます」。グルメ番組で必ずでてくるコメントですよね。これを実際に体験したくありませんか?

 このマンゴーババロアを食べると、「すぐにとろける味」が実感できますよ。また、ババロアの上に新鮮なマンゴーから絞った、濃厚な100%マンゴージュースがかけられています。缶ジュースは全く使っていませんよ。

 日本人観光客の皆さんは、これを食べた後、マンゴーババロアをいくつか買って帰り、ホテルでゆっくり味わうそうですよ。

■その他のメニュー例
一品烏參 800元 紅燒排翅 1,500元
牛子排 300元 鶏汁官燕 1,500元
松露蘆筍 200元    
お土産にお茶はいかがでしょうか?

■金萱烏龍茶
一缶箱 750元 二缶箱 1,500元
ミニ情報

  • 毎晩19:00〜21:00に貴賓室を利用すると、10分間の琵琶演奏を楽しめます。
  • 60元でマンゴーババロアのお持ち帰りができます。
  • バレーパーキング(駐車代行サービス)をご利用になれます。入り口で、係りの人に車のキーを渡してください。

記者:周小姐
理事長 楊淑貞 さんからのメッセージ
 「馥園」は、初めて中華料理に西洋料理のテーブル作法を取り入れた店です。お一人様ずつ食器に盛り付けるスタイルの、オリジナル中華料理コースは、国内外の美食家に大好評で、私共も大変うれしく思っております。
クレジットカード可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS) 座席数 200 要予約 日本語を話せるスタッフがいます。 広域マップはこちら



最終更新:2007年12月18日 copyright(C)