完璧にウイグルの家庭料理を再現
 新疆野宴は、台北の敦化ショッピングエリアにある、台湾初、そして唯一のウイグル料理専門店です。オーナーの林さんは、長年ウルムチ近辺を旅して、だんだんウイグルの人たちの意気盛んで情熱的な性格と、いい香りのする辛口のウイグル料理がとても気に入ったのだそう。それで、地元の人たちに料理を習い始めたそうです。林さんは修業が終わるとすぐに、この正統派ウイグル料理とウイグル文化を台北の人たちにも伝えようと考えました。
小さな路地の高い位置に、新疆野宴の文字の入った旗が見えるので、すぐに店の位置が分かりますよ。赤いちょうちんも付いてあり、ちょっと昔の中国の旅館のような雰囲気です。木製の小さい橋を歩いていると、お店の中から楽しい笑い声がいつも聞こえてきますよ。
店内に入ると、いろいろなものが目に入ります。ペルシャ風のウイグルカーペット、美しい踊り子の衣装、きれいな真珠で作った帽子、回族(イスラム系少数民族)の人がデザインした土瓶など、これらすべて林さんがウイグルから持って帰ってきたものなんです。店長の祝さんと店員の制服も、ウイグル少数民族の代表的な服装なんですよ。
店内の内装は、古代そのままといった感じの黄色い泥壁を使用しています。また、古木の柱と木の床が、店の雰囲気を一段とアップさせています。これは直接ウイグル砂漠から材料を運んで建てたのだそうです。
 私が好奇心いっぱいの目で店内を見渡していると、祝さんは壁に掛かっている木製カップを指して、とても自慢気にこう話してくれました。「この取っ手のある木製カップは、オーナーが作ったんですよ。ほら、これで400ccのビールをグイっと飲むと、ウイグルの人たちのように豪快に酒を飲んだりお肉を食べたりしている気分になるでしょう?」
早く私もこのコップで飲みたくなってきました・・・!これはお店の宝物と言っても過言ではないですね。
店内の雰囲気とウイグル民謡が組み合わされば、誰もが情熱的な雰囲気を体中で楽しむことができます。祝さんは、「ここはたくさんの会社員や若い学生たちの、飲み会場所にもなるんですよ。また、日本の留学生たちにも人気があるんです」と教えてくれました。営業時間は夕方5時からですが、いつも6時半ぐらいにはすでに満席状態。でも予約ができるので大丈夫ですよ。予約なしで行くと、外で待たないといけないかも・・・。 |
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自分で調理するのがウイグル式焼肉
他の焼肉店と違って、新疆野宴は自分で楽しんで焼くことができるのが特徴です。ウイグルの焼肉は塩、花椒(ワージャオ)、孜然(ジーラン)という香辛料のみの味つけです。不思議なことに、普通の焼肉と比べて、全然油っこくありません。
この美味しい串焼きはとても簡単に調理できます。焼くときに塩と花椒を掛け、肉の表面の色が変わったときに孜然を掛けるだけ。これで完了です。野菜類の串焼きは、焼いた後でちょっと塩を掛けるとさらに美味しくなります。
※孜然・・・香辛料のクミンシードの一種。
※花椒・・・中国に自生する山椒の実を、粒のまま乾燥させたもの。 |
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「十串羊肉一口鍋」 |
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羊肉串・ 羊小排
カオヤンロウチュアン(70元)
カオヤンシャオパイ(150元) |
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上選牛舌
カオシャンシェンニュウシェー(150元) |
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ウイグル料理のメインは羊肉です。一番人気がある料理は 羊肉串(羊の串焼き)です。ウィグル式羊の串焼きには孜然を香料として加えます。この香辛料はモンゴル、中東、インドを中心としたエリアでは一般的に使われていて、エキゾチックな香りがします。
孜然は茴香(ウイキョウ)の一種で、肉の生臭さを取り除きます。また胃にも良く、養生効果もあります。だから、ウイグルの串焼き料理にはたっぷり使います。また、ウイグルとイランの辺りは昔、「安息」と言われていたので、孜然は「安息茴香」という別名もあります。
新疆野宴の 羊肉串は、オーストラリアにて処理され直接空輸される、14ヶ月以内の羊のリブを使用しています。台湾では一切再処理をしていないので、肉の鮮度が落ちるなどの心配もありません。それに、一本の串に刺さっている肉の質も均等ですので、焼きあがった 羊肉串の味は絶品です。とある女性は、一気に16串も食べたけど、もっと食べたい、と言ってたそうですよ!
羊肉串以外にも、美味しい 羊小排(羊の骨付きリブ)と食感の良い 上選牛舌(特上焼き牛タン)も人気料理です。もし内臓系がお好きなら、祝さんのオススメ料理 羊肚串(羊のモツ焼き)と 羊腸串(羊の腸焼き)もどうぞ。とっても美味しいですよ!
※十串羊肉一口鍋・・・羊肉の串や鍋がいっぱいで、食卓がにぎやかな様子。
※茴香・・・バーブのフェンネルともいいます。 |
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新疆酸辣子鍋
シンジャンスァンラーズグォ(360元) |
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お次は新疆酸辣子鍋です。ウイグル料理の中でも、とても有名な辛い鍋です。地元の人は、白菜などのいろんな野菜と、レモンなどの果汁をスープに入れて、羊肉と一緒に煮ます。完成する前に、少し辛い油を入れると出来上がりです。
林さんはこの鍋にちょっと手を加えました。手作りのクワイ入りの豚肉団子と、鶏肉とイカの団子を入れます。2つの団子は口当たりがよく、ホロホロした食感も楽しめます。最初にスープを飲むと、白菜の甘さとフルーツの甘酸っぱさが口の中に広がります。さらに飲むと、だんだん辛くなってきますよ。 |
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テーブルにはウイグルのごちそうが盛りだくさん! |
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涼拌皮牙子
リャンバンピーヤーズ(60元) |
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ウイグル式串焼きと辛い鍋を食べた後は、ちょっと休憩・・・。そんなときは、「涼拌皮牙子」はいかがですか?
この皮牙子とは、実は玉ネギのことなんです。林さんは日本から輸入したものを使います。千切りにするとまったく辛くなく、特製の香辛料とソースをつけると、さっぱりした味わいです。またしても食欲が湧いてきました・・・! |
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大盤
ダーパンジー(220元) |
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琥珀四色
フーポースーセィ(200元) |
宴会といえば大皿ですよね?実はこの料理は宴会によくでる料理なんです。
大盤 は、丈夫な鶏肉、ジャガイモ、ニンニク、干し唐辛子、草果(ツァオグォ)を一緒に炒めた後、蓋をしてとろ火で煮ます。鶏肉はいい香りがし、本当に美味しくて、口では言い表せません!ニンニクはまろやかで、じゃがいものように柔らかい食感です。
※草果・・・中国の雲貴高原や南疆の近くで使われる香料
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ウイグルは水の少ない地域なので、野菜の種類も多くはないです。だから、地元の人はウリや果物を野菜の代わりとして料理に入れます。
例えば、この琥珀四色は香瓜(メロンの一種)、干し葡萄、アスパラガスとパプリカピーマンを組み合わせたのものです。ウリや果物のサクサクした食感と、塩辛さと甘さの絶妙な加減が女性に大人気です。 |
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雪花甜瓜
シュエホアティエングァ(70元) |
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紅 冰山雪蓮
ホンツァオビンシャンシュエレン(60元) |
メイン料理を食べた後で、美味しいデザートを2つ紹介しましょう。
私はこのメロンで作った雪花甜瓜が大好きになりました!麺皮(小麦粉から作った皮)ではなく、威化紙(中国オブラート)を使ってメロンを包み、小豆餡で封をした後、ほんの少し小麦粉を表面につけて、低温で揚げればもう出来上がり。
とても軽い感じのデザートで、食べるとサクサクしています。メロンと小豆餡を一緒に食べると、たまらない美味しさです。熱々でも冷めてからでも、どちらも美味しいですよ。
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珍しい冰山雪蓮子(蓮の実)と を一緒に煮た冰山雪蓮は、 のふんわりとした甘みと、つるつる感と弾力を備えた蓮の実のデザートです。補血と美容の効果があるので、女性のお客様に大人気のメニューです。 |
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3日肉を食べなければ痩せ、1日お茶を飲まないと病気になる |
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尼夏拉
ニーシャーラー(80元) |
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・・・そんなことわざがあるくらい、ウイグルの人は毎日必ずお茶を飲むのだそう。ですから、彼たちにとってお茶はとても重要です。
新疆野宴では、中国南疆・雲貴高原の茯茶と普 茶が飲み放題です。辛いものを食べた後のお口直しにもいいし、痩せる効果もありますよ。
お茶とお酒以外で、オススメの飲み物がこの、「ウイグルのコーラ」と呼ばれている大人気の尼夏拉です。これはノンアルコールのカクテルで、ザクロジュースとレモンジュースをミックスしたものです。飲む前に、上に乗ったクリームをかき混ぜてください。甘酸っぱい味にふんわりとミルクの風味が混ざり合い、辛口のウイグル料理にはピッタリの飲み物です。
※茯茶・・・緑茶を自然発酵させた黒茶の一種。
※普 茶・・・後発酵の代表的なお茶。 |
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その他のメニュー
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青椒串(チンジャオチュアン)/ピーマンの串焼き(40元)
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香 串(シャングゥチュアン)/しいたけの串焼き(50元) |
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ミニ情報
- 平日の18:30〜22:00と休日の17:00〜23:00は一番混み合う時間帯です。予約なしで行くと、1時間待ち・・・ということもあります。
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記者:黄小姐 |
あなたは今まで大草原を馬で駆け巡りたい、もしくはウイグルの人たちのように豪快に肉を食べ酒を飲みたいと思ったことはありませんか?このお店なら、そんな夢を叶えてくれますよ! |
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店長 祝 さんからのメッセージ
美味しいものはいろいろなところにあります。もちろんウイグルにもありますよ。 |
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クレジットカード可(VISA、MASTER、JCB) 座席数
80 日本語の話せる店員がいます。 広域マップはこちら |