你家我家客家菜

ニージャーウォジャークージャーツァイ

你家我家客家菜

 オープンして40年近い老舗の客家料理レストラン。伝統的な客家料理は、ご飯と相性の良い、炒め料理、塩辛い濃い味付けの料理、お酢を使った料理が多いのが特徴です。お店の客家料理は伝統的な客家料理をうんと洗練させたものなんですよ。

MRTの最寄駅から徒歩5分程度で行ける範囲。予約して行くことをお勧めします。クレジットカードが使えます。クーポンがあります。 [記号説明]

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カテゴリ 客家料理
住所 台北市吉林路135號
アクセス MRT行天宮駅1番出口から徒歩約5分
電話 02-2564-1889 / 02-2561-1869
営業時間 11:30-14:00 / 17:00-21:00
定休日 月曜日、旧暦の大晦日と1月1日
標準予算 一人300元程度
備考 クレジットカード可 (VISA、MASTER、JCB)
座席数:120席
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客家の伝統的な食文化が味わえる

你家我家客家菜の店内 かつて中国大陸を放浪していた客家民族。どこに行ってもよそ者なので、客家と呼ばれてきました。その一部は台湾にもやってきて、各地で客家の集落を形成しました。その客家の人々は、勤勉で倹約、そして飾り気がありません。これらの気質が客家の美食文化にそのまま反映されています。客家人の料理は盛り付けより、食材に大変なこだわりがあり、できるだけ本場の食材を使っています。客家料理は良い香りで、ボリューム満点、塩味・酸味の効いた濃厚な味わいが特徴です。

(取材:楊嘉怡)

老舗の客家料理レストラン

你家我家客家菜の入り口
你家我家客家菜への数々の賞状

 你家我家客家菜は、台北市で開催された旗艦商圈(中山北路を中心にした商業エリア)のネット投票でチャンピオンを獲得したこともあるグルメご用達のお店です。

你家我家客家菜の店内

 このお店がオープンしたのは1975年で、40年近い歴史のあるレストラン。オーナーもオーナー夫人も客家人で、伝統的な客家の家庭料理を伝えるためにこのお店を始めました。開店当初はオーナー夫人が一人で担っていた厨房も、これまでに数え切れないほどの弟子を迎えてきました。你家我家客家菜は客家の伝統の味にこだわり、一度食べるとまた食べたくなる懐かしい味を提供しています。それはまるで故郷の味のように、お客の心に深くしみ込んでいくのです。

 店内は家庭的な雰囲気で、広い空間に、うっすらとオレンジ色のライトが心地良い食事空間を演出しています。壁には古色蒼然とした書画がかけられていて、台湾の昔懐かしい雰囲気が色濃く出ています。

客家料理の源

 昔の客家人は畑や山々で真面目に肉体労働をしていたため、消耗した身体にエネルギーと塩分や水分を補い、脱水症状をおこさないような食事をしていました。また平和な時も緊急事態に備えるため、保存食として塩漬けをたくさん作り置きしていました。

 そのため伝統的な客家料理は、保存のために乾燥させたもの、カロリーの高い炒め料理、塩辛い料理が多く、これらはご飯にぴったりです。高カロリー、塩辛い、酸っぱい、いい香りといった特徴があります。

客家風点心もあるかも

 客家では家庭料理以外にも、客家人に伝わる特別なグルメがあります。客家料理のほとんどは米かもち米が使用されますが、年配の客家人は板條(きしめん)や米苔目(ライスヌードル)、湯圓(団子)、麻糬(餅)、客家菜包(客家風野菜まん)、板粽(客家風の粽)、蘿蔔糕(大根餅)など、米から作るアレンジ料理が大好き。你家我家客家菜のオーナー夫人も、これらの伝統的な客家点心については、かなりの腕前です。ただ点心作りは手間ひまがかかるのでお店では時々提供されるだけなのだそう。運良く店内の壁に張り出された新メニューを見つけたら、ぜひオーナーに聞いてみてください。客家伝統の点心が食べられるかもしれませんよ。

おすすめメニュー

紅燒蹄膀/黒豚肉の煮込み (大550元/小450元)

紅燒蹄膀/黒豚肉の煮込み紅燒蹄膀/黒豚肉の煮込み

 上質な黒豚肉を先に油で揚げて水分を飛ばしてから、弱火で6時間煮込み、蒸篭で蒸しています。最後に梅干菜(高菜のような漬物)の上に盛り付ければ完成です。揚げる、煮込む、蒸すという工程を踏むことで、余分な油を落とし、濃厚で香ばしい煮込み汁が肉にしみ込ませます。お皿にドンとのった肉の塊は、深い色合いで皮はツヤツヤ。脂っこくないだけでなく、口に入れた瞬間に溶けるようです。香ばしくやわらかな食感で食欲をそそる一品。ぜひ熱々のうちに白ご飯にのせて食べてみてください。香りが口の中に広がりますよ。

薑絲大腸/千切りしょうがとホルモンの炒めもの (180元)

薑絲大腸/千切りしょうがとホルモンの炒めもの薑絲大腸/千切りしょうがとホルモンの炒めもの

 薑絲大腸は客家の代表的な料理のひとつです。厳選したホルモン(豚の大腸)は食感がぷりぷりで、臭みや脂分はほとんど感じられません。ショウガの千切りも細く柔らかいものを選び抜くこだわりよう。厳選したショウガとホルモンの組み合わせこそが最高においしいのだそうですよ。この絶妙な味付けは企業秘密とのことで、ぜひお店で食べてくださいね。ショウガと酢のコンビネーションはさっぱりしていてとても食べやすいので、ホルモンが苦手な人にも食べやすい一品ですよ。


塩焗鶏/客家風チキン (250元)

塩焗鶏/客家風チキン塩焗鶏/客家風チキン

 客家料理の塩焗鶏は中国の塩焗鶏とは少し違います。このお店では花蓮産の地鶏を特製ソースに浸し、味をしみ込ませてから蒸したもので、鶏肉は脂っこさがなく、弾力のある肉質でとても食べやすいですよ。客家人愛用の桔子醤(金柑ソース)は、とても香り高く、甘酸っぱい金柑ソースが鶏肉の新鮮な甘味を引き出し、さっぱりと食べられます。

糖醋黄魚/白身魚の甘酢あんかけ (時価480元~580元)

糖醋黄魚/白身魚の甘酢あんかけ糖醋黄魚/白身魚の甘酢あんかけ

 糖醋黃魚は新鮮でおいしくて食が進む一品です。客家の酢と砂糖で甘酸っぱいソースを作ります。包丁で切り込みを入れて揚げた白身魚の身は花のように開き、そこへソースをかけ香菜を盛り付けます。新鮮な甘味のある白身魚と客家特有の甘酸っぱいソースはとてもマッチした味わいです。


客家小炒/客家風炒め (198元)

客家小炒/客家風炒め客家小炒/客家風炒め

 客家小炒は伝統的な客家料理で最も代表的な料理といえます。昔の客家人は生活が貧しく普段はほとんど肉を食べられませんでしたが、お正月には肉あり魚ありの盛大な料理で神様や先祖にお供えをしたそうです。そして食べ残った豚バラ肉やスルメイカなどを細切りにして揚げたものを保存しておき、好きなときに野菜と一緒に炒めて食べたのが客家小炒のルーツです。今では、客家人にとってなくてはならない常備料理になっています。豚バラ肉、乾燥スルメを水で戻したもの、ネギ、にんにくの芽、醤油など、簡単な食材を使って、塩気と甘味、香りのあるおいしい一品に仕上げます。客家料理を食べるなら客家小炒はマストメニューです。

客家茄子炒九層塔/客家風ナスとバジルの炒めもの (120元)

客家茄子炒九層塔/客家風ナスとバジルの炒めもの

 大き目にカットしたナスに、台湾バジルやにんにく、香味野菜を入れピリ辛味に仕上げた、濃い目の味付けの一品です。大量の香辛料を加えて炒めていて、にんにくの味や辛さ、塩辛さ、ほのかな甘さ、ナスの味とそれぞれの味わいを感じることができます。また台湾バジルの独特な香りも広がりますよ。やわらかく炒められたナスは香ばしく、口に入れると、きめ細かな食感で味覚を楽しませてくれます。

ミニ情報

オーナー 藍清雨さんからのメッセージ

オーナー まだ台湾に客家料理店がない頃、「你家我家客家菜」を立ち上げると、後に続くレストランもこれに習い、店名の最後に「客家菜」と付けるようになりました。それから客家料理はじわじわと発展するようになりました。30年もの間で、当店で修行した弟子達は数多く、独立後は自分の客家料理レストランを持って活躍しています。当店は、これまで伝統的な客家料理の味を守りつづけてきました。どれも正真正銘の本場の味です。ぜひご賞味ください。

記者コメント

記者 オーナーのフレンドリーさが、客家料理の素朴で親しみやすい味わいと重なります。客家料理は客家人の家庭料理といっても、味付けや盛り付けにはとてもこだわりが感じられ、食べてみると懐かしい気持ちになります。台湾料理に比べやや濃いめの味付けで食が進みますよ。台湾のさまざまな料理を食べるのが好きな人には見逃せないお店です!

(楊嘉怡)