(ホンドウシーフー)
 「紅豆食府」は、モダンな雰囲気と正統派上海料理を融合させ、伝統的な江浙料理レストランのイメージを払拭。あっという間に、台北美食界にその名を轟かせるようになりました。
 開店からわずか数年で、多くのスターたちがこの店を訪れるようになりました。日本でも有名な歐陽菲菲も常連客の一人。いつもご主人と来店されるそうですよ。

カテゴリ 江浙(上海)料理
住所 台北市敦化南路一段246號B2
アクセス MRT忠孝敦化駅から徒歩約3分
電話 02-8771-5511
営業時間 11:30-14:00 / 17:30-21:00
定休日 年中無休
標準予算 一人700元程度
ウェブサイト
日本語メニューMRT 5分日本語スタッフカードOKクーポン喫煙席なし [記号説明]


クーポン 上海風点心を一皿無料サービス
※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。
紅豆食府の店鋪一覧
本店 SOGO敦南店 遠企店
南国の紅豆は相思相愛の証

 「紅豆南国に生じ、春来たりなば幾枝を発す、君に願う多く採りてつまはさめよと、この物最も相思なり」。(紅豆は南国で生え、春になったらたくさんの実をつける、あなたにはこれをたくさん採ってほしい、なぜならこれは相思相愛の証だから)

 唐の詩人「王維」のこの詩から、中国では紅豆を「相思豆」と呼ぶ慣わしがあります。シェフが故郷の中国を思う気持ちを受け、店名を「紅豆食府」というセンチメンタルな名前にしたそうです。上海料理店は伝統的に「○○園」と名づける習慣があり、この店名だけでも「紅豆食府」のかっこいい雰囲気を感じることができます。

 今では台北の若者も、上海料理とくれば「紅豆食府」を思い浮かべるようになっています。

※紅豆:トウアズキ(アズキの一種)

(取材:黄小姐)

黒と白のモダンなインテリア

 店に足を踏み入れると、すぐに黒と白のモダンな空間に目を見張ります。シンプルなラインを多用したハイセンスなデザインは、有名な設計士によるもの。

 壁にかかっている上海の生活風景が描かれた絵は、オーナーが上海など各地で買い集めたもので、まさに優雅さとトレンドを兼ね備えたダイニングといえます。ボーイフレンドと一緒に来たいですね。
伝統的な味を継承

 上海料理の特徴は、塩辛さの中に甘みがあること。江浙料理の名シェフ李慶興氏はそこに現代的なテイストを加え、料理のベースとなる素晴らしいスープを開発しました。

女性が大好きなあっさり味

 女性に人気のメニューは、「鶏絲豌豆」(細切り鶏肉とえんどう豆の炒めもの)、「桂花蓮藕」(蓮根の甘煮キンモクセイ風味)、「無錫脆膳」(タウナギのカリカリ唐揚げ)、「清炒河蝦仁」(エビの塩炒め)が挙げられます。いずれも見かけは、濃厚そうですが、あっさりしててとても美味。写真を見ただけでは、信じていただけないかもしれませんが‥・。

鶏絲豌豆(480元)
 ジースーワンードウ
桂花蓮藕(100元〔小〕/180元〔大〕)
 グイホアレンオウ
 「鶏絲豌豆」に使われるえんどう豆は、7分の1の確率で選ばれた上質のものを使っています。とてもみずみしく、一粒一粒が口の中でプチッとはじける食感。

 えんどう豆の甘みと鶏肉の細切りがうまく調和し、あっさり味に仕上がっています。きっとお気に召すと思いますよ。
 前菜にお勧めなのが「桂花蓮藕」。

 しばらくねかせておいたレンコンを輪切りにし、もち米を詰めて強火で蒸しています。

 レンコンのシャリッとした歯ごたえと、柔らかいもち米の食感のコントラストが、絶妙に絡み合い、キンモクセイの香りが後を引きます。

無錫脆(420元)
 ウーシーツイシャン
清炒河蝦仁(460元)
 チンシャオフーシャーレン
 濃厚な胡麻の香りが食欲をそそる「無錫脆膳」。

 厚めに切られた新鮮な魚(鰻に似た魚)を揚げた後、甘酸っぱいソースをからめて魚の生臭さと油っぽさを消しています。こちらもサクサクした食感で、細切りの生姜と一緒にいただくと、一瞬言葉を失うほどのうまみが口の中に広がります。
 「清炒河蝦仁」は、非常に手間ひまのかかる料理です。

 鎮江酢(お酢の一種)を少したらすと、一層うまみが際立ち、どんどんお箸が進みますよ。

シェフの包丁さばき

 中華の名シェフといわれる人は、味つけや火かげんだけでなく、自分流の包丁さばきにも高いプライドを持っています。これからご紹介する二品は、プロのすばらしい包丁さばきが楽しめる料理です

火腿拌乾絲(300元)
 ホアトェイバンガンスー
酸辣參羹(260元)
 スアンラーツェンゲン
 「火腿拌乾絲」に使われている乾絲は、なんと乾燥豆腐から作られているのです。これはめったに見られませんよ。

 料理長自ら、ぶ厚い中華豆腐を、3mm幅で素早く切っていきます。これがこの乾絲です。さらに、中華ハムを乾絲と同じ3mm幅に切って、香油(胡麻油の一種)で炒めると、香ばしい前菜の完成です。
 普通の「酸辣湯」のようですが、とんでもありません。「酸辣參羹」(酢と胡椒の辛いスープ)は、シェフ渾身の力作なんです。

 先ず鶏ガラベースのスープに、細かくスライスしたさまざまな材料を加えます。次に生姜と鎮江酢を加え、酸・辣2つの要素をバランスよく整えます。そして最後に溶き卵が加わると、しなやかな口当たりでのどごし滑らか。スープのコクと風味ががさらに際立ちます。

 お好みでフカヒレを追加することもできますが、そのままでも、十分美味。多くのファンを魅了しています。

とろける美味しさ

 それぞれの食材特有の食感を大事にしてほしい。柔らかい食材は口にすると素早くとろけなくては! これが食べることが大好きな私のこだわり。次にご紹介するのは、そのとろけ具合が絶妙な3品です。

蟹黄芙蓉豆腐(380元)
 シェーファンフーロンドウフ
冰糖子排(100元/人)
 ビンタンツーパイ
 皇帝の秋のご馳走といわれる大閘蟹(上海蟹)。

 この蟹の卵を惜しみなく使った、贅沢なふんわり豆腐を堪能できます。この蟹の卵と新鮮な蟹肉が相性バッチリです。

 「紅豆食府」は、上海に大閘蟹の処理工場を持ち、捕獲された大閘蟹はすぐにさばかれ、蟹肉は炒められます。それを真空パックし台湾へ輸送しているため、新鮮度はお墨つきです。
 豚肉の赤身と脂身のバランスが絶妙な「冰糖子排」。

 暖めたスペアリブを調味料に漬け込み、油で揚げ、様々なスパイスを調合したスープで4時間以上煮込みます。

 箸をつけたとたん、肉が骨からポロリとはずれ、口に入れると肉がトロッととろけます。豚肉の甘みと脂の香りが口中に広がり、この美味しさに今度は私がとけてしまいそう・・。

(中華風もち)の進化系

 「年」は柔らかく、もちもちした食感の中華風もち。台湾ではお正月だけでなく、おもてなし料理にも頻繁に使われています。

醤爆青蟹年(700元(約2〜4人分)※毎兩70元(1兩は約37.5g))
 ジャンバオチンシエニエンガオ
心太軟(180元)
 シンタイデュエン
 「寧波年」は、温度変化を利用して、違った食感を生み出しています。

 店が薦めるオリジナル料理「醤爆青蟹年」は、大人気メニュー。

 青蟹(わたりガニ)のみずみずしくて柔らかい蟹ミソや、蟹肉、さらに細切りにした葱と生姜、枝豆などの食材を取り合わせ、豆瓣醤(熟成させたそら豆味噌に、各種香辛料を加えた香り高い辛子味噌)を加えて、色と味、香りも完璧な一皿に仕上がっています。
 鶏の心臓みたいな形のナツメで、柔らかなお餅を挟み、蒸しあげています。

 ナツメの甘酸っぱさがお餅に移り、キンモクセイの香りが漂う、ステキなデザートです。


原点に返った上海点心

 このお店の洗練された点心を食べずして、帰るわけにはいきません。

葱油餅
 ツォンヨウビン(70元)
 「葱油餅」(ねぎ入り中華風クレープ)はちょうど一人前の量です。

 生地の中には細切り葱、白胡麻や細切りハムが練りこまれているため、とてもいい香り。サクサクの食感もたまりません。調味料を付けなくても、十分美味しい一品です。

蘿蔔酥餅
 ルオボースービン(70元/3個)
小籠包
 シャオロンバオ(160元)
 「蘿蔔酥餅」(大根パイ)もお勧め。

 何層にも重なったパイ風の生地の中に、細切り大根と金勾蝦仁(エビ)が入っています。

 こちらも口にすると、ポロポロと崩れる皮と、エビの香りが絶品です。
 上海点心の代表格といえば薄い皮に肉汁がいっぱい封じ込められた「小籠包」

 「紅豆食府」の「小籠包」は一口サイズで、女性にちょうどよい大きさ。専門店に十分対抗できるおいしさですよ。

記者:黄小姐
ミニ情報
  • 遠企支店、SOGO支店では、デパートのアニバーサリーセール期間中、割引サービスがあります。
  • 年末年始に限りテイクアウトサービスが利用できます。
  • 新光三越デパートの信義支店、京華城、SOGOデパートの忠孝店にあるレストランフロアで、このお店の点心が買えます
社長秘書室長 Elaine蔡さんからのメッセージ
 「紅豆食府」では、現代的なテイストを盛り込んだ創作料理が、伝統的な上海料理と見事な調和をみせています。幅広い年代のお客様にご満足いただけることと存じます。
クレジットカード可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS) 座席数 150 日本語を話せるスタッフがいます。 広域マップはこちら



最終更新:2007年12月19日 copyright(C)