(ジューリーグァン)
 台湾で中国茶ブームが下火になった1996年頃、廃業する茶芸館が相次ぎました。その時、お茶を愛してやまないオーナーは、台湾の伝統的な烏龍茶の味を守り、その魅力を伝えていくことを決意。こうして誕生したのが「竹里館」です。
 「竹里館」のしっとり落ち着いた雰囲気はたちまち評判となり、日本の各メディアにも頻繁に取り上げられています。

カテゴリ カフェ・茶藝 | 台湾料理 | その他グルメ
住所 台北市民生東路三段113巷6弄15號
アクセス MRT中山國中駅から徒歩約7分
電話 02-2717-1455 / 2717-1456
営業時間 10:00-22:00(meal 11:30-21:00)
定休日 旧暦の大晦日〜1月4日
標準予算 一人550元程度
ウェブサイト http://www.istea.com.tw/
日本語メニュー写真入りメニューMRT 10分予約推奨カードOKクーポン喫煙席なし [記号説明]


クーポン 飲食費5%割引(茶葉、茶器は除く)
※枠付きの写真は、クリックで拡大画像が別ウインドウに表示されます。
ビジネス街のノスタルジー空間

 西華ビジネス街の喧騒を抜けると、そこに竹里館があります。竹里館への道のりは過去へさかのぼるタイムトンネルのよう。

 トンネルの先には優雅な中国式庭園が現れ、石畳の脇には緑の竹がゆらめき、墨跡も鮮やかに、めでたい詩句が記された紅い寿紙が古色蒼然とした雰囲気をより色濃くしています。

 さらに、玄関に掲げられた「竹裏館」の額が、漢詩の世界に迷い込んだような気分にしてくれます。

 東西が混在した調度品、贅沢につかわれた原木、そして和風の竹製御簾と引き戸。いずれもシンプルながら、じっくり味わうに値するインテリアです。暖色ベースの落ち着いたムードに浸っていると、次第に心が落ち着き癒されていくのが実感できます。
(取材:李小姐)
先ずお茶を味わいましょう

 中国茶は発酵の度合いによって分類されます。発酵処理がほとんど施されていない「緑茶」、半発酵の「青茶」、全発酵の「紅茶」、後発酵の「黒茶」など、それぞれの色、香り、味は全く違っています。

 特に「龍井茶」や「清香茶」といった不発酵茶は香りがよく、さわやかさのなかに甘みが感じられるところから、広く日本人に好まれているようです。

 「凍頂烏龍茶」の金木犀ような甘い香りは郷愁の念をかきたてられ、鉄観音の蜜のような芳醇な香りにはうっとり。「金萱茶」の甘みは喉を滑り落ち、ミルクのような香りを口中と鼻に残します。全発酵の「紅茶」、後発酵の「普茶(黒茶など)」は芳醇な口当たりとコクのある甘さが特徴です。

 初めてのお客様にお勧めなのは、女性が最も好むといわれる「白毫烏龍茶」です。茶葉は白、緑、黄色、赤、褐色の五色に彩られ、とてもかわいらしい。英国王室では19世紀から愛飲されており、女王より『東方美人茶』の称号を授かったんですよ。
 88度から93度のお湯を注ぎ、30秒から45秒蒸らしてください。お茶の色は深い琥珀色になり、熟れた果物や蜂蜜のような独特の香りがふわっと漂ってきます。
お茶の次は食事を 美味なるメニューが勢ぞろい

 素敵なインテリアと美味しいお茶を楽しんだ後は、このお店オリジナルの「茶葉料理」をいただかないわけにはいきません。

 「茶葉料理」の特徴は、選び抜かれた食材とそれに合わせてセレクトした茶葉を、蒸す、燻す、浸す、ふやかす等、特別な方法で料理。食材と茶葉に独特の質感と風味、一体感を与えます。

 食材と茶葉そのものの味がしっかりと活かされており、栄養面も満点です。またこの「茶葉料理」は細心の注意を払って調理されているだけでなく、冷たい状態でいただく料理は、調理後にすぐに冷やせるよう、厨房に特別設計が施されています。

 ゆったりとした時が刻むこの空間で、美味しい中国茶と創作料理をいただきながら、おしゃべりを楽しめます。



龍井蝦仁(420元)
  ロンジンシャーレン
紅茶丁(320元)
 ホンツァージーディン
 新鮮なエビをさっと炒めた後、摘みたてで新鮮な龍井茶のやわらかい茶葉と一緒に、もう一度炒めた料理です。

 新鮮なエビ特有の甘みと淡いお茶の香りが舌の上ではじけます。
 台湾産の紅茶と柔らかな鶏肉の組み合わせ。

 茶葉の香りが鶏肉の油っぽさを取り除き、とてもさっぱりとした口当たりに仕上げています。

白毫玉葉鶏米(320元)
  バイハオユイイエジーミィ
 新鮮なチキンを細かく刻み、松の実やネギと一緒に油でさっと揚げます。見た目は淡白そうですが、下味がしっかりついており、チコリの器のほどよい苦味と、相性が抜群です。

腓力(420元)
  プーアールフェイリー
 オーストラリア産のビーフを、じっくりと焼き上げました。お肉はとてもやわらかく、お箸でちぎれるほど。ソースはオイスターソースとプーアール茶をベースにしており、とろりと甘いソースは食欲をかきたててくれます。

養生湯(コース料理のみで提供)
  パイグーヤンシェンタン
 さまざまなキノコが入った、ヘルシースープです。時間をかけて丁寧にだしをとったチキンスープに、季節のキノコを加えました。あっさりした優しい味わいです。

養生茶醋(コース料理のみで提供)
  ヤンセンチャーツゥ
 コースの途中で提供される、竹里館の特製ドリンクです。フルーツビネガーに、お茶の花から抽出したエキスを加えました。ほどよい酸っぱさで、コース料理のほどよいアクセントとなっています。

茶葉料理セットは700元と900元のコースからお選びいただけます。
 (1名様よりご注文可能。人数に応じて料理の品数が増えます。)

700元コース
900元コース
迎賓龍珠茶(食前茶)
茶膳小品(前菜)
紅茶鶏丁 白毫玉葉鶏米
龍井蝦仁 養生茶醋
佛手燻魚(冷菜) 龍井蝦仁
東坡肉(3名様以上でご注文の場合) 腓力
白毫玉葉鶏米(4名様以上でご注文の場合) 佛手燻魚(冷菜)(3名様以上でご注文の場合)
老茶豆腐(6名様以上でご注文の場合) 紅茶玉串(4名様以上でご注文の場合)
(8名様以上でご注文の場合) 東坡肉(6名様以上でご注文の場合)
海鮮翡翠羹 干貝蘆筍(8名様以上でご注文の場合)
  養生湯
竹筒飯
お茶ゼリー/宮廷菓子
蓋杯茶



■その他のメニュー
単品 套餐 220〜420元 ティーセット 180〜300元
手作りデザート 宮廷の味

 竹里館では手作りの宮廷式デザートもいただけます。非常に手が込んだデザートはどれも、ほどよい甘さ。

 「蓮蓉卷」(レンロンジェン)は新鮮な餅米でたっぷりの餡をくるんでいます。やわらかな弾力がとても心地イイですよ。
 「芸豆」(イードウガォ)は緑豆餡に抹茶を加えたオリジナルデザートで、とても新鮮な味わいです。

 いずれも中国の宮廷に伝わる、高級で伝統的なレシピを受け継いだ逸品ぞろいです。
ミニ情報
  • テラス席有。人数を告げて予約しておいた方が確実です。
  • 店内で茶器、陶器を販売しています。
  • 「竹里館」ならびに系列の「茶九會館 茶葉精製所」では、日本語での茶芸教室を開催中です。詳しくはお店に電話またはメールでお問い合わせください。
    お問い合わせアドレス:istea9@hotmail.com

記者:李小姐
 竹里館でひと時を過ごした方は、このお店で受けた心地よいサービスを忘れることはないでしょう。

 オーナーの黄氏はスタッフに「心」で接するように求め、みなさんに、竹里館を自分の家のように感じ、リラックスしていただきたいと願っています。
オーナー 黄徳昌さん
 竹里館のオーナー、黄氏はお茶を愛するがゆえ、中国茶ビジネスへの道を選んだと語ります。「お茶を入れる過程において、次第に心に平穏が訪れ静けさが広がっていきます。茶道には無限の真理が含まれているのです。」

 さらに、黄氏は「心は丸く、気は長く、腹は寛大に」という人生哲学を、私たちに贈ってくれました。人や世間と処する時にはゆったりとした心持で、寛大でいる事が大切なのだと改めて感じました。
クレジットカード可 (VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS) 要予約  座席数 70 広域マップはこちら



最終更新:2008年02月13日 copyright(C)